WESTEXPRESS銀河の旅 ~あとがき~ | Gomarz Blog Life

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盆栽を育むような、楽しみ。(^^

そして、あとがき。
座席隣の荷物を片付け終え、いよいよ車窓前方にハルカスの灯かりが見えてきた。
最後にスマホの動画を起動し、WESTEXPRESS銀河の天王寺到着のアナウンスと車窓風景を録画する。
名残惜しいが、明日からまた仕事が続くこともあり、天王寺でまた特急くろしおに乗り

御坊まで引き返さなければならない。
到着直前に4号車に移動し、そこにいた旅行会社の添乗員さんと車掌さんに

「ありがとう、楽しかったです」と挨拶。
定刻に天王寺駅に到着した。
後続の列車を待つたくさんの通勤客の間を縫って、私は天王寺駅18番ホームを

出発するWE銀河の編成をスマホ動画で撮影し別れを惜しんだ。

今回の旅行は、いちばん乗り慣れたきのくに線でのWE銀河乗車旅。
夜行列車がいた時代を思い出す、また、沿線の魅力を再発見する、そして117系電車への

思いを深めるといった、地元ならではの、充実した旅となってくれたように思う。
天王寺駅では一旦改札を出て、御坊駅まで迎えに来てくれる相方と自宅で帰りを

待ってくれている愛犬の桃太郎と柑太郎へのお土産にと、りくろーおじさんのチーズケーキを、

と改札前のお店に向かったが、生憎チーズケーキは売り切れ。
隣のお店で北海道チーズケーキを買って、今度は、早割14で用意していた御坊行き

特急くろしおの切符を使って改札を通った。
車内で口にするものが欲しいと思いエキナカのコンビニで細切りポテト菓子と

ジャスミンティーを買い、ホームに向かった。
くろしおが停車する15番ホームは、大阪から阪和線方面に向かう列車が到着する。

そして隣の16番ホーム大和路線奈良方面に向かう列車が到着する。
20時すぎの時間でも、主役は通勤客。
特急くろしおやはるかはその合間を縫ってやってくる。
隣に先着した大和路線快速が3分ほど遅れた影響で、

大阪環状線を後続して走る特急くろしおも同様な遅れが生じた。
が、和歌山を出発する手前でその遅れは解消しているようだった。
先ほどまでWE銀河に乗って、そしてすぐまた同じ路線を287系特急「くろしお」で乗車すると、

やはり両車両の乗り心地や雰囲気が全く違ったものであると感じる。
乗り心地や列車の加減速の快適性脳は断然後者が勝っていることに間違いない。
しかし、「117系好き」な私には、車内設備の雰囲気の良さも相まって、WE銀河に称賛をしてあげたい。
パソコンのバッテリーが心配だったため、くろしお車内での「あとがき」は戸惑ったのだが、
和泉砂川停車中のあたりで再度パソコンをつけ、これを書き始めた。
残念ながら、287系の一般車両には、フリーWiFiも、そしてモバイル電源も併設されていない。
そして気づけばもう、さっき梅酒を購入した海南をこえて、列車全面のLEDが

「次は 箕島  NEXT Minoshima」と流れている。
初島のコンビナートの灯かりもすぎて、なんだかさっきWE銀河から懸命にデジカメで

追いかけていた風景が早送りで巻き戻されていってるように感じている。
あたりまえだが、この列車には駅での長時間停車は無い。
移動を急ぐための特急列車である。
箕島駅に到着したが、次が藤並、そして湯浅、で、その次が私が下車する御坊駅である。
もう、今回の旅のゴールも、もうすぐである。
機会があればまた、いや、機会をつくってぜひまた、この旅を楽しみたいと思っている。
そして願わくば、WE銀河が走る山陽・山陰コースも楽しんでみたいと、あらためて思うようになった。
WE銀河から見えた有田川沿岸はまだ街並みが見えていたが、この時間の車窓はもう、

少ない街灯の光が見え隠れするほどの、闇の世界。
そろそろまた、パソコンを閉じて、この旅を締めくくろうと思う。
いい旅を、たくさんの方々のおかげで楽しむことができたと思います。ありがとうございました。

 



                    2022/12/14 21:35 特急くろしお29号10D席

                    藤並~湯浅駅間にて。