三浦半島バス旅(12/9)続き
いよいよ、油壷→城ヶ島 直行の【急行バス】が登場
混むかもしれないので余裕をもって並んだのに、乗客はまさかの私1人・・・
12時ちょうど、貸し切り状態で出発
シーボニア付近で南へ曲がり、西海岸増沿いの市道を行く
路線バスでは初めて通る区間
ヨットの停泊する諸磯湾をバスの車窓に見る(小学校の遠足バスの記憶が甦る)
バス停は少ないが、時間調整か、30km程度の徐行が続いた
景色を眺めるにはいいかも
屋志倉から先は、浜諸磯からの既存のバスが走る区間
海外の漁港風景を眺めつつ
✳読みは(かいと)です
長年放置されていた二町谷の埋め立て地は、ようやく開発が始まろうとしていた。
交通の便が悪すぎで、企業進出が絶望的だったが、光が差してきた。
三崎港に停車し、ようやく他の客が乗ってきた
城ヶ島内は各停になる
城ヶ島大橋は無料化され、料金所は撤去された。
数分遅れで、城ヶ島に到着
残念ながら、7分の滞在で、すぐ三崎港方面へ引き返さねばならない。
が、予定のバスがまだ来てない
今乗ってきたバスが油壺ゆきとして先に出発しそうで、三崎港までは行けるが、そんな恥ずかしい乗り方はしない。
仕方なく、バスに注意しつつ周辺散歩
昭和時代は賑やかだった土産物街はシャッターが目立った
ただ、この日はマイカーやバイクの観光客で人通りは多かった、通行料金無料の影響もあろう。
城ヶ島灯台方面は、アーケードが撤去された
城ヶ島京急ホテルの送迎バスが建物と屋根スレスレに通ったのが懐かしい。
(道幅の関係でここで、大型送迎バス→小型送迎バス(多客時は分割2往復)の乗り継ぎが生じていた、まるで「はしけ」の如く)
いつまで経ってもバスが来ないので、渡船も候補に挙がったが、向う側へ渡る便は当分後だった。
すぐ出発の白秋碑前行きに乗っても島内なので意味なし(マイカー客の遊覧目的利用にはいいけど)
発車時刻を15分ほど超過した頃、折り返しのバスがようやくやって来た
下車客多数で、三崎港辺りでは超満員だったようだ。
バスで本土へ戻って、三崎港で下車
20分ほど、昭和の街並みを散歩予定だったが、
また来れるから、いいか。
午後になると三崎港のロータリーは大渋滞で二進も三進も行かない状態
交差点で10分間立ち往生していた観光バスから、しびれを切らした観光客が降りてきた、本来はかなり危険だけど
警察が交通整理しないと駄目だ。
次に乗るのは三崎港発の【海31】(引橋)三浦海岸行き
この調子だと始発便が15分ぐらい遅れるとみて、コンビニで昼飯を調達して、もそもそ。
が、なぜか定刻に目の前に「三浦海岸」の幕を出したバスが来ていて、大急ぎで飯を飲み込んだ。
(朝といい昼といい、もし同行者がいたら絶対に呆れられる食事の実態)
慌ててドアを開けてもらって座ってほっとしたのもつかの間…
始発なのに人が2~3人すでに乗っていて、最初は違う乗り場所だったのかな?と思った程度だったが
「次は、仲崎・・」
あれ、旧市街を廻ってゆくコースに変わったのか?
「次は、北条・・」
えっ、このバスどこへ行くの?
そして、「次は台向が崎・・・」
これで確定、まるっきり違う方向のバス【海35】に乗ってしまったのに気づいた。
三崎東岡始発の(剱崎)三浦海岸行きが15分も遅れて、ちょうど(引橋)三浦海岸行きの時間に来たのだった。
疑うことなく乗ってしまったわけだ。沿線人口希薄のため、きわめて本数が少ない遠回り系統。
が、気持ちを切り替えて、剱崎周りの遠回りを愉しもうではないか。
運賃は600円近くになるが、幸い、フリーパス利用だから懐は大丈夫。
前半はだだっ広い畑の中を行く絶景、人の乗り降りはほとんどなし。
毘沙門付近の狭隘道路対策もあり、所定ダイヤは相当に余裕があり、時間調整しながら時速30km以下で走るのが恒例。バンバン乗用車に抜かれ、今までストレスを感じることが多々あった。
だが、今回はまるで「別人」
なにしろ15分以上遅れているので、畑の中をくねくねと豪快に飛ばした。
こんなの初めてで、逆に乗り間違えてラッキーだった。
江奈湾を眺める
この近くにある剣崎小学校は廃校でずっと揉めていて、まだ残っている。
剱崎からは本数がぐっと増えて、だいたい毎時2本程度
♬私「ま つ わ」
いつまでも「ま つ わ」
海沿いに下って、第2部の開幕
が、地元客はあまり乗って来ないでバンバン通過し、ダイヤはほぼ正常に。
三浦霊園入口で、世田谷区の臨海学校の帰り客らしき行列を時間をかけて吸収したため、また快調な「回復運転」になった。
数分遅れで、三浦海岸駅に着いた。
次に乗り継ぐ便に余裕で間に合ってしまった。
渋滞もなく、遅れていた国道経由便より早かったかも。
三浦海岸駅高架下には
三崎口駅開業以前の油壺マリンパーク看板が「出土」した
長らく塞がれていたからか、保存状態が良い。
これから話題になりそう
(✳12/9の記事で既報)
あれから一週間経ったが、まだ新聞社は嗅ぎ付けてないようだ。
(つづく)