NO.2778 低床車両の置き換えも進みます、今回訪問時まで撮影、亀の井バス自社発注・移籍路線車 | コウさんのコウ通大百科 PART3

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(平成24年1月〜平成30年3月の記事はPART2の内容です)

 

 当ブログでは、NO.2777におきまして、亀の井バスに所有します西鉄バスからの移籍車に関しましてご紹介しておりました。

 

 亀の井バスの西鉄バスからの移籍車は、これまでも一般路線・高速用と移籍車が導入してきておりましたが、平成29年から令和元年にかけましては大型車両も移籍車両の導入があっておりまして、これらは別府市内を運行します「ぐるすぱ」こと「ぐるっと」「すぱっと」の専用車に関しまして導入されておりまして、平成29年に「ぐるっと」・「すぱっと」向けに各1台、令和元年に「すぱっと」向けに2台の計4台が西鉄バスから導入されております。

 

 【いずれも形式PKG-RA274MAN】

 「ぐるっと」 元9466(大分200か・905、画像1)

 「すぱっと」 元9646(大分200か・906)・元9823(大分200か・959、画像2)・元9824(大分200か・960)

 

 この車の車体の姿は「ぐるっと」に関しましては緑地のラッピングが、「すぱっと」に関しましては薄い赤地のラッピングとなっておりまして、運行区間もそれぞれ異なっております。また、別府駅の発着地も「ぐるっと」が東口であるのに対しまして、「すぱっと」は西口発着となっておりまして、特別な事がない限りはそれぞれ発着地は別となっております。

 

 この時は、大分200か・906に乗車を果たしておりましたが、車内はシートなど西鉄時代の名残を残しておりまして、奥にはのれんに似せた「」も見られておりますし、Wi-Fiも装備されておりまして、観光客をはじめとした方々もインターネットを車内で楽しむ事ができるようになっております。

 

 

 また、いすゞエルガミオ(SKG-LR290J1)・日野レインボー(SKG-KR234J2)が令和2年から3年にかけまして導入されておりまして、以下画像の大分200か10-07・大分200か10-13・大分200か10-14も西鉄バスからの移籍車でもあります。こうして見ましても、外観からはいすゞエルガミオワンステップバスと言った姿が見られますが、その下の画像のシートを見ますと西鉄バスからの移籍車である事を伺わせるシート柄となっている事もわかります。

 

 (大分200か10-07)~元8514

 

 (大分200か10-13)~元2695

 

 (大分200か10-14)~元2696

 

 (車内)

 

 

 さて、今回ご紹介しますのは、亀の井バスでは平成29年から翌平成30年にかけましても移籍車両を各地から導入しておりました。今回は、今回訪問時に収めました自社発注車両とともに皆様にご紹介してまいります。

 

 

 まずその前に、これまで撮影しておりました自社発注車両であります。まずは西日本車体(西工)96MCB型架装車3台をご紹介しますが、以下の2台は日産ディーゼルスペースランナーRM(PB-RM360GAN)でありまして、大分200か・280は平成18年式、大分200か・341は平成19年式となっております。

 

 (大分200か・280)

 

 (大分200か・341)

 

 

 次は、平成22年に導入されましたいすゞエルガミオシャーシの車(大分200か・474、PDG-LR234J2)であります。この車は、平成22年からもわかりますように、西工最終年に導入されました車でありまして、他に大分200か・473及び大分200か・475も存在しております。尚、同形式で西鉄バスからの移籍車も存在しておりますが、こちらは大分200か・859、元2359(平成21年式)でもありました。

 

 

 こちらは、平成27年・翌平成28年に導入されました日野レインボーII(SKG-KR290J1)であります。平成27年導入車は3台(大分200か・683~大分200か・685)、平成28年導入車も3台(大分200か・721~大分200か・723)導入されておりまして、いずれもノンステップ車両となっております。これらは、いずれもヘッドランプが角目1灯となっているのがわかりますが、この導入車より非公式側の2番窓が固定窓化されておりまして、平成26年導入車までとの違いを見せております。

 

 (平成27年導入車、大分200か・685)

 

 (平成28年導入車、大分200か・721)

 

 (平成28年導入車、大分200か・723)

 

 

 そして、令和元年に導入されました日野レインボー(大分200か・954、2KG-KR290J3)であります。このレインボーに加えまして、平成29年にはいすゞエルガミオも導入されておりますが、もちろんこれらのミッションはAMT車となっているのが特徴でもあります。それにしても、亀の井バスでは移籍車両とともにこれまでも日野レインボーの純正車両が導入されておりましたが、この車も日野車でもありますので、日野自動車の車を好んでいる事も伺わせております。

 

 

 さて、ここからはこれまで収めておりました移籍車両であります。まずは山口県のいわくにバスから移籍して来ました車両でありまして、いずれも日野レインボー(KK-RJ1JJHK)となっております。

 

 (大分200か・824)

 

 (大分200か・866)

 

 (大分200か・892)

 

 これら車は、平成29年から翌平成30年までに移籍導入されてきました車たちでもあります。このうち大分200か・824に関しましては以下画像にもありますように「島耕作バス」として運行されていた車(山口200か・178)でありましたが、その後ラッピングが解除されまして、青一色で運行されておりましたが、その後いわくにバスからは除籍されておりました。

 

 これら車の特徴としましては、大きな特徴が4枚折戸・黒サッシである事であります。確かに上の画像のいわくにバス時代の姿を見ましても、特徴にマッチしている事もお分かりいただけるのではないかと思います。

 

 

 一方、こちらの日野レインボー(大分200か・924、KK-RJ1JJHK)は、京成グループのちばレインボーバスからの移籍車でありまして、平成30年に導入されております。この車に関しましては、逆T窓・中引戸のタイプとなっておりまして、いわくにバスからの移籍車とは違っている所が伺わせております。

 

 

 次は、日野レインボーII(大分200か・871、SKG-KR290J1)であります。この車に関しましても移籍車でありまして、かつノンステップバスでもあります。亀の井バスには平成30年に導入されておりましたが、前事業者にわずか数年で移籍される事からもわかりますように、前事業者では路線廃止や減便などで余剰になっていたのではないかと思われるようです。

 

 

 次は、同じくジェイバス架装のいすゞエルガミオ(大分200か・907、PA-LR234J1)であります。この車に関しましては、元は京成グループでもあります新京成バスからの移籍車でありまして、この車も亀の井バスには平成30年に導入されております。それにしても、このようなPA-規制車での移籍車はわかりますが、上の画像のSKG-規制車での移籍は正直早かったなとも思ってならない所ではあります。

 

 

 そして、日野レインボーHR(大分200か・896、PB-HR7JHAE)であります。この車は、元は愛知県内の大学スクールバスとして自家用として使用されていた車でありまして、平成30年に導入された車であります。これまでは前事業者は、緑ナンバーの印象しかなかった分、様々な事業者からと言う推測もありましたが、それぞれスピーカーの位置が異なると言う違いが見られましたので詳しくわからなかった事から、わかった際には正直驚いたほどでした。それでも、ノンステップバスではありますので、低床化には貢献している事には間違いないようではあります。

 

 

 今回は、今回訪問時まで撮影しました、亀の井バスの路線車に関しましてご紹介しましたが、これまでの古参車両を置き換えるべく様々な自社発注・移籍車両が導入されている事がお分かりいただけるのではないかと思います。これまでも亀の井バスでは日野レインボーを多く導入されておりましたが、新車・移籍車とも日野レインボーを中心に導入されている所を見ますと、同じ日野つながりで低床化に貢献している事も伺える所ではあります。今後も、古参車両の置き換えも見られるようになるようですが、自社発注・移籍車でそう言った車両での導入がさらに進む事には間違いないのではないかと思ってなりません。