前回ではやまぐち号運用機の二機の現況をアップしましたが、それだけで帰っても良かったんですが来たついでにスチーム号も撮って帰ろうかと思います。
この日のスチーム号運用は8630号機でした。
オマケに鉄道150周年HMまでつけてます。
元気なハチロクを撮った後は一通り扇形庫の機関車を見て帰ろうと行きます。
ふと見ると扇形車庫の中に展望客車が入ってます。
この光景って私には何か違和感でしかありませんね。
本来なら動態保存機としてC622、C612、8630、C56160が動いているはずで、たまに山口から戻ってきているC571、D51200がいて動ける機関車がいて賑やかなはずなんですが、この日はC622、D51200、C571が整備中のご様子で扇形車庫内と第二検修庫内にいるし、C612は未だ転車台外で放置状態だし、今まともに動けるのは8630とC56160だけという淋しい状態でした。
動かない蒸気機関車ばかりで人が呼べないのか? 色物風に客車を展示するために入れてるとしか、私の眼には映らなかったですね。
鉄道博物館も以前はJR西カードを持ってれば入場料の割引があったんですが、その割引も廃止されて通常料金だし赤字ローカル線の影響がこんなところにも出てるんでしょうか。
と思うとこれからは極論に言うと静態保存機関車館になってしまいそうで怖いですね。
JR東では盛岡のSL銀河も来週で終了、高崎もSL運行に乗り気じゃないし、JR九州ではハチロクの老朽化で運行中止。
新津のSLは全検を受けて来年には復帰するようですが、これもまた客車の老朽化が懸念されているし、 「これ以上は復活蒸気運行は続けられません。」とJR各社ともどこかが万歳するのを待っているような感じがしないでもありませんね。
何処かが手を上げれば「うちも、うちも」と雪崩を打って再びJR無煙化が進むことでしょうね。
これらの私の感じたことが間違っていることを祈るばかりです。
この日にスチーム号の蒸気機関車を初めて見る家族連れなんでしょうか、「凄~い! こんなに迫力あるの! カッコイイ~!」って感動されてた子供連れの若い夫婦が居たのを見ると、厳しい状況ですがこのまま鉄道遺産である蒸気機関車を動態存続してほしいと思う自分が居ました。