来春開業する「相鉄・東急直通線」のダイヤを大胆予想しました!!この記事では、平日朝ラッシュ時のダイヤについて考察します。

 

https://www.tokyu.co.jp/railway/service/activity/network/chokutsusen/pdf/chokutsusen_202211.pdf

 相鉄・東急直通線とはなんぞや?という方は、以下の記事からご覧くださいねニコニコ

 

 

 

1.相鉄・東急直通線→東横線 運行計画のポイント

(1)運行本数は、相鉄新横浜線は最大毎時11本(うち本線から直通4本、いずみ野線から直通7本)、東急新横浜線は最大毎時16本となります。新横浜始発の列車は最大毎時5本設定されます。

 

(2)東急新横浜線から東横線渋谷方面へ直通する列車は毎時4本となります。現在、菊名始発の渋谷方面行き普通列車が毎時4本設定されていますが、これがそのまま新横浜線からの直通急行列車に置き換わります。

 これにより、日吉~渋谷間の1時間あたりの運行本数は、「通特4、急行4、普通12」から、「通特4、急行8、普通8」に変更されます。急行通過駅は減便となりますが、急行停車駅は急行への乗車チャンスが拡大します。

 

 

2.東横線予想ダイヤ

 これらの情報をもとに、ダイヤを予想してみました。目黒線直通列車については省略しています。あくまでも予想ですので、鵜呑みにしないようお願いします。

〇現行

〇改正後

 既存の通勤特急と急行のダイヤをほとんど変えずに、新横浜線からの急行を差し込むと、こんな感じになるのではないでしょうか?菊名始発の普通を置き換え、普通列車の待避駅や行先を変更すれば、ダイヤの調整はつきそうです。

 新横浜からの列車がどこまで直通するかという点が注目されていますが、渋谷止まりとなるか、副都心線内の直通にとどまると思われます。最長でも和光市止まりになるのではないでしょうか。

 

3.相鉄・東急直通線→目黒線 運行計画のポイント

 

・目黒線目黒方面へ直通する列車はピーク時で毎時12本となり、うち最大5本は新横浜始発となります。現行の目黒線の急行列車がピーク時に毎時12本走っているため、急行は新横浜線との直通列車、普通は日吉発着になると思われます。

・現在は武蔵小山駅で急行が普通を追い抜いていますが、改正後は奥沢で追い抜く形に変更となります。これにより所要時間が2分短縮されます。さらに、奥沢・武蔵小山の双方で普通を追い抜く急行も6本設定され、これらの列車は所要時間が最大5分短縮されます。

 

4.目黒線予想ダイヤ

 これらの情報をもとに、目黒線のダイヤも予想してみましょう。こちらもあくまで予想ですので、念のため。

 

〇現行

〇改正後予想

 

 今までは武蔵小山まで普通を追い抜かさないダイヤだったので、急行は普通の後について走るしかなく、ノロノロ運転を強いられていました。今回の相鉄直通を機に、奥沢駅での追い抜き設備を本格供用することとなり、今までより手前のポイントで普通を追い抜けるようになるため、スピードアップするというわけです。

 東急新横浜線から目黒線へ直通する列車は、急行もしくは普通で運転するとありますが、普通列車の直通は早朝深夜とラッシュ前後に限定されると考えられます。

 また、奥沢と武蔵小山の両方で普通を追い抜く急行列車が6本設定されるとありますが、これは朝ラッシュ直後(日吉発9時台)が中心になると思われます。というのも、この時間帯は朝ラッシュが終わっているにも関わらず、日吉→目黒で20分以上かかっている列車があるためです(通常は17分)。

 

5.まとめ

 いかがでしたでしょうか。こうしてみると、既存のダイヤを極力変えない形で、新横浜線直通列車が設定されるのではないかとみられます。

 もしこの予想が正しいとすれば、新横浜線は大半の列車が急行列車となり、相鉄沿線民を中心に、速達性の恩恵を大いに受けることができるでしょう。実際のダイヤがどのようなものになるのか、注目です。