てつとお(ポケモンガオーレ、アニポケ、鉄道)のブログ

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【11004F廃車】今後も10000系列廃車の流れは続くのか妄想

こんにちは!
今回も東武の話題を書いていきたいと思います。
昨日、10000型の11004Fの廃車回送が行われました。この車両は、東上線で活躍した10両編成の未更新車でした。ところが、2019年1月に反対側のドアが10両一斉に開く事故が発生しました。
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この事故の後、同年2月に試運転を行った以外は、約4年間運用を離脱していました。結局、復帰することは無く廃車となってしまいました。
今回は事故が絡んでいたので、特殊な事情での廃車ではありましたが、10000型の廃車は初めてでした。しかし、今年の5月には10050型の11460Fが廃車となっており、10000系列全体でみると2編成目の廃車となっています。11460Fに関しては、今年のダイヤ改正の運用削減による余剰廃車でした。ダイヤ改正による余剰車が現在でも運用を離脱している状況、今後10000系列に廃車が発生する可能性はあるのでしょうか。簡単に妄想してみたいと思います。



結論からすると、余剰車に関して、廃車が発生する可能性は十分にあると思います。理由については、10000系列に使われている界磁チョッパの部品枯渇の問題もあるからです。チョッパ制御に関しては、各社予備部品が少ない中、保守に苦労しているようです。例えば、JR西日本の201系、こちらは電機子チョッパではありますが、2024年までの引退が決定しています。チョッパ制御は製造を終了している部品が多い状況ですので、東武鉄道においても予備ストックがどの程度残っているかは分かりませんが、保守には苦労しているはずです。そうなると、現役車の部品ストック確保のために、余剰車や故障車は廃車にし、現行車の延命に使われる可能性はあるのではないかと思います。いわゆる共食い整備の実施ですね。今回の11004Fに関しても、走行機器の故障ではありませんので、走行機器に関しては予備品としてストックが可能となるでしょう。今後、そういった共食い整備が繰り広げられる可能性はあると思います。
11460Fに関しては、完全に予備品ストックのための廃車であることは見え見えでしたし、共食い整備は10000系列にすぎず、VVVFでも行われていることは分かります。(250型251F廃車がその象徴です。)10000系列も2030年代には主要路線から撤退することが日本経済の記事から分かっていますが、それでも2030年代までまだ8年ありますからね。少しずつ廃車にしていき、現役車をできる限り延命しつつ、2030年代にはローカルを除き撤退、こういったビジョンが見えるような気もするところです。
今回は以上です。またも妄想記事になってしまいましたので、今回もタイトルに妄想をつけておきたいと思います(笑)特に余剰車は今後の動向に注視した方が良いのではないかと思います。
最後までご覧いただきありがとうございました!