資料として古書で購入した
1984年11月発行の 東武時刻表(沿線ガイド)3号
これを見てると 懐かしさとこんな列車あったのかという 感覚になってくる
1970年代~80年代にかけて 通勤快速という種別の列車があった
東武日光線系統のみだったが 70年代は伊勢崎線系統もあったらしい
運転区間は 浅草=(新栃木)=東武日光・東武宇都宮で
停車駅は 浅草=(各駅)=北千住・春日部・東武動物公園・幸手・新古河・藤岡・新大平下以降各駅
下り 浅草17:50発→新栃木(19:33)着・新栃木19:37発→東武宇都宮20:11着(前2両)
↓
「切り離し」→新栃木19:38発→東武日光20:43着(後4両)
上り (前4両)東武 日光5:52発→新栃木(6:54着)7:01発→浅草7:47(休日7:46)
「連結」 ↑
(後2両)東武宇都宮6:21発→新栃木(6:56着)→ ↑
そして通勤の冠名がつきながら この列車休日も運転されてました
下りの時間は平日・休日とも一緒でしたが
上りの東武日光・東武宇都宮→春日部は平日・休日とも時刻は一緒も
北千住→浅草間では休日早着になってます
北千住で平日8:30着・8:31発 休日8:26着・8:28発
曳舟では平日8:41着・8:42発 休日8:38着・8:40発
浅草では平日8:47着 休日8:46着
以上のように違いが出てたのです
車両は旧型の7800系だったがのちに5000系台が使われるように
種別表示も7800系時代は 「快速」の表示板 5000系時代は快速の表示幕で
別に通勤の表示はされなかった
上り平日・休日 休日が浅草着1分早く着く 到着番線は同じ②番線
上りは新栃木で それぞれを連結 6両で浅草へ向かう
下り 平休日とも浅草の発時刻や発車番線は同じ 17:50 1番線
この列車 新栃木で下りは切り離して 前2両が東武宇都宮行 後ろ4両が東武日光行という
輸送需要からは変に感じる運用だった
宇都宮行は混雑したのではと思うが
しかし 通勤時で快速区間があると言っても 所要時間的に準急と似たり寄ったりだったためか
この時刻表が発売された3年後の夏 1987年(昭和62年)7月に 準急に格下げ
この運行区間で 準急として平成18年まで走ったのだ
参考までに 伊勢崎線通勤快速停車駅は浅草=(各駅)=北千住・春日部・東武動物公園で 東武動物公園から先は
久喜・加須・羽生・館林・足利市・太田から各駅 だったそうだ
参考東武本線の消滅行先 (coocan.jp) 東武鉄道のページ (coocan.jp) より
資料参考 東武時刻表1985 第3号より