※今回の記事に硬券入場券は出てきません。

先週の、令和4年11月28日の因幡船岡駅です。
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因幡船岡駅は一昨年の春分の日に隼駅の硬券入場券を収集した際に立ち寄って以来、約2年半ぶりです。

一昨年は窓口は閉まっていて収集はできませんでしたが、収集記としてブログの記事にしたところ八頭町観光協会様から因幡船岡駅の簡易委託についてのコメントをいただきました。

そして先週は観光協会に事前にコンタクトを取ってから収集に出掛けました。
観光協会に協力いただいたので今回は因幡船岡駅の観光ガイドっぽい記事にします。
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因幡船岡駅の特徴の、旅客上屋と続く貨物上屋です。
昔はこのホームに張り出した貨物上屋の下で牛を貨車に乗せて出荷していたそうです。

貨物上屋の軒下には牛の体重計「牛衡機(ぎゅうこうき)」が残っています。
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この秤は「牛馬掛秤」という名称で東洋計量史資料館(長野県松本市)にも収蔵されています。

因幡船岡駅の秤は鉄道小荷物用も残っていて、そちらは隣の隼駅のホームに移設されています。

この駅のもう一つの特徴は、縫製工場が入居した駅舎です。
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駅務室部分が縫製工場に改築されたこの状態で文化庁の登録有形文化財(建造物)に登録されています。

旅客スペースは復元されています。
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一昨年の春分の日には閉まっていた窓口が開いています。観光協会から事前に情報を得ていても実際に窓口のカーテンが開いているのを見ると嬉しくなります。

窓口に係員がいます。
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事前に情報を得ていても嬉しくなります。


収集です。
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硬券は鳥取までの連絡乗車券1口座のみ設備で、他は補充片道乗車券での発売です。

一緒にその補充片道乗車券と、補充往復乗車券を購入しました。
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若桜鉄道の他の簡易委託駅と同様に発行駅欄は若桜駅発行と印刷されています。
印字はイマイチですがチケッターがあったので、補片にはスタンプ入鋏してもらいました。

許可を得て乗車券箱を撮影させていただきました。
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1口座1本のみの硬券差は、横棒に掛けるタイプではなく専用の棚板に置くタイプです。

収集しませんでしたが回数券があります。
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回数券の地紋は2色あり、どちらの券面も記載は全く同じに見えます。
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控片の表記から、様式としてはどちらもJR連絡に対応しています。
奥にチラッと見えている回数券は「若桜鉄道全線」の「線」の字が見えるのでシルバー回数券と思われます。

最後に縫製工場の委託駅員さんから聞いた窓口営業時間を記します。
令和4年現在の因幡船岡駅の窓口営業時間は、平日の8時30分から15時30分までだそうです。