京成3400形3418Fを見送り、都営5300形5320Fを出迎えた京成成田駅。
またここから、乗り鉄を再開していく。
5番線の改札付近の天井の、和の意匠。
いかにも成田山の門前らしい趣。
しかし、ゆっくりする暇はなく、13:04に発車。
今年2回目の、都営5300形での成田空港への小旅行。
しかも今回は、運行番号01Tで成田空港行きの表示。
ダイヤ改正後は平日・土休日とも01Tで成田空港行きの設定はなくなったため、5300形による
01T運用の成田空港行き運行は、今のところこの日が最後となっている。
13:14、成田空港に到着。
引退まで刻々と近づいているはずなのだが、周囲はまだ静かだ。
成田空港駅ホームの閑散ぶりが、なお寂しさを募らせる。
2回目の成田空港駅。
これが本当に、5300形での成田空港への最後の訪問になってしまうのだろうか?
およそ15分の折り返し時間は、ゆったり穏やかに過ぎていく。
先にスカイアクセス線経由の5500形発車を見送り、4分遅れて13:29に発車。
前回ここで見た時は、快速高砂行きだった。
今回は、都営浅草線を走破するロングランである。
軋みながら定刻通りに成田空港を発車し、ほとんど乗客がいない中を動き出した。
空港第2ビルでそれなりの乗客を迎え入れたものの、賑わいにはほど遠い。
また京成成田に戻ってきても、それは変わらず。
かつての賑わいとはほど遠く、まだまだ厳しいことを実感しながらの移動行。
京成津田沼まではひたすら各駅に停車し、ローカル輸送に徹して乗客を拾う。
こうでもしないと、現状の京成本線は厳しいということだろうか。
宗吾参道で乗務員は交代し、京成佐倉では時間調整。
コツコツと乗客を拾っては降ろし、を繰り返し、地域のローカル輸送に頑張る姿は健気だった。
その姿に、今更ながら愛着を感じつつ、やがてまた眠魔が自分に…