新庄駅を定刻の15時39分に発車した列車は、盆地の平地に沿って秋田県へ向け北上していきます。

 

途中真室川駅には15時54分の到着。ここは最上郡真室川町の中心で、本数こそ少ないものの新庄駅からの区間列車も設定されています。この駅、確か昔新庄に泊まった際足を延ばしてきたような記憶が・・・ 正直どうしても思い出せません。まだ訪問について正式な記録を取ってなかった時期であり、確証を持てなかったので、アプリのGPS登録はやめておきました。いずれしっかりと訪問すればいいでしょう。他人からすればどうでもいいこととは思いますが、このストイックさを失うと私が私でなくなってしまう気がするので、ここは律義に信念に従うことにします。

 

列車は県境を越え秋田県に入り、16時22分到着の院内駅では団体客が30人ほど降りていきました。こんなに乗っていたのも驚きですが、その内訳はご老人数名と小学生低学年くらいのこどもたち。まさか引率の先生には見えなかったし、こんな平日にどんな団体? と思わずにはいられませんでした。地域の行事か何かでしょうか。

 

その後しばらくは乗り降りもほとんどなく閑散とした状態が続きましたが、沿線の主要都市の玄関である湯沢駅横手駅からは大量の高校生が乗車。一気に車内も賑やかになり、ローカル線の下校時間の雰囲気へと変わりました。

 

そして目的の大曲駅には、定刻の17時21分に到着。昨日に引き続き早めの到着です。

 

 

新庄駅からこの大曲駅までは、一応奥羽本線という幹線ではあるものの、特急などの優等種別の運行は皆無でローカル輸送に特化していますが、ここから先秋田駅までは秋田新幹線との共用区間となります。

 

 

それにしても、E6系はホント秀逸なデザインですね。カッコイイ!!

 

 

そして大曲といえば、毎年8月に行われる花火があまりにも有名。全国花火競技大会と称し、日本全国から約80万人もの見物客が訪れるとのこと。

 

ちょっとわかりにくいですが、駅舎にも花火があしらわれています。

 

 

 

日が沈んだ後に訪れてみると、見事にライトアップされていました。力の入れようがよくわかりますね。

 

さて、仙台市を早朝に出発し、はるばる秋田県大仙市までやってきたわけですが、ここでひとつ問題が発生しました。

 

予約したホテルはこちら。

 

 

あえてホテル名は伏せますが、率直に言って『ヤバい』の一言。これがちょっとやそっとのレベルではなく、本気でヤバいのです。

 

予約した際に価格と立地のみで選んだ私が完全に悪いのは確かですが、これまでいくつものホテルを見てきた中でも、ダントツのワースト1! もう最悪でした。後から口コミを見てみても、皆さん同様の感想をお持ちのようです。料金を支払いチェックインこそしたものの、どうしてもここで一晩過ごすのは嫌になり、片っ端から市内にあるホテルに空室があるか電話してみました。ただ残念ながら見つからず、結局ここに泊まることに・・・

 

もう気分はどん底ですが、こればかりは仕方ありません。事前調べを怠った自身の軽率さを責めるのみです。

 

幸いにも夕食に入ったラーメン屋はなかなかおいしく、ちょっとだけ気分は晴れました。ということで半ば不貞腐れ気味に就寝。

 

明日は青森県大湊線の終点大湊駅を目指します。