相模鉄道・東急電鉄は11月24日、来春開業する「相鉄・東急直通線」の運行計画の概要を発表しました。ここで示された情報をもとに、2回にわたり相鉄・東急直通線のダイヤを大胆予想します!!この記事では、日中時間帯のダイヤについて考察します。

 

 

 

 

https://www.tokyu.co.jp/railway/service/activity/network/chokutsusen/pdf/chokutsusen_202211.pdf

 

 相鉄・東急直通線の概要については、以下の記事もご覧くださいねニコニコ

 

 

1.相鉄・東急直通線 日中の運行計画のポイント

(1)運行本数は、相鉄新横浜線は毎時4本、東急新横浜線は毎時6本となります。相鉄線に入らず、新横浜~都心方面を結ぶ列車も毎時2本設定されます。

(2)原則として、相鉄本線(海老名方面)からは東急目黒線へ、相鉄いずみ野線(湘南台方面)からは東急東横線と直通運転します。

(3)相鉄いずみ野線

(4)横浜~西谷間の区間列車が新たに設定されます。

(5)目黒線の日吉発着の列車は、12往復から8往復となります。ここから見るに、目黒線から新横浜へ直通する列車は毎時4本、東横線から新横浜へ直通する列車は毎時2本と考えられます。

(6)相鉄・東急直通列車は、東横線内は全列車が急行、目黒線内は急行もしくは普通となります。新横浜と東横線を直通する列車が全列車急行というのは驚きでした。この情報に対しては、現状の東横急行4本/hのうち2本/hを新横浜線直通に置き換えるのか、新横浜線直通列車を毎時2本純増させるのか、推測が飛び交っている状況です。

 

2.予想ダイヤ

 これらの情報をもとに、ダイヤを予想してみました。今回の予想を行うにあたり、

(1)相鉄・JR直通線の時刻や種別は変更しない

(2)JR直通・東急直通列車のどちらも走る西谷~羽沢横浜国大については、相鉄側にあわせて10分間隔とする。

(3)東急東横線の特急・急行列車の時刻は原則変更せず、新横浜方面の直通列車(2本/h)を純増させる

と仮定します。なお、あくまでも予想ですので、決してこの時刻表を鵜呑みにしないようお願いします。

〇下り

〇上り

〇東横線ーいずみ野線直通をどこに入れるかというところがポイントになりますが、かつて設定されていた菊名発着の普通列車の時間帯に近いところに入ると予想しました。

 

〇東急新横浜線は毎時6本設定され、うち4本が相鉄線と直通します。この4本のうち、いずみ野線ー東横線直通が毎時2本、相鉄本線ー目黒線直通が毎時2本と予想しています。これにあたり、目黒線のダイヤは一部変更されるとみています。

 

〇東急新横浜線内の運転間隔が不均等になってしまうのですが、6本いずれも急行として、武蔵小杉駅で目黒線の急行と東横線の特急を接続させることで、速達性が大幅に強化されるのではないかと予想します。かつては東横線の特急と目黒線の急行が武蔵小杉で接続していたので、久々に急急接続の復活もあるかもしれません。

 

〇一方、急行の本数増加に伴い、東横線の普通列車は自由が丘・菊名に加え、元住吉でも待避を行うことになるとみています。運転間隔を調整するために、これらの駅で長く停まることになるかもしれません。

 ただ、上り列車については、自由が丘から渋谷にかけて列車が連なり、普通列車の運転間隔がかなり不均等になってしまいました。実際のダイヤでは、もっとうまく捌いていると思われるため、正式なダイヤ発表があったときの注目ポイントとしています。

〇相鉄のプレスの中にあった、「横浜~西谷間の区間列車の設定」については、今回の予想に反映していません。現状ダイヤを踏襲するのであれば、この区間列車の設定をする必要がないと思ったからです。もし日中時間帯に設定するとしたら、

 

①普通列車の運行区間を「横浜~西谷」「二俣川~湘南台」に分割させる

②JRや東急から相鉄へ直通する列車の一部が、相鉄線内各駅停車となるため、普通列車を「横浜~西谷」の区間運転とする。

 

などが考えられます。

 

3.まとめ

 いかがでしたでしょうか。補足をこまごまと書いてしまいましたが、相鉄・東急直通線のイメージが膨らむ一助となっていれば幸いです。

 前回発表された運行計画には、日中時間帯についての言及がほとんどなく、まだまだ推測できる余地が大いにあります。ここで示した予想ダイヤは、あくまでも一例ということでご理解いただければと思います。

 次回は平日朝ラッシュ時の東横線・目黒線ダイヤについて考えたいと思います。次回の記事でもよろしくお願いします。