てつとお(ポケモンガオーレ、アニポケ、鉄道)のブログ

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E233系が機器更新でE235系レベルのVVVF(フルsic)に更新される可能性はあるのか


こんにちは!
今回はE233系に関する記事を書いていきたいと思います。
今年度より、京浜東北線E233系から機器更新が始まる予定となっています。現在のところ機器更新車は誕生していませんが、今後順次誕生していくことになるでしょう。そこで今回はE233系の機器更新について考えてみたいと思います。今回考えるのは、ズバリ、E233系E235系などと同様のSIC‐VVVFに更新されるのか否かです。機器更新というのは、床下機器の取り換えを行い、延命措置を施す工事のことを指しますが、その際に新たなタイプの機器類に交換するケースが多くなっています。通常、更新前と全く同じ機器の新品に更新しても問題はないのですが、部品の製造終了などの問題で、更新前までに使われていた機器類よりも新しい機器を搭載するケースも非常に多いです。例えば、209系や255系などは、更新前はGTO-VVVFインバータを搭載していましたが、更新後はE2333系などと同様のIGBT-VVVFに交換されました。E231系に関しても、E233系で採用されている日立製のIGBT-VVVFに交換されています。また、つい先日も世代的にはE231系と同世代の小田急3000形IGBT-VVVからSIC-VVVFに交換されています。このように、最新式の機器類に交換することが多い機器更新ですが、それならばE233系の機器更新が行われる際は、最新のE235系と同様の制御装置(SIC)に交換される可能性はあるのでしょうか。今回はそのことについて考えてみたいと思います。

E233系


ヒントはE531

その可能性を探るにあたって一つ参考となる形式があります。その形式がE531系です。E531系は2020年より機器更新がスタートしており、現在も施工の真っ最中です。実はE531系の機器更新、更新前とほぼ同型の機器に交換されてるのです。これまでの機器更新では、更新前の機器とは違う機器を搭載し、インバータ交換により加減速の音が変わることがほとんどのケースでしたが、E531系に関しては更新前と同じ機器の新品に交換しているので、走行音の変化もありません。この背景にはおそらく、E531系で使用されている部品の製造が今後も続く予定であるからと考えられます。それもそのはずで、E531系は2019年まで製造が続いており、床下機器も初期車と全く同じものが使われていたので、現在も安定して同じ床下機器の新品を手に入れることが出来ることが推測されます。そうなると、E531系の機器更新から読み取れるのは、部品さえ手に入れば、最新型のものではなく、同じ機器の新品に交換されるケースもあるということですね。
そこでE233系について考えてみましょう。E233系は2020年に0番台のT71編成が落成しています。この際、床下機器は従来車と同じものが使われています。そう考えると、E233系に関しても、全く同じ床下機器が現在も手に入ることが予測できます。そうなると、E233系に関しても、現行の機器の新品に交換されるだけで、走行音などが変化しない可能性もあると思われます。E531系の更新内容を考えると、E233系がSICに更新される可能性は高くないのかもしれません。
なんにせよ、近々機器更新車が誕生しますので、その際の音が非常に楽しみですね。趣味的にはSICを搭載したE233系なんて見てみたいものですが、どうなるでしょうか。あまり期待しないほうが良い気もします。どんな姿で出て来るのか楽しみですね。
最後までご覧いただきありがとうございました!