E7系新幹線・グランクラス「はくたか567号」に乗車しました! | 乗りつぶしに行ってきた!

乗りつぶしに行ってきた!

乗り鉄好きが書く乗車記が"一応"メインです。
JR全線完乗が目標!(現在は99%乗車済)

2022年8月27日(土)

14時 東京駅

 

北陸新幹線には普通車、グリーン車の他にその上を行くグランクラス車とありますが、

今回は金沢までグランクラスで移動することにしました。

 

 
12号車の乗降口を抜けるとグランクラス専属のアテンダントさんの出迎えがあり、車内へ入ります。
 
 
2×1の座席がわずか6列しかなく、
 
 
予約した2人掛け席の窓側に着席します。
 
 
座席は本皮でできていて、リクライニングもしていない基本の状態なのに身体のホールド感が凄まじいほか、
右の肘掛けには各種ボタンが設置されていてリクライニングは電動で行います。
 
 

全てフルで倒した時の状態だと足はよほど長くない限りは完全に宙に浮くので、ゆりかごに揺られているような気分を味わえます。

そして、リクライニングはいくら倒しても後ろの客が気にならないように設計されているのがグランクラス席最大の売りと言えるでしょう。

 
 
デッキにはGranClassのマークと共に朱色をバックに咲き誇る桜が壁に描かれていて贅沢な空間の使い方ながら、
該当列車のグランクラス特急券を持っていない客はここから先へは見学等で立ち入ること自体控えるようになっていますので、
航空会社でいうところのカーテンのような役割を持っているのかもしれません。
 
 

東京14時24分→金沢17時19分

はくたか567号

 
 

列車は定刻通りに東京を出発して、5分で上野に到着。

上野を出発するとアテンダントさんがやってきて、グランクラスでは軽食とアルコールやソフトドリンクのサービスが受けられるため、

軽食の有無とドリンクを伺いに来てくれます。

もちろん軽食もドリンクも頂くことにして、左の肘掛けからテーブルを引っ張り出すわけですが、

 
 
これが思いのほか難しくておそらく初見殺しのテーブルでうまく角度があえばあっさりと出てきて準備は完了。
 
 
この日のグランクラスの乗車人数は上野出発時点で自分の他に2人ほどしかいなかったため、すぐに提供を受けることができました。
 
 

軽食は名前の通りに小さな駅弁が運ばれてきて、上りと下りとで若干メニューが異なる仕様となっています。

これに茶菓子とおつまみ(柿の種)がついてきます。

グランクラスに限れば6年ほど前にE5系版で1度乗車したことがあり、その時にはおつまみはなかったはずなので、

少しだけサービスが向上していると感じました。

今回の軽食だと煮穴子の天ぷらが非常に美味しくて、ビールとの相性がバッチリでした。

 
 

大宮に着く頃には軽食を食べ終わり、ビールも飲みきったのでここからはさまざまなアルコール飲料を楽しむことにします。

グランクラスではドリンクはアルコールも含めてメニューにあるものは飲み放題のため、いわゆる”走る居酒屋"のお世話になっていきます。

まずは日本酒(黒龍)を頂き、

 

碓氷峠付近を走行中に梅酒スパークリングを飲み、
 

 
JR東日本JR西日本の境界駅でもある上越妙高を出発しスパークリングワインを飲みきったところで酔いが完全に回ったために撃沈。
 
 

境界駅といえば…座席のシートポケットにはスリッパとシートの操作説明の他に車内誌が入っていますが、

北陸新幹線は2社にまたがるためにトランヴェールと西Naviが収納されています。

 
 
話を戻して目が覚めた時には富山到着前の車内アナウンスが流れていてお目覚めにホットコーヒーを頂きます。
 
 
ちなみに左の肘掛けの前方はカクテルテーブルとなっていてカップを置けるようになっていますが、
 
 
折り畳み式になっていて、少し固いですけども広げればミニテーブルにもなる優れものです。
 
 
定刻通りに終点・金沢に到着。
 
 

東京から金沢までの北陸新幹線は速達型のかがやき長野から先がほぼ各駅停車になるはくたかの2種類あるわけですが、

乗車時間ははくたかの方がかがやきよりも30分ほど長く、一方でグランクラス特急料金は同額なので滞在時間の長いはくたかの方が乗り得なわけですが、

今年10月1日より、はくたかでは軽食とドリンクサービスはなくなり、シートのみの営業となりました。

理由は料金面が原因のようで短距離利用だと異様に高く、上越妙高より先は上記の通りに会社が変わるために、

会社ごとに計算され長距離利用でも割高になっています。

軽食とドリンクサービスがなくなる分、グランクラス料金は低くなり、東京金沢で15,370円→11,190円に4,180円値下げとなり、軽食代とこれまでの乗客のドリンクの平均消費量を計算しての結果なんだろうな~と思うと概ね良い線を行っているような気がしました。笑

一方でグランクラス席が11,190円に下がったとはいえ、グリーン席は6,990円で4,200円の差があり、これでも料金面では高くて利用しにくい部分がありそうですが、

グランクラスは少し手の届かない座席ではありますが、(軽食・ドリンクサービス有無に関わらず)どうにか頑張れば座れるシートであり続けてもらいたくて、

だからこそ今回のサービスを受けてみて、はくたかでも特急料金やサービスを元に戻す日が来て欲しいなぁと思いながら

ほろ酔い気味に金沢の改札を出たのでした。