座間駅【神奈川県】(小田急小田原線。2020年訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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今回の【駅】コーナーは、
神奈川県座間市中央部に広がる住宅街に位置する小田急小田原線の駅で、市名を冠した駅であるものの各駅停車種別しか停車せず、また乗降人員も同じ座間市内にある小田急線の相武台前駅と比較して半数強にとどまる、
座間駅 (ざまえき。Zama Station) です。
 
 
駅名  
座間駅 (OH 31)  
  
所在地  
神奈川県座間市  
 
乗車可能路線  
小田急電鉄:小田原線  
  
隣の駅  
新宿方………相武台前駅  
小田原方……海老名駅  
  
訪問・撮影時  
2020年11月
 
 

座間駅は地平駅で、小田原寄り(やや南側)に橋上駅舎が設置されています。
橋上駅舎は東西自由通路を兼ねていますが、すぐ南側に踏切があるため、橋上駅舎を経由して駅の東西間を移動する人はまずいません。
東西の出入口には階段・エレベーターが設置されていて、バリアフリーに対応しています。エスカレーターはありません。
 
写真は正面口に相当する東口です。北を望む。
駅前広場の北端部、側道を挟んで左右に階段の出入口があり、線路に近い左側にはエレベーターも併設されています。
右側出入口は側道を跨ぐデッキに接続していて、デッキは側道左側の橋上駅舎2階にある駅出入口と、右側にある小田急系のスーパー「Odakyu OX」2階フロア(調剤薬局あり)とを結んでいます。
 
 

また、東口の南側には簡素なロータリーを有する駅前広場が整備されていて、タクシー乗り場はあるもののバス停留所はありません。バス停は駅前広場南側を東西に結ぶ踏切道沿いに設けられています。踏切は右側にあり、その反対側は西口です。
ちなみにロータリーの内部は有料駐輪場として使用されています。
写真は南を望む。
 
 

東口駅前です。東を望む。左手に駅前広場と東口があります。
前後方向の道路は踏切道で、すぐ先で右へカーブします。写真左前方にはバス停があります。後方には踏切があり、その反対側は西口です。
踏切道の右カーブ地点で左へ分かれる路地は「川駒坂」と呼ばれています。東口駅前は結構起伏に富んでいます。
東口駅前は住宅街が広がっており、右前方へ延びる踏切道沿いには商店街(座間駅前商店振興会)が形成されていますが、今ひとつ活気に欠ける印象です。隣の相武台前駅北口駅前の方が賑やかです。
北約600mには神奈川県立座間谷戸山公園が、北東約1.5kmには座間市役所と座間市立図書館があります。市役所や図書館は相武台前駅からの方が近いです(約1.3km)。
 
 

こちらは西口の出入口です。北を望む。
西口は踏切道から北へ入った場所にあります。右側に踏切があり、その反対側は東口です。
左側の歩道を奥へ進むと右側に西口出入口があります。
西口には駅前広場が整備されておらず、踏切道も幅が狭いため、送迎は東口で行うのが無難です。
右側の建屋はクリニックや調剤薬局が入居している「座間駅前クリニックビル」です。
 
 

踏切道から歩道を北へ進むとこちらの西口に到達します。東を望む。右が踏切道です。左(北)からもアクセス可能ですが、やはり歩道のみです。
西口は階段・エレベーターとも1ヶ所のみの設置です。
 
 

西口駅前です。西を望む。
右側の奥まった位置に西口出入口があり、後方に踏切があります。踏切の反対側は東口です。
こちらの西口駅前も住宅街が広がっています。
商店も点在していますが、東口側より少ないです。しかし、約600m北西を北東~南西方向に延びる県道51号線沿いにはロードサイド店舗が立ち並んでいます。
また、約450m南西には神奈川県立座間高等学校があり、その北隣には神奈川県立座間養護学校があります。
そして、約1km西の田園地帯の中にはJR相模線の入谷駅があります。
 
 

橋上駅舎2階にある改札口です。北を望む。改札口はこの1ヶ所のみです。
右が東口方面、右が西口方面です。手前側に東西の階段出入口へと至る通路があり、後方のはなれた位置に東西のエレベーター出入口へと至る通路があります。
相武台前駅は有人駅ですが、係員不在時に備えて窓口前の改札内外には駅係員よびだしインターホンがあります。
交通系ICカード『PASMO』などに対応の自動改札機が4通路並んでいて、窓口に面した右端が幅広通路で、有人通路を兼ねています。
改札口の右手前に出札窓口と自動券売機(特急券や通勤定期券も購入可能)が設置されています。また、改札内には自動精算機があります。機械類はいずれもICカードのチャージが可能です。
また、改札内には飲料自動販売機とトイレ・多機能トイレ(いずれも男女別)が設置されています。
そして1階の各ホームとの間には階段・エレベーターが設置されています。
写真左(改札外)の売店跡地にはシェアオフィス「ジザイ」があります。
尚、座間駅構内には売店・コンビニがありません。最寄りのコンビニは西口を出て約130m西にある「ローソン」になります。
 
 

下り1番線ホームに設置されている吊下式駅名標です。電照式で、バックライトはLEDと思われます。
小田急の新デザインです。駅ナンバリングが併記されています (OH 31)。
ちなみに、相武台前駅は1927年に「新座間駅」として開業しましたが(当初、「座間駅」は隣の相武台前駅が名乗っていました)、10年後の1937年には駅前に遊園地を造営する事を目的として「座間遊園駅」に、さらに遊園地計画が戦争などの要因により頓挫した事から、1941年に現在の「座間駅」へと改称されました。
 
 

座間駅は相対式ホーム2面2線の地平構造で、南北方向にホームが延びています。
右ホーム(東)が1番線で下り本厚木・小田原方面、左ホーム(西)が2番線で上り新宿・片瀬江ノ島・唐木田・東京メトロ千代田線方面です。
ホーム有効長は10両分で、2020年11月現在、ホームドアは未設置です。ホーム幅は全体的に狭いです(中央部の一部に広い箇所も見られます)。
上屋は全10両分に設置されています。
各ホームにはベンチ、飲料自動販売機があり、上り線の2番線には空調完備の待合室があります。また、少なくとも1番線には冷水器があります。
そして各ホームの小田原寄り(手前側)は橋上駅舎に覆われています。
写真は1番線より新宿方を望む。
 
 

2番線より新宿方を望む。
この先、住宅街の中を北上しますが、やがて右側に神奈川県立座間谷戸山公園の丘が見えてくると沿線に緑が増えてややローカルじみてきます。その後は右へカーブして進路を北北東に変え、再び住宅街の中を走るようになると相武台前駅へと至ります。
 
 

1番線より小田原方を望む。すぐ先に踏切があり、駅の東西を結ぶ踏切道と交差します。
この先、住宅街の中を南下し、やがて緩やかに右へカーブすると海老名市に入り、一時的に畑の中を走るようになります。その後は沿線風景が住宅街に戻り、しばらく南下を続けて国道246号大和厚木バイパスをアンダーパスすると右へカーブして進路を南南東に変えます。その後も住宅街の中を走り、下り勾配で掘割区間に入ると相模鉄道の貨物線(回送列車など非営業列車のみ走行する路線)である相鉄厚木線をアンダークロスし、続いて相鉄本線が左から寄り添うと同時に掘割を出ます。そして右手に海老名電車区を見ながら相鉄線と一緒に右へカーブし、進路を南西に変えて左手に相鉄線の海老名駅ホームを見て走ると主要駅である海老名駅へと至ります。相鉄本線およびJR相模線との乗換駅であり、西口駅前には小田急の鉄道博物館である「ロマンスカーミュージアム」があります。
 
 
あとがき  
私が座間駅で下車(乗車)したのは2020年の1度きりです。東京都の全駅を訪問する目的の一環とは別に、都内に近い駅なので下車しました。2面2線の小規模な駅で、市名を名乗る駅にしては駅舎もさほど大きくなかったです。駅前は住宅街で、商店は多くありませんでした。
 
新宿駅からですと小田急線の急行or快速急行に乗車して相模大野駅まで行き、各駅停車に乗り換えて当駅下車です(当駅には準急系以下しか停車しません)。余裕で日帰り訪問可能です。
一方、大阪からですと東海道新幹線に乗り、新横浜駅で下車。横浜線八王子方面行き電車(快速もOK)に乗り換えて町田駅で下車します。さらに小田急小田原線の小田原方面各駅停車(本厚木行きなど)に乗り継いで当駅下車です。じゅうぶん日帰り訪問可能です。
 
食料・飲料について、コンビニは意外にも西口の近くに1軒あるのみです。スーパーは東口駅前に「Odakyu OX」があります。また、飲食店は駅前に気軽に入れる店舗がありません。最寄りの飲食チェーン店は約700m北西の和食レストラン「とんでん」、「モスバーガー(MEGAドンキ内)」になります。まぁ事前に用意しておいた方が無難でしょう。
 
大阪からの到達難易度もそう高くありません。小田急小田原線を乗り鉄の際は、ぜひ一度は座間駅でも途中下車されてみて下さい!
 
(参考:小田急電鉄のHP、Google地図、Wikipedia)