みなさん「レイルラボ」というサイトをご存じでしょうか。
鉄道に関するあらゆる情報が掲載されている、いわゆる「まとめサイト」です。
私はこのサイト(特にニュース)をかなりの頻度で覗きに行って、最新情報を仕入れています。
今回はそのサイトのニュースコーナーで今朝配信された情報についてです。
クラウドファンディング
今朝配信されたニュースで
【えちごトキめき鉄道、「クハ455-701」延命を目指しクラウドファンディング開始】
という見出しが。
まずは「えちごトキめき鉄道」から触れる必要があるでしょうね。
「えちごトキめき鉄道」というのは、北陸新幹線の長野駅⇔金沢駅間開業にあたり、JRグループから経営分離された
信越本線(妙高高原駅⇔直江津駅) ※JR東日本
北陸本線(市振駅⇔直江津駅) ※JR西日本
を継続運行するために設立された第三セクターです。
JR東日本時代の直江津駅駅名標
現在のえちごトキめき鉄道の直江津駅駅名標
えちごトキめき鉄道「雪月花」
この時、北陸本線の直江津駅⇔金沢駅間(当時JR西日本)は
・新潟県地区は「えちごトキめき鉄道」
・富山県地区は「あいの風とやま鉄道」
・石川県地区は「IRいしかわ鉄道」
に分断されています。
これは新幹線建設において、並行在来線をJRの経営から切り離す法律があるためで、廃止にすると地域住民が困るため、第三セクターとして存続しているものです。
(東海道・山陽新幹線、東北本線の東京駅⇔盛岡駅間はこの法律制定以前の新幹線?)
この様な第三セクターは設立時、車両を元のJRから買い取ったり、譲り受けたりして開業しているのですが、このニュースの「クハ455-701」は、設立時ではなく昨年JR西日本から買い取ったそうです。
しかしながらこの車両、1965~68年に製造された車両で、もうすぐ検査期限を迎えるそうで、期限までに検査を通らなければ、今後も走り続けることができないという運命だそうです。
一般的な考えであれば「そんな車両、なぜ買った!」と言いたくなる内容ですが、おそらく同社として広告塔的な使い方で集客を目指している、いわば「投資」と言えるでしょう。
ただ前述の検査をパスさせ、車両の延命を目指すためにはかなりの修理が必要で25百万もの費用を要するそうです。
それをクラウドファンディングで募るというものです。
でも鉄道マニア垂涎の国鉄車両ですので、10千円×2500人で達成できる金額と考えれば、そんなに高いハードルではないですね。
いま私がやっている「JRの乗りつぶし」は全線制覇というコレクション癖を満足させる達成感が第一義なのですが、副産物としてローカル線に乗車した際のノスタルジーもあります。
このような国鉄車両に巡り合えた時も同様です。
さらに現在災害で不通になった路線(ほとんど赤字路線)の復旧が難航しているのは費用面という気もします。
となると、どのような件も「それを必要としている人からの出資」で賄えばいい気がします。
JRは官営企業ではないため、採算性の悪い事業には出資や設備投資はしません。
そうなると地元自治体やクラウドファンディングの支援が最適と考えるのですが、皆さんはいかがでしょうか?
いつもニュースネタは生意気な発言ですみません。
今日はここまで~