阪神~近鉄間を直通する列車に充当される阪神のラッピング車は4編成あり、いずれも1000系ですがその中でも灘五郷(HS57)と台湾(HS58)は運行開始当初から注目していて、台湾ラッピング車に至っては瓢箪山で1両ずつ撮影した程でした。1両ずつの撮影は近鉄5800系の海遊館トレイン(DH03)でも行ったことがありましたが中線が通過線になっている瓢箪山はこのような撮影に向いており、他に注目の編成が出てきたらまた狙ってみようと思います。

 

(2020.3.14 今里にて撮影)

 

 HS58に施された台湾ラッピングは側面だけでなく前面も一部実施しているので遠くからでもノーマル編成との区別が出来、貫通扉が水色なので他のラッピング車との区別も簡単に出来ます。灘五郷やSDGsトレイン(HS54)は貫通扉にステッカーを貼っているだけなのでより特別な感じがしますが撮影当時は台湾観光貢献賞受賞記念で2枚看板(副標+ステッカー)状態になっていたため尚更でした。

 

(2020.3.14 今里にて撮影)

 

 HS58は快速急行から普通まで幅広く充当されたため様々な姿を見ることが出来、瓢箪山からの連続急勾配区間では1駅ずつ停車して石切方面へ向かっていく姿など見所が沢山ありましたが私が気に入っていたのは額田付近で、ラッピング車だけでなくノーマル編成も良い感じで撮影出来たので気分転換にもなりました。普通運用では急勾配区間に入らない東花園発着もありましたがそれでも自社区間(阪神なんば線)では駅間撮影が出来る場所があったので良く、淀川橋梁を渡る姿は見応えがありました。