(北)福島駅発行 準常備式連続乗車券 | 菅沼天虎の紙屑談義

菅沼天虎の紙屑談義

交通機関を利用する為の切符・・・一般の方々にとっては使い終わってしまえばタダの紙屑で、最後は係員に渡して終わりになるモノです。
そんな紙屑に夢中になってしまった大馬鹿モノの戯言にお付き合い下されば幸いです。

廃札券となりますが、東北本線の(北)福島駅発行の準常備式連続乗車券です。

 

 

仙台印刷調製のC型硬券となります。

 

下側の(甲の1)が「(北)福島から 東京都区内ゆき」、上側の(甲の2)が「東京都区内から」となる連続乗車券で、「(北)福島から 東京都区内ゆき」の運賃が1380円となっておりますので、昭和49年10月1日から昭和51年11月5日の間に用いられていた券と推察されます。

 

恐らくは大宮~東京都区内間を復乗して上信越線方面へ向かう旅客のために設備されていた券と考えられますが、東北本線方面でも着駅が「(北)福島」で無ければ、東京都区内が適用となる「矢吹」以遠の着駅なら発行出来た事になります。

 

 

 

 

 

裏面です。

 

 

 

上側の「東京都区内から」の(甲の2)の裏面には、(甲の1)の区間の[(北)福島-東京都区内]が印刷されています。

 

券番は4ケタとなっておりますが、昭和49年10月1日当時の仙台印刷調製のB型、A型、D型の硬券の券番は既に5ケタとなっておりましたので、仙台印刷ではC型硬券のみ券番が4ケタで残っていたものと思われます。