名古屋線ではお馴染みの名泗コンサルタントのラッピング車ですが1000系T07が標準塗装に戻った際に一度近鉄から消滅しており、2800系AX09に水色ベースのラッピングを施すまでは見ることが出来ない状態が続いていました。現在はAX09も標準塗装に戻り、2000系XT12に引き継がれていますが同編成はワンマン対応車であるため湯の山線や鈴鹿線にも入線し、AX09の頃より運用範囲が広がっています。

(2016.3.21 近鉄蟹江にて撮影)

 伊勢中川行き普通に充当されるAX09です。名古屋線全線を走破する列車ですが現ダイヤでは日中の運行は無く、津新町〜伊勢中川間で3両編成を見る機会は減少しています。またこの区間にある南が丘と桃園は普通電車の削減により停車本数確保(⁉)のため急行停車駅に昇格しています。

(2016.3.21 近鉄蟹江にて撮影)

 AX09も方向幕回りはラッピングされておらずマルーンのままであり、同じくマルーンのままの妻面と共に近鉄らしさが残っていると感じられますが方向幕回りのラッピングはする場合としない場合の両方があるため何とも言えず、しない場合でも手抜きとは思わないです。AX09以降の名泗ラッピング車の場合ベースの色が水色なので方向幕回りも水色の方が自然な感じになりそうですがマルーンのままでもあまり不自然には感じられず、寧ろマルーンのままの方が行先表示器があることがわかりやすくて良いと思うことがあります。