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小湊鉄道の「懐石料理列車」|レトロな車両で里山のジビエ料理を堪能

鉄道コム

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1960年代に生まれたレトロな車両でジビエ懐石料理に舌鼓。小湊鉄道の「懐石料理列車」に乗ってきました!

2022年10月の情報を基に作成しています

60年以上も活躍するキハ200

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旅のスタートはJR内房線と接続する「五井駅」から。レトロ感漂う通路を抜けてホームへ。
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しばらくすると「懐石料理列車」が入線!車両は1960年代に製造された「キハ200」。もう60年以上も活躍しています。レトロな外観だけでなく、搭載しているエンジンが骨董品並みに貴重なもので、令和の時代に走っていることが奇跡なぐらい凄い車両なのです!

詳しくはこちら▼

www.masatetsudo.com

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クリームと朱色のツートンカラーに大きなヘッドマークが映える!
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サボにも「懐石料理列車」と表示。コロナの影響でしばらく運行がなかったそうで、久々に走る「懐石料理列車」。沿線にもカメラマンの姿がありました。
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「懐石料理列車」は普通列車と連結して走ります。後ろに連結された普通列車の車両は、2021年に小湊鉄道にやってきた「キハ40」という国鉄時代の車両。
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小湊鉄道では最新型車両ですが、こちらも車歴は40年以上。昭和時代にタイムスリップした車両たちがレトロだという事で、最近人気を呼んでいるのだそう。

房総ジビエの懐石料理

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それでは車内へ。ロングシートの前にテーブルが並べられた、即席の食堂車。
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テーブルにはすでに、紙箱の二段重が用意されています。
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今回いただくのは、千葉県で獲れたジビエを使った懐石料理。パンフレットの中にはジビエ料理の良さを語ったものも。鉄分が豚肉の約4倍だったり、脂質が牛肉の約1/6以下だったり。実はジビエっていいこと尽くしなんですね!
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料理の提供は、茂原市にある老舗日本料理店「竹りん」。「ジビエジャポン」というブランドで、千葉県産のジビエ料理を提供されています。

お店では猪ロースのすき焼き、猪肉のメンチカツ、猪肉のソーセージのシチューなどがメインの「ジビエ御膳」など15種類のジビエメニューがあるそう。一度訪れてみたいですね!

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おぉー!めっちゃ美味しそう!
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猪肉の極太なフランクは、ドライトマトを挟んでトルティーヤに。よくあるソーセージと比べて、肉の味わいが濃い印象。
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シカ肉のメンチカツ、そしてつくね。シカ肉は脂質が少ないのであっさり。

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千葉県産の落花生「おおまさり」の茹で落花生。千葉県大原産のサザエを使ったガーリックオイル焼き。今回のお料理はすべて千葉県産の食材を使っているそう。
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シカ肉の挽肉を使ったガパオライス。アジアンテイストなお料理が入るところがおもしろい。
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猪肉のグリルは、ロース、バラ、モモの3種類の部位。脂身がとっても甘い!でも脂っこさはありません。臭みやクセも全くなくて肉の旨みがすごく濃厚。
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猪肉のミートローフ。さっきの猪肉のグリルの肉の味をギュッと凝縮した感じ。
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ラタトゥユの中には、トマトソースと赤ワインで煮込んだ猪肉がゴロゴロ。ホロホロでとっても柔らかい。ズッキーニやパプリカといった夏野菜とともに。
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一番驚いたのが、今回いただいたジビエは、あの警備会社の「ALSOK」が捕獲しているという事。

小湊鉄道が走る茂原市は良質な房総ジビエが得られるエリア。「ALSOK」では鳥獣被害対策として捕獲を行ってきていたそうですが、更なる展開として食肉処理施設をオープン。ジビエを有効活用して地域の活性化に繋がる取り組みをされています。

gibierto.jp

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食後にはホットコーヒーの提供が。縦に横に物凄く揺れる車内で、平然とコーヒーを淹れテーブルに持ってくるスタッフさんが神技すぎる!
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コーヒーのカップがなぜか「さわやかバス運動」と書かれていて、ちょっとかわいい笑。こみなと待合室のいちじくのクッキーとともにいただきます。

エモさ満点の小湊鉄道

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列車は第一養老川橋梁を通過。小湊鉄道は終点の上総中野まで、養老川に沿って走ります。
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「里見駅」に到着。トイレ休憩を兼ねて少し停車。
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駅前の広場では、ドラム缶で何かを燃やしているみたい。東京から1時間でこのエモさ。小湊鉄道って素晴らしい。
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「里見駅」の停車時間ではグッズの販売もされていました。「キハ200」の車内に掲げられている表示板のレプリカやキハが描かれたカバンなど、色々ありました。
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列車は「養老渓谷駅」に到着。ここで折返し、再び「五井駅」へと戻ります。
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帰りは少し窓を開けて風を感じながらまったり。雲の隙間から青空も見えてきました。
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骨董品のようなエンジンが唸る音。自動放送から流れるアルプスの牧場。エモさ満点の懐石料理列車でした。

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