2022.11.27定期運行終了
国鉄急行形気動車キハ58系列(キハ28形)、現役最後の一両
いすみ鉄道(千葉県)に残る元・国鉄急行形キハ58系唯⼀最後の営業⾞両であるキハ58系キハ28形(キハ28-2346)が、2022年(令和4年)11月27日(日)をもって定期運行を終了。
全国に約1,800両以上が活躍した国鉄急行形気動車キハ58系グループの現役営業車最後の1両は、ついにその歴史に幕を閉じる。
「キハ28-2346」は、国鉄時代の1964年(昭和39年)4月にキハ58系の1エンジン車であるキハ28 346として帝國車輛工業で製造。
JR時代の最末期は高山本線で運用されたが、2011年(平成23年)3月のJRダイヤ改正で引退。翌年7月JRで廃車。
高山本線で引退後、いすみ鉄道がJR西日本から購入し、2013年(平成25年)3月9日から動態保存車両として、キハ52形(キハ52-125)と編成を組んで運行開始。
「キハ28-2346」は、国鉄時代のキハ58系唯一の営業車両として、今までいすみ鉄道で、観光列車(昭和の急行列車、レストラン列車等)で活躍してきたが、老朽化により故障もたびたび発生し、車両維持に多額の資金を要することや、エンジン部品確保が困難であること等の理由により、運行継続が困難になった。
そのため、「キハ28-2346」は、2022年(令和4年)11月27日(日)をもって定期運行を終了。
以降2023年(令和5年)2月初旬まで貸切車両等の不定期運行を行った後、完全引退となる。
キハ58系(キハ28-2346)在りし日の姿
●2022年(令和4年)11月中旬
普通 大多喜11︰18→上総中野11︰42
●2022年(令和4年)3月上旬
急行1号 大原駅12︰46→上総中野13︰50(大多喜→上総中野間普通)
国鉄急行形気動車キハ58系列の誕生から60年、
キハ28 2346誕生から58年、
いすみ鉄道での動態保存運転開始から約9年8カ月。
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