24系トワイライトエクスプレス 模型で違いを見る | みぃちゃんず(鉄道部)

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ちょっと昔~現代の鉄道事情を実車や模型などを交えて。

今回はトワイライトエクスプレスの編成による細かい違いを模型で見てみようと思います。実車は2編成が作られたあと、好評につき第3編成が作られたとのことですので、第3編成のみ細かい違いが見られました。

模型でもどこまで違いを表現しているのか、TOMIXの模型で見比べてみました。

第1,2編成と第3編成で違いのないオハネ25-510,520,560およびカニ24については今回は省いています。

 

スロネフ25(廊下側)

スロネフ25-501,502は、元オハネ25-87,89。スロネフ25-503は元オハネフ25-44でした。

第3編成(503)は廊下の窓が少ないです。

スロネフ25(個室側)

窓配置は全く同じです。

連結面のドアの有無も違います。ドアが無いほうが503です。実車の貫通扉の有無についてはやっぱり違うのか?第3編成になって修正したのか?スロネ25も同様に貫通扉の有無が違います。

ちなみに初期の製品とリニューアル後の製品の違いですが、リニューアル後は窓上に水切りが追加されています。

スロネ25(廊下側)

スロネ25-501,502,503は元オハネ25-52,53,62でタネ車の違いはなく。

しかしながら、やはり第3編成は窓が少ないです。

スロネ25(個室側)

窓配置は全く同じです。

スロネ25のほうは503のほうに貫通扉がありました。

スシ24(廊下側)

どちらも同じ車体ですが、タネ車の違いによりクーラーが違います。

スシ24-1,2は元サシ489-3,4。スシ24-3は元サシ481-52。

北斗星用と違い、何故か500番台を名乗っていません。トワイライトの他の車両は500番台を名乗っているにも関わらず。(カニは除く)

スシ24(厨房側)

どちらも車体は同じですので、TOMIX初期製品と比較してみます。

TOMIX初期製品はリニューアル前なので厨房トイレの丸窓がありますが、現行品(第3編成も含め)は丸窓が埋められています。

リニューアル前は帯が黄色一色ですが、リニューアル後は黄色の上下にシルバーのラインが入っています。

TOMIX初期製品は黄色のラインが薄くて下地の緑が透けてしまっています。(後の再生産品では改善されています)

スシ24(屋根)

クーラーがAU12(キノコ型)からAU13に代わっていますがベンチレータはどちらも同じです。スシ24-1,2はベンチレータが□型になっています。

厨房側のクーラーはセンターライン上ではなく、やや厨房寄りにオフセットしているのが分かるかと思います。

ついでにタネ車のサシ481の屋根(キノコ型クーラー)も載せておきます。□(四角)のベンチレータは無かったようです。にしても一番右端のベンチレータの位置が微妙に違う気がしますが改造時に位置変更されたのでしょうか??

ついでのついでにサシ481側面も載せちゃいます。現行のHGのサシ481です。何故かTOMIXのスシ24は現行のHG仕様のようにベンチレータ別付けにしませんね。車体も数十年前の設計のものですし。北斗星のスシ24も同じですが。

車体を裏返してみると、ガラスは妻面の回送運転台のところまで廻り込んでいます。スシ24-3もキノコ型クーラーの取り付け穴を埋めた跡が凹んで見えます。

オハ25(山側)

これもタネ車の違いで微妙に違いますが作り分けされています。

オハ25-551,552は元オハネ15-38,39。オハ25-553は元オロネ14-8。

目立つところで車体では方向幕の位置、搭載しているクーラー(551,552はAU77、553はAU76)、車端の手スリの位置もタネ車のままなのか553は車体の角に手スリがあります。

オハ25(日本海側)

オハ25の室内設備です。

オハ25-553はソファーの構成が変更になっています。後ろ側の大きいソファーが2個になっているのが553です。座った時に日本海側を向くようになっています。個人的には、山側もいい景色が見れる場所があったのになあーと思います、立山連峰とかみんな日本海見るから見ないんでしょうけど。

ちなみにオハ25-551はJR北海道の北斗星用のものと番号がダブっています。

オハネフ25(廊下側)

タネ車はオハネフ25-34,41,45で全てオハネフ25の0番台。廊下側の窓配置は同じで同じ改造に見えますが。

オハネフ25(寝台側)

オハネフ25-503のみ扉横の窓が埋められていません。扉横の寝台は食堂車従業員用で3段寝台になっているらしいです。模型的には全て2段寝台で表現されていますけれど。

 

さて、細かい違いを確認してみましたが忠実に再現されているのはさすがはさよならセットです。今のところさよならセットでしか手に入らない車両もありますが、そのうち新たに製品として発売されるのではないかと思います、ほとぼりの覚めた頃に。

高価なさよならセットを買うほどの持ち合わせは無かったので中古バラとジャンク品でさよならセットの客車だけを揃えましたが、それでも結構な出費になりました。(模型の単価自体が上がっているのは仕方がないですが)

さよならセットの第3編成はカプラーをTNカプラーに交換しています。

 

最後までご覧いただきありがとうございます。