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カテゴリ:普通列車(国鉄・JR)
103系 京浜東北線:クハ103「京浜東北線」HM
京浜東北線103系の続きです。 旧型国電73系から置き換えられ、スカイブルーがトレードカラーになった京浜東北線。 既に懐かしい時代の京浜東北線の103系低窓車ですが、何の問題もないスカイブルーの車両に何故か「京浜東北線」と書いたヘッドマークが付いている変な写真があります。 昭和51年頃 蕨~西川口間にて お見せするのに気が引けてしまうようなしょーも無い写真なんですがね・・・ リコーオートハーフで撮った写真。大体ブレちゃうんですよ。この時代の1年間はこんな写真ばかりで・・・。 1枚目の写真を見てお判りのとおり、行先は表示されていません。 なんでこんなに変な設定の103系が走ったのかずーっと謎だったんです。 運が良いことに、2007年3月号の鉄道ピクトリアル誌で京浜東北線の特集があり、ここにその経緯が記されていました。 簡単に解説いたしますと、 昭和50年度第3次債務により阪和線置き換え用の103系冷房ATC準備車を製造、これを下十条電車区へ配置、余剰となる103系非ATC準備車を冷房改造施工後、阪和線へ転出させることになりました。2枚目の写真で冷房改造が行われた様子がハッキリ判ります。 この冷房改造完成後に直ぐに転出しなかった組が、転出するまでの間に再度京浜東北線に使用されたのですが、冷房改造と同時に方向幕(行先表示)を阪和線用に交換してしまったため京浜東北線として使用することが出来ず、已む無くステッカーを表示して走ったということです。 同誌の記述によれば、ラインカラーが合っているのに、このようなステッカー表示をするのは大変珍しいとされています。ウ~ン確かに。 もうちょっとちゃんとしたカメラで撮っていれば・・・と悔やまれる写真ですが、こんなんでも貴重な記録なため、捨てることなく取ってありました。 ちなみに、京浜東北線の103系低運転台を撮っておかなければと思った時には既に大量のATC車が投入されており、付属3両側のクモハは遅くまで残っていましたが、クハ側は早めに居なくなってしまったため、低運転台のクハ103の写真はこれ位しか撮っていなかったようです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2022.11.26 08:09:12
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