(東武鉄道) 下今市から 下野上三依ゆき | 菅沼天虎の紙屑談義

菅沼天虎の紙屑談義

交通機関を利用する為の切符・・・一般の方々にとっては使い終わってしまえばタダの紙屑で、最後は係員に渡して終わりになるモノです。
そんな紙屑に夢中になってしまった大馬鹿モノの戯言にお付き合い下されば幸いです。

昭和63年9月に東武鉄道日光線下今市駅で発行されました、「下今市から 下野上三依ゆき」の乗車券です。

 

 

TRC/とぶてつ青地紋券となります。

 

東武鉄道線から野岩鉄道線への連絡乗車券で、着駅の「下野上三依駅」は昭和61年10月9日に野岩鉄道開通と同時に開業いたしましたが、会津高原(当時)で接続する国鉄会津線に同音となる「上三寄駅」が存在したため、旧国名を「下野」を冠した「下野上三依駅」となりました。

 

昭和62年7月16日に国鉄会津線「上三寄駅」は会津鉄道に転換される際に「芦ノ牧温泉駅」に改称され、旧国名の「下野」を冠する理由は無くなり、国道400号線の尾頭トンネルの開通により塩原地区と結ばれたため、昭和63年10月19日に「上三依塩原駅」に駅名改称され、「下野上三依」の駅名が存在いたしましたのは開業から2年程の短期間でした。

 

その後、「上三依塩原駅」は平成18年3月18日に「上三依塩原温泉口駅」に再度駅名が改称されて現在に至りますが、開業から19年5ヶ月余りの間に駅名が2回改称された事になります。