青函トンネル体験坑道ツアーに参加しました! | 乗りつぶしに行ってきた!

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2022年7月16日(土)

14時10分 体験坑道

 

青函トンネル竜飛斜坑線体験坑道に着きました。

 

 

下車すると約30分間のツアーが始まり、ホームの階段を降りるといきなり10台ほどの自転車のお出迎えを受け、

おそらく保守作業員がトンネル内を移動するときに使っているものと思われます。

 
 
係員の案内に従って進みますが、単線の線路跡が残されていて、かつて作業用の車両を通す際に敷かれていたようです。
 
 
地面はほぼ全て湿っているわけですが、海面下にあるので海水が常時染み込んでくるためと説明があり、浸水を防ぐための排水処理は整備されているとのこと。
 
 
さらに先を進むと急坂を下る線路がお目見え。
 
 
上を眺めると細かい配管とコンクリートの壁が覆われていたり、
 
 
今も使われているかはわかりませんが、検査用の設備が設置されていました。
 
 
歩いて3分ほどで展示スペースにたどり着きます。
 
 
 
 
 
中では青函トンネル工事の概要説明や
 
 
使われていた道具や設備が置かれていて、
 
 
 
蓄電池機関車に引かれる水平人車に乗り込む様子や
 
 
削岩機を操作する様子などは人形を置いて説明。
周りは薄暗いので最初見た時は実際の人かと思いましたが違いました。
 
 
岩を削り穴を掘って
 
 
時には機械で掘り進めていき、

 

 
そこに薬液を注入して
 
 
コンクリートを吹き付けて地盤を固めるという気の遠くなるような作業を常に海水が流れ込む状況の中こなしていくわけですが、
 
 

時には異常出水が起きて懸命に掘ったトンネルが海水で一杯になって、排水処理で数ヶ月も工程が遅れるなどした時期もあったそうです。

 
 
異常出水に備えるために水門を至る所に設置し、
 
 
半円形になった坑道の中で急に狭くなったところに水門が置かれているので、歩いているとよくわかりました。
 
 
展示スペースを抜けると再び線路跡の残るところを通り、
 
 
青函トンネルの立体略図を眺めた先に
 
 
行き止まりの柵が設けられていて、係員によるとこの先に本坑つまり北海道新幹線が通るトンネルがあるため
先には進めないとアナウンスがありました。
 
 
かつては竜飛海底という駅もこの先にあり、見学整理券を持った乗客が降りられる海底駅だったわけですが、2014年に廃止となり旅客用としての役目を終え竜飛海底から竜飛定点に名称が変わり保線作業用や緊急時の避難用の施設となりました。
 
 
避難時には竜飛定点からの避難路になっているので、やたらと明るい空間となっていて
 
 
避難経路や地上までの距離を示す看板が至る所に貼られていました。
 
 
 
ぐるっと一周する形で体験坑道のホームに到着。
 
 
ホームの脇には北海道側の定点である吉岡定点までの距離が示されていて、
 
 

23.1kmなら頑張ればランニングで走破可能なので、ランニングイベントがあれば願わくば参加してみたいものです。