ひょうたん2号のブログ

鉄道模型に関して自己の体験談などを述べていきます。

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437.5mmと420mm(その2)

 以前に曲線線路を比較する目的で半径437.5mm(トリックスまたはメルクリンのC-トラック(R2))と半径420mm(フライッシュマンのProfi-track(R2))の線路を用いました。数回の運転会を利用して両者の曲線線路を比較するために、レイアウトの外側線路の曲線部を入れ替えて車両の走行点検を行いました。以後簡潔に述べるため、
 
437.5mm →トリックス(またはメルクリン)のC-track曲線線路(R2、コード83)
420mm → フライッシュマンのProfi-track曲線線路(R2、コード100)
 
として「437.5mm」と「420mm」を用います。この点に注意されながら続きを読んで下されば幸いに存じます。
 
 筆者所有の全ての車両がどちらの線路も通過できたので、筆者のレイアウトにて437.5mmを(直線ポイントを除いて)420mmにて置き換えました。よって複線を構成する線路の中心部間隔が77.5mmから60mmとなり、トリックスの直線ポイント(C-トラック(R2対応))は加工しない限り複線間の渡り線として使えなくなりました。
 
 この線路置き換えのきっかけは、レイアウトの土台となる押し出し発砲スチレンボード(商品名「スタイロフォーム」)の寸法である短辺910mmを無加工で使用することです。トリックスまたはメルクリンのC-trackにおける道床幅が40mmほどあるため、437.5mmを半円状に並べると道床部を含む最大幅が915mmとなり910mmを5mm上回り、先述のスチレンボードに少なくとも片側で10mm(したがって合計20mm)ほどの同じ形状のものを継ぎ足す必要が発生したことです。応急処置的な継ぎ足しのため1両が300g以上の車両が通過するときは車両が落下しないかどうか緊張していました。これまで落下する不安がなかったものの精神的に落ち着かないのです。
 
 一方、420mmのメリットはこの曲線線路で半円状に並べると直径が840mmとなり道床部の幅が約32mmであるため、道床部を含む最大幅が約872mmとなって下の画像のように直線部分が幅910mmのスタイロフォーム内にきちんと収まることです。(片側で見ると19mm程度の余裕があり、曲線部分の長さは約10cm短くなります。)余剰となった437.5mmは万一の時の予備として確保します。

 

 

 筆者の場合線路をジオラママットに固定しておらず[注1]、先ほどの緊張する度合いが徐々に増加したことで継ぎ足し部分の対処を考える必要が生じました。一方で短い編成の走行を楽しみたく筆者は半径の小さい曲線線路を使っています。いろいろ考えて(車両側の加工も行い)どうにか対処できたので420mmを筆者の(当面の)外側曲線として扱います。ここでの注意点は道床部の高さが両者で異なることで、420mmの方が低く線路のコードも異なる(437.5mmでは83、420mmでは100)ためフライッシュマンの変換ジョイント(6437)を購入の上、トリックスのC-track直線線路とつなぎました[注2]。そして厚紙を短冊状に切りだして420mmの道床部に貼り付けました。全体の見栄えは良くありませんが車両自体は問題なく通過できています。これに伴い継ぎ接ぎしたスタイロフォームも一旦撤去しました。(ジオラママットで隠れて目立ちませんが撤去したことでいくらかスッキリしてこれに関連するストレスもなくなりました。)
 
注1:線路を固定していない理由は万一の際のメンテナンスを想定しているからです。本来固定するのが望ましいものの、ジオラママットを有効活用する意図もあります。)(道床部の構造も両者で異なり、それぞれの方法で固定できれば良いのでしょう。)

注2:トリックスのC-track直線線路にもフライッシュマンのメタルジョイナーを取り付けるための加工を行いました。(6437の変換ジョイントを使うなら加工しなくて良いのです。)
 
 今回も最後までお読みいただきありがとうございます。
 
P. S. 筆者が鉄道模型を再開したときはメーカーが異なる線路の接続を考えておらず、直線ポイントにおける分岐曲線側の半径をなるだけ小さくすることにこだわっていました。後悔することもなく今回の判断は「やむを得ない」ものとして受けとめています。半径437.5mmの線路を筆者のレイアウトとして今後使うことがなければ、(関数電卓を使用しながら)直線ポイントを強引に加工してレイアウトの渡り線として使うこともできるものの後戻りができなくなるので計画だけで終わりそうです・・・・・・。

 

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