青森遠征(3日目)

1泊2日で実施・・・するはずだったもののなんやかんやあって2泊3日になった青森遠征の3日目です。
なお、1日目2日目をご覧になっていない方はそちらから先にご覧になることをおすすめします。

本日の行程

前述の通り急遽決まった3日目だったので直前までノープランだったのですが、昨晩宿泊したホテルであれこれ構想を練った結果、午前中は青森駅近くにある「メモリアルシップ八甲田丸」を見学し、午後からは弘南バスの路線バスで黒石駅へ移動後、弘南線で田んぼアート駅へ移動して、田んぼアートを見学、あとは弘前まで弘南線で移動してそこから改めて予約した夜行バスで帰路に就くという計画となりました。
突如として決まったこともあって、普段の乗り鉄とか撮り鉄目的の旅とは違って観光要素が強めで、今回は普通の旅行記としてお楽しみ頂く感じになるかもしれません。

まずは腹ごしらえ

というわけで、予定外の3日目のスタートです。
昨晩宿泊したホテルは朝食が付かないプランで申し込んだのでチェックアウトしたらまずは腹ごしらえをしたいところですが・・・


ホテルから駅へ向けて歩いているとバスがしょっちゅう通るので撮りバスができそうです。
こちらは青森市営バスですが、地方都市でコミュニティバスなどではなくて市営バスが維持されているのって何気に貴重ですよね。
近年は地方の公営バスは民間に移譲する流れが広がりつつあるのですが、青森市は公営のまま維持しているということは、公共交通への意識が高い自治体なのかもしれませんね。


続いてやってきたのは弘南バスですが、こちらは高速バスですね。
私も青森への遠征では弘南バスにお世話になることが多く、割りと馴染みのあるバス会社の1つです。


こちらは同じく弘南バスですが、一般路線バスですね。
今日の行程でもお世話になる予定です。

といった感じで撮りバスしつつ歩いていると・・・


自然と私の足が向かったのは青森魚菜センターw
1日目の記事をご覧になった方からは「また食べるのか」と突っ込まれそうですが、「のっけ丼」はネタを自由に選べるわけで、ネタを変えれば改めて食べるのもいいかなと思いましてw


というわけで、今回の旅では2回目の「のっけ丼」ですw
ネタを変えたのもありますが、2度目でもおいしかったです。
なお、「のっけ丼」の詳細については1日目の記事で解説していますので、よろしければそちらをご覧下さい。


食事が済んだら駅へ向けて移動します。
見えてきたのは「青森ベイブリッジ」です。
いかにも横浜にある橋の名前をパクった感じですが、こちらは青森駅前にあり、青森を訪れた旅行者を真っ先に出迎えてくれるという意味では、ランドマークとしての役割はしっかり果たせていると思います。


そして、その近くに停泊するかのように位置するのが「メモリアルシップ八甲田丸」です。
元々は青函連絡船として使われていた船で、青函連絡船廃止後はメモリアルシップとして青森駅前の岸壁にて第二の人生を歩んでいるのです。
さて、それでは早速入場!
と行きたいところですが、この八甲田丸だけでかなりのボリュームになりそうなのと、単独でのレポート記事の需要もありそうだということで、八甲田丸は別記事でのご紹介とさせて頂きます。
焦らすようで申し訳ないですが、八甲田丸の記事はこの遠征シリーズが完結した後にでも追って執筆したいと思いますので、公開までしばらくお待ち下さい。
~追記~
八甲田丸の記事はこちら

弘南バス&弘南鉄道で田んぼアートを目指す

八甲田丸は別記事ということで、こちらの記事では一気に飛んで田んぼアートを見に行くところから本編開始ということになります。
時刻は11時半頃で、ちょうど午前から午後へ差し掛かろうというタイミングでした。


バス停にやってきました。
五所川原行きと混じって、私がこれから乗る黒石行きもこの9番乗り場から発車します。
それにしても、五所川原も黒石も鉄道で行くことが出来る場所ですが、それでも直通のバスがあるわけですが、これは青森からだと五所川原も黒石も鉄道だけで行くと遠回りになるため、短絡ルートとして路線バスが重宝されているんでしょうね。


時刻表です。
五所川原行きはおおむね毎時1本程度は確保されていますが、黒石行きは2~3時間に1本程度と本数は少なめです。
これでも市町村境で系統分断されたり、末端部がコミュニティバスに置き換えられたりしないで、民営の路線バスとして直通運転が維持されているだけ、まだまだ恵まれている方でしょうか。


この「マエダシャトルバス」というのがちょっと気になりましたw
まさか、前田さんのお宅へのシャトルバスということはないでしょうが、調べてみると、青森県内にのみ出店するご当地スーパーの「マエダストア」のことらしく、ガーラタウンというショッピングモールにもマエダストアが入っていてそれへの送迎バスということみたいです。
ただ、調べている中で知ったのですが、そのガーラタウンのマエダストアは撤退することが決まっているらしく、この送迎バスはどうなるんでしょうね。
マエダストアが撤退するだけで、ガーラタウン自体は存続するようですが、中核店舗だったようですし、代わりのテナントが見つからなかったらモール自体も厳しいかもしれませんね。
こんなところでも地方経済の現実を見てしまった気分に・・・


そして、バスがやってきました。
が・・・


これは五所川原行きでした。


続けてやってきたもう1台の弘南バスが今度こそ私が乗る黒石行きでした。
ここが始発ではなく矢田前駅近くにある青森営業所から来るバスということもあり、数分ですが遅延して到着しました。


それにしてもこの角度で降車ボタンが付いているのは珍しいですよね。

それではここからは黒石までバス旅を楽しみたいと思います。
弘南バスって夜行バスではよくお世話になっているんですが、一般路線バスとして乗るのは、以前に弘南鉄道大鰐線の中央弘前駅からJR弘前駅までの移動でごく僅かな距離使ったことがあるだけで、このようなまとまった区間で利用するのは今回が初めてでした。

バスは青森駅を出ると何度か交差点を曲がりつつ国道7号へ出ます。
国道7号は青森から新潟までを結ぶ奥羽本線と羽越本線に相当する国道であり、この地域の主要な道路の1つですが、青森市内は片側2車線以上が確保され、立体交差も多用する立派なバイパス道路という顔を持っていました。


跨線橋でJRと青い森鉄道の線路を跨ぎます。

国道7号を逸れて国道の旧道と思われる県道247号鶴ケ坂千刈線に入ります。
調べてみると予想通り国道7号の旧道を県道格下げした路線だったようで、黒石行きのバスはこの県道247号のほぼ全線を走破するみたいです。


その県道247号に入ってすぐにこんなバス停が出てきました。
その名も「ヤクルト前」です。
全国的には企業名を冠したバス停というのはあるにはあるんですが、「ヤクルト」が付くのはここだけではないですかね?
なんて思って調べたら完全に同名となる「ヤクルト前」というバス停だけでも福井県と神奈川県にも存在しており、それ以外にも「ヤクルト」が付くバス停はあるみたいです。
ちなみに、この青森県の「ヤクルト前」は実際にヤクルトの販売所が目の前にある他、「ヤクルトスイミングスクール」というのもあるんですが、これもヤクルトが関連したスイミングスクールなんですかね。

その後は県道247号を道なりに進み、新青森駅にも立ち寄ります。
新青森駅では新幹線からの乗り換えの人たちなのか10名弱乗車があり、青森市内でもこまめに客を拾っていたためバスの座席はほとんどが埋まるほどになりました。
本数の少なさから青森市内で数名乗り降りがある程度で、あとは私の貸切状態かなと思ったら案外需要があるみたいですね。
黒石市から青森市への往来では公共交通機関では最短ルートでもありますし、新青森駅と直通なのも利用者にとっては便利なんでしょうかね。


だいぶ長閑な景色になってきました。

その後も奥羽本線に並行しつつ津軽新城駅にも立ち寄りつつ戸門付近で国道7号の現道と接近しますが、バスは国道へは出ずに県道をなおも進みます。
このあたりで市街地は終わり、山越え区間に変遷しはじめるあたりですが、ここで国道1本に収束するのではなくて、なおも新旧道が付かず離れずに共存しているようです。


バスが走行する県道はなおも奥羽本線と並行していきます。


意外に綺麗な駅舎で驚きましたが、鶴ケ坂駅です。
このあたりから山越えが本格化しますが、そこまで険しい峠でもなく、ヘアピンカーブとかもありませんでした。

鶴ヶ坂交差点でついに県道は終点となり、ここからは国道7号現道に乗り換えて進みます。
ここまで来ると国道7号も普通の2車線道路ですが、峠は緩やかなカーブがあるくらいでトンネルもなく、あまり峠越えをしたという実感もないままバスは浪岡地区に入りました。
この浪岡地区は今でこそ青森市の一部ですが、2005年までは浪岡町という独立した自治体でした。

ちなみに、並行する奥羽本線は大釈迦トンネルという全長2kmほどのトンネルでこの峠を攻略しており、国道はトンネル1つ要さずに攻略する峠でも、鉄道を通すためには2kmものトンネルが必要ということで、鉄道がいかに勾配に弱いかが分かりますね。


流石は主要国道の国道7号だけあり、青看に出ている地名も県境を跨いだ先の秋田まで出ていますね。

峠を越えると再び国道は新旧道に分岐しますが、バスはもちろん旧道を選びます。
旧道の方は国道101号に指定されているようですが、それも大釈迦駅付近までであり、国道は西へ逸れていき、そこから先は県道285号浪岡藤崎線となります。
そもそも国道101号は青森市から深浦町などを経て能代市、秋田市へ至る国道で、国道7号が内陸を通るルートなのに対して、国道101号は日本海に沿ったルートであり、鉄道で言うと五能線にほぼ並行するルートと言えます。
なので、旧道を国道指定しているのは便宜的なものなんでしょうね。


東北地方あるあるの「もしもしピット」がありました。
これは運転中に電話するために一時停車するためのスペースとして国道沿いなどに整備されているもので、もちろん電話以外でも休憩などでも利用できるようです。
それにしても、標識に描かれている車を模したであろうイラストが「モルカー」に見えるようなw


峠を越えて最初のバス停となる大釈迦北口ですが、雪国らしくちょっとした駅の待合室並の待合室が用意されていますね。


東北自動車道の浪岡ICの標識が出てきました。
それにしても、この位置にインターチェンジがあるならば、青森から黒石か、せめて弘前までの高速バスとかあってもよさそうですが、意外と無いんですよね。
黒石には高速バス自体がありませんし、弘前についても青森空港へのリムジンバスを除いては夜行バスだけです。
高速バスを設定しても採算が採れないと踏んでいるのか分かりませんが、鉄道では遠回りな都市間で、高速道路が通っているならば高速バスがあってもよさそうです。


バスは浪岡北口というバス停に差し掛かります。
車窓も田園風景から市街地へと変わっていき、旧浪岡町の中心部に差し掛かったようです。
浪岡地区にはJR浪岡駅がありますが、意外なことにバスは浪岡駅をスルーして中心部を抜けていきます。
そして、バスは県道285号を外れて県道13号大鰐浪岡線に入っていきます。
この路線は黒石市・平川市を経て大鰐町まで至る路線で、黒石市・田舎館村・平川市にかけては弘南鉄道弘南線と平行するルートとなります。
まあ、バスは黒石までなので、そこまでは乗り入れないのですがw


浪岡地区を過ぎるとJR奥羽本線や国道7号とも分かれて、また車窓は田園風景となり、順調に走っていくとバスはついに黒石市に入りました。


バスは黒石市の中心部に入り、中町というところに差し掛かりますが、古い町並みが残る地域だったようです。
このあたりでちょこちょこと乗客が降りるようになりました。
ほとんどが青森市街から黒石市内まで乗り通していて、この青森~黒石線はローカル路線バスながら都市間輸送としても利用されている様子が伺えました。


黒石駅の案内も出てきたらもうすぐ終点の黒石駅です。
青森側は青森駅ではなくて営業所が起点ですが、黒石駅は駅が起終点となっています。


終点の黒石駅に到着!
1時間20分ほどのバス旅も終わりですが、ここから電車までの接続は悪く少し待ち時間があります。


駅前がそのままバスターミナルになっていて、バス乗り場には立派な建物もありました。


ローカル路線はマイクロバスも使われているようですね。


こちらはコミュニティバスのようで「ぷらっと号」というようです。
車体には青森らしくリンゴが描かれていました。


この時計塔もリンゴの木をモチーフにしているんですかね。


駅の近くにはちょっとした広場があるんですが、実はここ、かつて存在した国鉄黒石線黒石駅の跡だったようです。
もう遺構は一切残っていないようですが、昔の終着駅って転車台や側線、給水塔などの設備も必要で広大な敷地だったりしますから、この広場全てが駅の跡だとしても不思議はありませんね。


そして、こちらが弘南鉄道弘南線の黒石駅です。
なんだか先程のバスターミナルよりもしょぼい質素な感じですが、マニア的にはこういう駅舎は味わいがあって好きですね。


地元のお祭りなのか「黒石よされ」というもののPRみたいですが、顔の部分が切り抜かれていて顔出しパネルになっていました。


外観もそうですが、内部もレトロですね。


改札は昔ながらのラッチスタイルです。


時刻表も昔ながらのスタイルで、発車標はありません。
本数はラッシュ時のみ30分ヘッドですが、それ以外は1時間ヘッドです。
都会の電車しか知らない人が見たら卒倒しそうですが、逆に地方路線でこの本数は頑張っている方なんですよね。
沿線の方が生活の足として利用するにはこれくらいの本数が最低ラインではないでしょうか。


券売機は食堂で食券を売っていそうなタイプでした。


ここに次の発車時刻を案内するのは独特ですね。


こういう昔ながらの看板もそのままですね。


このピンク色の謎の空間は待合室なんでしょうか?w
調べてみると「青森をアートでたどるプロジェクト 原高史〈AOMORI MAPPINK MEMORY 「記憶の未来」〉」というプロジェクトの一環でやっているみたいで、ピンク色もアートという位置づけみたいですね。


そして、時計までピンクw


改札が始まったので構内に入りました。
2本列車が並ぶ光景が見られました。


なんと列車までピンクw
これも例のアートの一貫みたいですね。
まあ、列車にピンク色を使う例自体は新京成電鉄とか、同じ東北ならJRの701系(秋田・青森地区)で例がありますしね。


行先表示の部分もピンク


ヘッドマークも着いていました。


駅名標と絡めて


3本並べてみました。


構内にあるこれですが、「黒石線」と書いてあるのにお気づきでしょうか?
先程駅前のくだりでも触れましたが、かつては国鉄黒石線という路線が弘南鉄道弘南線とは別に黒石に乗り入れており、末期は国鉄が不採算路線であるとして廃止を提案し、その際に弘南鉄道が運行を引き継ぐ形で維持されることとなったのですが、その際に別々だった駅を弘南鉄道の駅に統一することとなり、その頃の名残みたいです。
なお、黒石線は結局弘南鉄道に引き継いだ後も収支が改善せずに廃止されました。


この継電器室も不自然に塗りつぶされた部分がありますが、かつては国鉄の黒石駅と弘南鉄道の黒石駅が別々にあったので、「弘南黒石駅」と名乗っていた名残みたいです。

それでは電車に乗って田んぼアート駅に移動します。

田んぼアートを見学する

田んぼアート駅にやってきました。


↑乗ってきた列車の発車を見送ります。


ホームは1面1線の棒線駅というシンプルな構造ですね。


駅名標です。
この「田んぼアート」という名前ですが、所在する田舎館村で地域振興としてやっている「田んぼアート」という名所の最寄り駅として設置されたもので、田んぼアートは2003年から田舎館村で行われるようになり、2013年にはそのアクセス手段として当駅が設置されることとなりました。

ところで、”アート”の部分のローマ字表記はそのまま”ATO”なんですねw
そこは英単語とみなして”ART”にしましょうよw


これは田んぼアートではありませんが、駅周辺は田んぼが広がっています。
奥には青森県を代表する山の岩木山も見えていますね。


待合室というほどではないですが、屋根がついた部分があり、そこにベンチなどがあります。


内部はこんな感じ
訪問時はまだそこまで気温が低くなかったものの、真冬だったら寒いでしょうね。
なんて思ったら、当駅は冬期はすべての列車が通過する扱いとなり、営業休止となるため、冬期のことは考えない構造なんでしょうね。


無人駅ではありますが、ミニ神棚とでも呼べそうなものが鎮座していました。


外から見た駅です。


駅前にあるのは「大曲踏切」というらしいです。


待合室部分には田んぼ”アート”駅だけにちょっとしたアートが施されていました。


なんかジャンボタクシー的なものがいましたが、調べてみるとこれは田んぼアートの第1会場と第2会場を結ぶもので、実は田んぼアートって1箇所じゃなくて2箇所でやっていたみたいですね。
そして、公共交通機関で訪れた人が2つの会場を行き来できるように専用の送迎バスを用意しているようでした。

ちなみに、田んぼアート駅の近くにあるのが第2会場で、第1会場は田舎館村役場の近くにあり、両会場は3kmほど離れているようです。
これは送迎バスがないと両会場を行き来するのは難しいですね。


何やら柵で囲われたカラフルな空間がありますが、手前は砂利を敷き詰めたアートで、奥が田んぼアートのようです。
ただ、田んぼアートはナスカの地上絵のように上空から見て初めてその全体像が把握できるようになっているもので、地上から見てもちょっとカラフルな田んぼにしか見えませんw
ドローンも持っていない私はその全体像を楽しめないのかといえばそうではなく、ちゃんと上から見下ろせるように展望台が設けられています。


こちらがその展望台です。
設置したのは田舎館村のようで、入場料が設定されていますが300円とお手頃です。
さあ、それではいざ登って!・・・と行きたいところですが、そろそろお昼時で小腹も空いてきたので、近くにある道の駅で昼食を頂いてから田んぼアートを見学したいと思います。


道の駅に向かう途中にはミニ遊園地のようなものがありました。
この日は平日だったということもあってか稼働していないようでしたが、これも道の駅の施設の一部なんですかね。


古風な水車もありました。


このマンホールの図柄は土器か何かでしょうか?


こちらがその道の駅のようです。
思っていたよりは大きそうで、レストランもあるみたいなのでここで昼食を食べられそうです。


道路標識も撮ったらお昼を頂きます。
普通にカレーだったので写真は撮りませんでしたw

それでは例の展望台から田んぼアートを見学するとしましょう。
列が出来ていて平日でも意外と混むのかと思ったら、コロナ対策のために一度に上に登る人数を制限しているために混んでいるみたいでした。
そして、私の番となり入場料300円を払ったらエレベーターで上に登ります。


おぉ!これはすごい!
明瞭に絵柄が読み取れます。


右を向くと別の絵柄がありました。


パノラマ写真も撮りました。
カメラの設定をミスって暗い写真になってしまいましたがご了承下さい。


こちらは先程地上からも見た砂利を敷き詰めたアートですね。
上から見ると寅さんが描かれていたのでした。
そして、奥に見えるのは弘南鉄道弘南線の線路でした。
ということは、列車と絡めて撮れる!
スマホで時刻表を調べると5分後くらいに列車が通ることが分かりました。
人数制限している中なのであまり長居するのもご迷惑かとも思いましたが、他にも私と一緒に登ってきてまだ見学中の人もいたし、5分くらいならご迷惑ではないと判断して列車が来るまで待つことにしました。


↑ということで動画をどうぞ
奥には岩木山も見えるし、いい映像が撮れました。
ちなみに、最近買い替えたスマホで撮影し、初の8K動画となっています。

それではとっとと撤収します。
気づけば私より後に登ってきた人たちが見学を始めていたのでこれ以上の長居はしないほうがいいでしょう。


帰りは階段を使うことにしたのですが、歴代の田んぼアートの写真や田んぼアートの作り方が展示されていました。


いらすとや画像を使った注意喚起の張り紙がありましたが、方言で書いてあるのが面白いですね。


それでは連絡バスで第1会場へも行ってみたいと思います。
ありがたいことに無料で利用できますが、路線バスみたいに決まった時間に発車する方式であり、30分おきくらいの運行なので利用の際は時刻をご確認の上で見学をしたほうがいいでしょう。

時刻表では10分ほどかかることになっていましたが、実際には5分ほどで到着しました。
第1会場は田舎館村の役場の近くであり、見学用の展望台も役場の屋上にあります。
ここも展望台への入場は有料で、第2会場と同じく300円となっています。
普通に役場なので住民でもないのに入っていいのかという気にもなりましたが、入り口に立っていたスタッフの方が声をかけてくれ案内して下さいました。


展望台へ上がる前に田んぼアートの写真展を見学しました。
エレベーターを待つ時間を潰してもらおうという意図なんでしょうが、これだけでも見応えがありました。


田んぼアートの作り方ですね。
単純に原案となるアートを拡大して苗植えに反映するのではなくて、遠近法で展望所から見た時に綺麗にアートに見えるように計算しているんですね。


使っている稲は7色なんですね。
7色だけであんな豊かな色彩が表現できるんですね。


エレベーターを登って屋上にやってきました。
何故か日本家屋っぽい見た目になっていました。


というか天守閣だったんですね。


しかもシャチホコまで付いていましたw


これは世界的名画のモナリザですね。


こっちはちょっと模様が判然としなくなっていますね。
台風被害とかで稲が倒れてしまったんでしょうか。


2つの田んぼを1枚に収めてみました。


ここからも岩木山が見えました。
ここは列車も見えませんし、ひと通り見たらさっさと撤収です。


こちら、田舎館村役場なんですが、全体が城郭っぽいデザインなんですね。


地上から見るとただの田んぼですが、クロネコヤマトのトラックと絡めると妙に画になりますw


それでは再び連絡バスに乗って第2会場へ戻ります。
ちょうど列車と接続する便だったらしく、すぐに弘南線に乗り継ぐことも出来たのですが、このあとは弘前から夜行バスに乗るだけですし、あまり早く戻っても暇になるだけなので、1本見送ってから弘前へ戻りたいと思います。


時間があるので道の駅でソフトクリームを頂きました。
珍しいみそソフトクリームでした。
変わり種ということで最初の一口はちょっと躊躇いましたが、食べてみると案外イケました。


駅に戻ってきました。


それにしても、田んぼと軽トラって本当に似合いますね。


↑列車が入ってきましたがこれは反対方向の黒石行きなので見送ります。


↑私が乗る弘前行きがやってきました。
なんと、あのピンク色のアート列車でした。
1本見送ったおかげで乗れることになりましたね。

車内は高校生の帰宅時間に当たったこともあり混んでいましたが、それでもほぼ全員が座れている程度でした。
ローカル線なりのラッシュアワーなんでしょうけど、これくらいの混雑ならいいですね。


そして、弘前に到着し、全員が降りたタイミングで撮りましたが、車内まで真っピンクw
画像を編集してこういう色にしたわけじゃないですよ?w


ドア開閉スイッチまでピンクに見えますw
それにしても、アートとは言え、この色はずっと見ていると目がチカチカしますw


駅についたら外観も撮ります。
それにしても、車内を見た後だと外観が大人しく見えますw


アングルを変えてもう1枚


駅名標を撮ったら弘南鉄道編は終わりです。

弘前駅にて

ここからは夜行バスを待つだけのつもりだったんですが、予想外の乗り鉄おかわりとなりました。
今回の遠征は本当に予定外のことだらけですね。


今晩乗るバスはここから出るわけですが、20時35分発なのでそれまで待つとしたらかなり暇です。
とりあえずネタを探しつつ駅周辺をぶらつくことにしました。


リンゴ産地だけあって巨大なリンゴがお出迎えw


み、ミクさん!?
調べてみると「弘前ねぷた300年祭」と初音ミクがコラボしているようでした。


弘前城の模型もありました。


これも流石は青森というべきか、なんとりんごジュース専用の自販機なんです。
しかも、様々な品種のりんごジュースが揃っているという充実っぷりです。


ん?臨時快速!?
これは気になりますねぇ。
実はこれが気になってとりあえず青森までのきっぷを買って入場したのでした。
時刻表サイトで調べると青森まで乗車しても、そこから予定の夜行バスに乗ることが出来る(弘前から乗るはずだったバスの始発が青森だった)ことが分かり、乗ってみることにしました。
青森からでも弘前からでも運賃は同じようですし、そのまま青森駅から乗車しても問題はないと思いますが、乗車時にトラブルになっても嫌なので、バス会社に乗車地変更の旨を連絡しようと思ったらネットから変更可能みたいで助かりました。
スマホでサクッと手続きして、あとは臨時快速を待ちます。


ホームに行くとこんなオブジェがありました。
よく出来ていますね。


そこにいたのは五能線のGV-E400系でした。
キハ40系の頃には五能線に乗っていますが、GV-E400系になってからは乗っていませんね。


↑ちょうど発車するところだったので動画でどうぞ


そして、快速がやってきましたが、これは定期列車として走っているもので、例の臨時快速ではありません。


一応方向幕を・・・


↑発車シーンです。


そして、こちらが例の臨時快速です。
まあ、普通に701系だったので、ちょっとがっかりですが、時刻表を見るとこの18時03分って所定だと「つがる5号」の時間なんですよね。
この時、奥羽本線は大雨被害で一部区間が不通となっており、「つがる」も弘前~青森間のみの運行になっていたのですが、どうやら車両運用の都合でE751系の手配がつかず、やむなく701系で代走となるため流石に特急料金を取るわけにはいかず、臨時快速という扱いにしていたみたいです。
なので、停車駅は「つがる」に準じて浪岡、新青森のみで、先程の定期の快速が川部、北常盤、浪岡、津軽新城、新青森とかなり停車駅が多くなります。
そういう意味では乗り得列車ですね。


幕は普通に「快速青森」でした。
これだと定期の快速と勘違いして誤乗する人が出てこないか心配ですが、突発的に発生した運用のようですし、そこまでは頭が回らなかったのかもしれません。

あとはこの701系臨時快速に乗って青森まで移動です。
種別こそ快速ですが、スジは特急ということで701系の爆走を楽しみつつ青森まで乗車しました。
「つがる」の代走ということですが、普段は特急料金を払うならば後続の普通を待つという人もありがたく乗ってそうですねw


青森に到着です。
これにて3日目の活動としては終了となりますが、このあとは夜行バスに乗って帰路に就くという行程が残っています。
帰るまでが遠征というわけですね。

ですが、夜行バスは単独でのレポートの需要が多いと思うので、別記事にしたいと思います。
なので、この記事はここで〆ようと思います。

つづく

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つばめ501号(管理人) について

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