2022.11.17 伊豆箱根鉄道5000系5504編成甲種輸送② | たいちょ〜の心のつぶやき 第2章

たいちょ〜の心のつぶやき 第2章

『縁は、連結する』鉄道など交通を中心に興味の赴くままに、日々呟き語るブログ。
※最近すっかり鉄道ルポタージュ化してますが、言いたいことを素直に言うという意味でブログタイトルは変えてません。

ドキュメント11.17


10:58。

ミントグリーンの5505編成が入線すると、いよいよ入換開始の合図。

11:00発の電車を運休として、入換大作戦がスタートした。


11:00。

コデ165が、緑町方へ走り出していく。

本線の下り勾配上、100mくらい走っていくと停車した。


そして、11:02には係員の無線誘導により5504編成が推進で押し出されてきた。


ちょうど東海道線ホームには「踊り子7号」が入線中。

遅延の影響もあったのか、入換作業と被ることになったのはJR側で撮る人には不運だったか。


絶妙な言い回しで無線指示をしながら、コデ165の待つ本線へ。


あと5メーター、3メーター、1メーター…止まれ止まれ!


連絡線上につけられた白線を目印に、絶妙な位置に停車した。


そして、コデ165が連結されたのを確認し、コキ106との連結を切り離す。

コックを数回操作し、ほどなく切り離しを完了。


そして、コデ165によりさらに数十m緑町方に引き上げられ、全て伊豆箱根鉄道上に戻る。


ここで、EF65とコキ106の役目は終了。

再びJR線に戻り、返却回送されていく。


そして11:09。

大雄山線ホーム先端に立つ係員の手旗誘導により、2番線に5504編成を押し込んでいく。


そのまま5504編成を大雄山に回送しても良さそうなものだが…

そうなると11:12発も運休となり、36分も運行間隔が空くことになってしまう。


コデ165のギリギリの性能スペックもあるだろうに、苦しみ喘ぎながら押し込む。


そして、11:10。

赤旗の位置に停止を決め、入換作業は全て終了した。


11:12発の定期列車に支障せず、確実に作業を終えた。

立ち会った作業員にも、大きなヤマを越えて安堵の空気が流れた。

そして後は、伊豆箱根鉄道社内で無事に5504編成を大雄山まで運び切るだけだ。