来年3月27日に福岡市営地下鉄七隈線の、天神南~博多間が開業します。現在終点の天神南駅は、空港線&箱崎線の天神駅とは約550m離れています。ですから七隈線を利用して博多駅に行くには、そこから西鉄バスか、空港線に乗り換えなければなりません。しかし来年3月に開通後は、七隈線も博多駅に直結します。新幹線やJR在来線に直接乗り換えることができます。さらに博多駅に入居している阪急百貨店など様々なお店へのアクセスがしやすくなります。大変便利になります。
さらに今日になって、驚くニュースが入ってきました。
その七隈線に福岡空港国際線ターミナルへの延伸計画が急浮上したというのです。
福岡市地下鉄七隈線、福岡空港国際線まで延伸へ 訪日客や海外企業誘致狙う(21日、西日本新聞)
福岡市の高島宗一郎市長が、市地下鉄を福岡空港国際線ターミナルまで延伸する方向で検討していることが分かった。七隈線天神南駅と来年3月につながる博多駅からさらに南東部を通り、同ターミナルまで結ぶ約3キロのルートが有力とみられる。
同空港は国内線ターミナルビルが市地下鉄空港線・福岡空港駅と直結しているのに対し、国際線の利便性が課題となっていた。都心からのアクセスを向上させ、訪日外国人観光客の増加や海外企業の誘致を狙う。
高島氏は今月2日、市長選の公約を発表した記者会見で「福岡空港国際線のアクセスは今のままでいいのか。交通のマスタープラン(基本計画)を作り変えていきたい」と話していた。
現在、国際線ターミナルへの公共移動手段はバスかタクシー。博多駅や天神から約10~30分かかる。関係者によると、七隈線のさらなる延伸により博多駅から4分、天神から8分と大幅に短縮できる見通し。博多駅と国際線ターミナルの新駅との間に、もう一つ駅を造ることも検討する。
約3キロの延伸には数百億円かかるとされ、整備手法や費用対効果を見極めた上で結論を出すとみられる。交通の基本計画は今後2~3年かけて策定する方針。
九州唯一の地下鉄である福岡市地下鉄は1981年、室見-天神間の5.8キロで部分開業したのが始まり。その後の都市化に伴って延伸、路線も増え、現在は空港線(姪浜-福岡空港間の13.1キロ)、箱崎線(中洲川端-貝塚間の4.7キロ)、七隈線(橋本-天神南間の12キロ)の3路線を市交通局が運営している。
市南西部と都心部を結ぶ七隈線は2005年に開業。天神南駅から博多駅までの延伸区間(1.4キロ)が来年3月、新たに開業する予定。この延伸に伴う総事業費は約587億円に上る。
(塩入雄一郎)
いつ具体的な計画が発表されるかは分かりませんが、いずれにしても博多駅~福岡空港間の所要時間が半分以下になるのは驚異的な予測です。ただでさえ地下鉄空港線のおかげで、福岡空港は「最もアクセスしやすい空港」と呼ばれています。七隈線が国際線ターミナルまで延伸したら、「最もアクセスしやすい空港」という評判を不動のものにすることでしょう。
博多駅と国際線ターミナルとの間には途中駅が設置される構想があります。場所はおそらく、山王(博多区)だと思います。その辺りはJR竹下駅から少し離れた鉄道空白地帯です。
2030年頃には、福岡市は名実ともにNTT西日本管内で第二・第三の都市になっていることでしょう。
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Last updated
Nov 21, 2022 08:51:00 PM
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