今回は間もなく定期運転が終了する「いすみ鉄道」キハ28など11月20日に撮影した模様をお送りいたします。
最近は仕事の疲れがひどく、たまに都内で軽く撮り鉄する程度で、ほとんど自宅で模型いじりするか寝てる事が多かった休日ばかり・・・引きこもり癖がつき危機感を感じた私ゲホゲホ
11月13日から15日の3連休は床屋&スーパー買い出し以外で家から一歩も出ない有様スニーカー皆さんは3連休でなかった?私は祝日や年末年始だろうが働いているので、周りが学業や労働に励まれてる時に遊ばせていただきますよ~ぶー
そこで先月のお墓参りついでに撮影できなかった「いすみ鉄道」キハ28を撮りに行くことにしたのですアセアセ
最盛期は急行列車用の気動車として全国各地で活躍したキハ28、国内で唯一キハ28を運行している「いすみ鉄道」で終焉を迎える日が迫っています。

その前に軽くキハ28(キハ58)について、懐かしい写真を挟みながら軽く紹介いたしましょうウインク
本題の「キハ28」は、1961年から1969年にかけて製造された国鉄(現:JR各社)の急行型気動車「キハ58」系列に属している車両のひとつで、DMH17H機関を搭載した1エンジン車がキハ28、2エンジン車がキハ58と区分され、1,823両(キハ58系列全体)が全国の非電化線区で急行からローカルまで広く活躍しました。
キハ58(写真左)とキハ28(写真右)は屋根上の水タンク有無など異なる点もありますが、外観はパッと見た感じ同じに見えてしまう・・・
蒸気機関車牽引による客車列車を置き換え、スピードアップと快適性を改善する「無煙化」を図るため、1961年に登場したキハ28は急行用車両で、1968年のモデルチェンジでは前面窓がパノラミックウインドウとなり当初から冷房を念頭においた屋根上配置となりました。(写真はJR九州一般色)
ジョイフルトレインに改造された車両も活躍していました(写真左 / ゴールデンエクスプレス・アストル)
国鉄からJR各社に継承された後も急行運用に充当されていましたが、2007年7月1日ダイヤ改正で、JR西日本の急行「みよし」廃止に伴い消滅。電化区間の延伸や老朽化に伴う廃車が進行、JR西日本の高山本線で活躍を続けていた4両が、2011年3月12日ダイヤ改正で定期運用を離脱しました。(写真は関西本線キハ58)
1964年4月15日に帝国車両が落成したキハ28-346は米子機関区に新製配置、その後は山陰地方や北陸地方で長きにわたり活躍し廃車、2012年にいすみ鉄道へ譲渡され今に至ります。 また同車は新製直後(1964年7月〜9月頃)、海水浴臨時列車として千葉県内を走行したことがあります。(写真は北陸地方で活躍していたキハ28)
赤字脱却に向けて導入されたキハ28-2346は、土日祝日に相方のキハ52-125と連結された観光列車として人気を集めていますが、8年に一度行われる鉄道車両の全般検査(自動車の車検みたいなもの)で年間運賃収入約6,000万円を上回ることが判明、路線維持のため今月27日の定期運転を終了、不定期の臨時列車が来年2月で終了します。
そんなキハ28-2346が走る「いすみ鉄道」は、千葉県いすみ市の大原駅〜上総中野駅を結ぶ、26.8Km14駅のローカル線で、のどかな里山の風景がドラマ・CMなどのロケ地としてよく使われています。
ムーミンとコラボした鉄道路線としても有名でしたが、赤字脱却ならず著作権利用の許諾更新を断念、2019年3月31日にムーミン列車の運転終了しています。
高度経済成長期から令和を駆け抜ける国鉄車両のディーゼルサウンドは最高です!

前置き長くなりましたが、当日の模様をどうぞご覧下さいウインク

【2022年11月20日(日)】
当日朝は4時に起床、最寄り駅から5:12の初電で出撃ダッシュ
途中の上野駅で朝食を取ろうと思ったら開いてる店が構内にない・・・仕方なく駅のNewdaysでオニギリやパンを買って13番線ホームのベンチで朝食タイムおにぎり
かつて多くの寝台列車が発着していた北の玄関口上野駅、夜行列車を待つ人がホームに座り込む光景は過去のものに・・・
今では豪華クルージング列車の発着ホームに
満腹になった私は上野駅からJR山手線で秋葉原駅へ移動
秋葉原駅から7:32発の特急「新宿わかしお」号(9051M)に乗車します※定期列車ではないので運転日に注意
外出が億劫になるのを恐れて、11月18日(土)の仕事終わりに秋葉原駅みどりの窓口で予め特急券や乗車券を購入していたのです新幹線ついでに模型屋巡り(誘惑に勝ち何も買わず)や「すた丼」飯増しも食べてきましたアセアセ気づいたらすた丼も値上がりしてたぼけー
秋葉原駅でJR総武線を軽く撮り鉄したり、駅構内を散策して時間を潰すアセアセ
7:32 特急「新宿わかしお号」でJR外房線の大原駅を目指します
乗車したのは1993年に登場したJR東日本の特急電車初のVVVFインバータ制御車両「255系」、以前一度だけ乗ったことありましたが、ソフトな座り心地のシートは快適でしたキラキラ
いつ引退するか分からない車両のひとつなので乗車できて良かったです音符
駅間が長い停車駅の案内は約5Kmあたりから表示されます
かなり遠くでしたが、上総一ノ宮から進行方向左側に海がチラっと見え隠れしてました波
8:54 大原駅に到着
大原駅から「いすみ鉄道」に乗り換え、急行列車も利用できる1日フリー乗車券(1,500円)を券売機前にある売店で購入
9:01 いすみ鉄道の旅がスタートルンルン
途中の国吉駅では名物「たこめし弁当」(1,100円だったかな)のホーム立ち売りがタコ財布を車内のカバンに入れたままだったので購入を断念ショック
9:33 大多喜駅に到着、上総中野行きの列車を待つ間に車庫でアイドリング中のキハ52+キハ28を見ていくことにルンルン
天然ガス発祥の地としても有名な大多喜町は、徳川四天王の1人である本田忠勝が築いた大多喜城があり、今でも城下町の名残を感じさせる古い街並みが残っています。
タラコ色の頃に何度か見ていますが、国鉄一般色へ塗り替えられたキハ52を見るのは今回が初めてでした(写真は2018年11月訪問時に撮影)
キハ28は連結部しか見えませんぐすん
9:59 急行列車に乗り換える人(写真右の行列)が多かったからか上総中野行きは空いていました
やっと座れた音符
10:05 東総元駅に到着
2008年に放送されたテレビ番組の企画で作られた待合室、沿線随一の桜の名所ということもあり桜の形をした窓が桜匠のアイデアで列車を待つ間も飽きない様に「おみくじ」も設置されていますキラキラ
大多喜駅と上総中野駅・粟又の滝・養老渓谷駅を結ぶ小湊鐵道バスも走っていますバス
上総中野方面のバス停
大多喜方面のバス停
東総元駅から久我原駅方向へ歩るくこと約5分にある小学校前踏切で撮影カメラこちらは通行車両が多いので邪魔にならぬ様ご配慮をにやり
今回はキハ28とキハ52の勇姿を記録するため動画用のボロカメラと三脚も持参カメラ列車の風圧で三脚が倒れない様にカバンで固定カバン

10:45 58D 普通 大原 いすみ301
11:25 東総元駅に急行列車(大多喜~上総中野は普通列車)が到着、何気にこのショット私のお気に入り音符
11:26 101D 普通 上総中野 キハ52-125+キハ28-2346
急いで後追いも撮影、キハ28の白地「普通」幕を初めて見ましたキラキラ国鉄時代に実在していた準急「京葉」ヘッドマーク(再現)を掲出、いすみ鉄道さんの粋な演出に感謝キラキラ
12:08 急行幕を出してキハ28+キハ52による普通列車(大多喜から急行)がやってきました音符
この時は、これで見納めと思っていたのですが・・・
ご一緒した皆様、撮影お疲れ様でした!穏やかに撮影できた事に感謝しておりますウインク
この後もボリューム満点なので、今回は東総元で撮影したところで切り上げさせていただきます。
続きは次回お送りするので、お楽しみにウインク
キハ28とキハ52がコンビ組む姿を見られなくなるのは残念ですねぐすん
いすみ鉄道のお得な1日フリー乗車券(平日1,200円、土日祝日1,500円)を利用して、都心から近いのどかな里山の風景を満喫されてみてはいかがでしょうかウインク
ただ今週末はキハ28定期運転終了で、激しい混雑が予想されます。11月19日に超満員となり商工会から両数を増やすように依頼したみたいですが、車両数に限界があり増結や増便が難しいと思われる・・・
迷惑駐車や交通事故も増えると思われますが、鉄道・バス・車・バイク・自転車に関わらず鉄道会社や沿線住民の迷惑とならぬ様に最低限のマナーを守って撮影や乗り納めを楽しんでいただきたいと思います。
追っかけによる暴走で事故を起こさぬ様にどうかお気をつけてぐすん房総半島で暴走って・・・
私も数え切れる程度、マイカーやレンタカーで撮り鉄した事はありますが、鉄道ファンを名乗るなら鉄道会社にお金を落としていって欲しいものです。たまには鉄道を利用しましょうよ新幹線
乗車求む!
今回も最後までご覧下さり、ありがとうございました。