TOMIX製のクハ79920をニコイチで切り継いだモハ72920の車体の加工が終ったのは、2017年1月のことでした。下回りパーツの不足もあって、長らく放置状態が続いていました。

 

不足していた床下組や台車は、2022年3月に発売されたリニューアル製品のパーツを入手できた(→こちらこちら)ので、後は車体の塗装を待つだけです。

 

一方、IPAに浸け過ぎて素材がヒビ割れたクハ79920の余剰ボディを再生して、クモハ73902にする加工作業を4月から始めましたが、紆余曲折あってモハ72920用に加工した屋根板を、クモハ73902に転用することになりました。(→こちら

 

 

モハ72920の屋根板には、新たにリニューアル製品のパーツを充当することにしましたが、幾つか問題が発生しました。

屋根板の取付爪とボディ側の取付穴の位置が一致しておらず、ボディ側に新たな取付穴を開けました。屋根板を固定するためには、ボディ側に更に固定爪を追加する必要があります。(→こちら

 

右側の2ヶ所(両側面で4ヶ所)の取付穴は元々一致した場所にあり、固定爪もあるので綺麗に収まりましたが、左側(パンタ側)で屋根板が浮き上がってしまいました。

 

屋根板が妻板上部に乗り上げています。

 

手前が旧製品のクハ79920の屋根板をパンタ付きに加工したもの、奥側がリニューアル製品のモハ72920用の屋根板です。右端を揃えた状態で並べて置いています。

 

左端を見ると、奥側のリニューアル製品のモハ72920用の長さが僅かに長く、その差は0.5mm位です。今日まで、この差があることに気が付きませんでした。ボディは寸法を変えられませんので、屋根板の長さを短くすることになります。

 

次に、妻面の配管にも問題が生じました。

左側が切り継ぎ加工したモハ72920で、元々の屋根板を装着してあります。右側はニューアル製品のモハ72920です。妻面の配管も、屋根上配管の位置に合わせて、真鍮線を加工して装着してあります。

 

左側の切り継ぎ加工したモハ72920にもニューアル製品の屋根板を装着してみると、配管の位置が僅かにズレています。また、別の加工作業中にハシゴの下部をセーターに引っ掛けてしまい、ハシゴの片足がめくり上がって踏み段の一段がもぎ取れています。

 

妻面配管を、ニューアル製品の屋根板に合わせてやり直しすることにし、全ての配管と破損したハシゴを撤去しました。

 

今日は昼間に外出する予定があるので、此処で休むことにします。(続く)

 

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