前回はトワイライトエクスプレスの模型の紹介のお話から脱線してしまいましたので、
今回は改めてTOMIXのトワイライトエクスプレス(最初の製品)を見てみたいと思います。
TOMIXの最初の製品(品番#92623)は第2編成を模しています。
ケースは10両がまとめて入るケースに代えてしまいました。ラベルは裏が説明書になっているので保管しています。
説明の内容はよくある台車交換やシールの貼り方、室内灯の取り付け方などです。エンブレムがインレタで附属していますが印刷済みのエンブレムが何故インレタで附属したのかは知りません。
発売当時はスロネ25が編成には載っていませんでした。
さて、各車のほうは・・・・
↑カニ24 13(電源車)
パッと見たところ普通のカニ24の色を塗り替えただけに見えますが、青函トンネルを通過できるように改造されていました。しかしながら北斗星用のカニ24のように500番台となりませんでした。予備含め4両(10,12,13,14)が配備されていました。
トワイライト色のカニ24は他の予備車と共通だったのか日本海や銀河に連結されていることがありました。
模型的には床板はTNカプラー対応のエンジン表現のあるものに交換し、台車も新集電タイプに変更しています。テールサインのLED化はしていません。
荷物ドアは銀河モデルの格子を入れてみましたが少しの手間で効果大です。
カニとスシの側面Hゴムがサッシと同じ銀色なのは何とかしてほしかったな(塗りましたけど)
↑オハネフ25 502(9号車)
オハネフ25 0番台の改造車で寒冷地対策として扉が引き戸に変更されています。Bコンパートメントで4人個室が8室あります。
コンパートメントの仕切りがなければ普通の2段式B寝台と変わらない装備のようです。外見的にも扉以外はノーマルのオハネフ25に近いです。
第3編成の503は窓・ドア配置が若干違います。
模型的には、床板、シートは近い色の「さよなら銀河」のジャンクを買ってきて床下・シートを再利用しています。台車は転がりのよい新集電タイプのTR217に交換しています。(これも「さよなら銀河」のジャンクからリサイクルしています)車掌室側の幌は14系「出雲」のパーツの余りを付けてみました。
↑オハネ25 562(8号車)
オハネ25 0番台の改造車で寒冷地対策として扉が引き戸に変更されているのはオハネフ25と同じです。Bコンパートメントで4人個室が8室あります。
なぜか番号が飛んで560番台になっています。外見的にも扉以外はノーマルのオハネ25に近いです。
余談ですが、JR北海道の北斗星用にもオハネ25 560番台があり、同じJR線上で番号の重複(561~563)が発生している珍しい例です。
模型的には、床板、シートは近い色の「さよなら銀河」のジャンクを買ってきて床下・シートを再利用しています。台車は転がりのよい新集電タイプのTR217に交換しています。(これも「さよなら銀河」のジャンクからリサイクルしています)
↑オハネ25 512(7号車)
オハネ25 0番台の改造車で寒冷地対策として扉が引き戸に変更されています。B2人個室(ツイン)が9室あります。トイレ寄りにミニロビーが設置されています。
上段寝台にも屋根に掛かる窓が設置されているので眺めがいいです。
模型的には、車輪を黒車輪に代えたぐらいです。あと、エヌ小屋のカーテンを個室に取り付けてみましたがどうでしょうか。この角度から見るといい感じですが、真横から見るとちょっと失敗しています。上段のガラスはカーテンの取り付けがうまくガラスに沿わせるのがちょっと面倒かな。
↑オハネ25 523(6号車) ※模型ではオハネ25 524です。
オハネ25 0番台の改造車で寒冷地対策として扉が引き戸に変更されています。B2人個室(ツイン)が7室あります。トイレ寄りに、Bシングルツインが6室あります。(窓が1段の部分)シングルツインは中央に廊下を配置して両側に個室を設けています。
模型的には、この車両は増結扱いの単品販売(品番#2578)で、オハネ25 524の車番で発売されていました。(現在は単品販売なし)ですので、2両同じ車番が編成中に存在することになり、リカバリする車番のインレタ等もなく現在もそのままです。
新集電タイプの台車も枯渇したので車輪を黒に代えたぐらいです。
こちらもエヌ小屋のカーテンを付けてみました。全開でもなく全閉でもなくで室内をチラ見できるようになっています。
↑オハネ25 524(5号車)
6号車のオハネ25 523と同じです。単品販売(品番#2578)です。
模型的にはカーテンの取り付けを行っていませんのですっきりした印象です。(あとで付けようと思っていたのに未着手です)
新集電タイプの台車が手に入れば交換したいと思っていますが車輪だけを黒に代えています。
↑オハ25 552(4号車)
ロビーカー(サロンデュノール)です。ソファー席が日本海側を向くように配置されています。シャワー室の設備もあります。
ロビーカーで車掌さんが青函トンネルの説明をされていたのを思い出します。第3編成の553は窓配置等が若干違います。
模型的には新集電タイプの台車に交換、エヌ小屋のカーテン・車内設備のシールを貼り付けています。窓が大きいので車内の表現やカーテンは効果的です。
↑スシ24 2(3号車)
食堂車(ダイナープレヤデス)です。サシ485,489から改造された元電車の食堂車です。外見的には電車時代の回送運転台が無くなった(妻面の窓が埋められている)ぐらいでよく原型を留めていると思います。こちらも北斗星のスシ24のように500番台に改番されませんでした。
スシ24も第3編成の3は屋根のクーラーの形状が違います。
模型的にはセットのスシ24はテーブルのランプが点灯せず、後にテーブルランプを装備したものが単品(品番#8514)で発売されました。しかしながら、単品のスシ24が曲者で、車番が「スシ24 1」でJR書体になっていました。セットの車番は第2編成なので「スシ24 2」の国鉄書体で良かったはずなのですが。単品のスシ24には車番変更用のインレタが入っていたのですが、これは全てJR書体のもので・・・
なので、車体はセットの「スシ24 2」を使い床下を単品の床下とすることで、テーブルランプが点灯するようにしています。
屋根上のベンチレータが屋根一体成型なのが初回発売以来の残念ポイントです。現行の485系のサシ481は屋根ベンチレータは別部品になっているのですが、それに併せてどこかのタイミングでアップデートしてくるかと思っていましたが、さよならセットに於いてもベンチレータは屋根一体のままでした。
他にも単品のスシ24はガラスがセットの透明から薄いブルーの入ったガラスに代わっていました。
台車だけは転がりのよい新集電タイプのTR69に交換しています。カーテンはエヌ小屋のものを装備しました。
↑スロネ25 2(2号車)
A寝台車、中央にスイート、その両側にロイヤルを2室ずつ配置しています。好評だったスイートを追加するために後で追加された車両です。いつか乗ってみたいなと思っていましたが叶わず。
模型的にはセットには含まれておらず単品で後日発売(品番#2579)です。床下機器はスロネフ25と同じものが取り付けられていました。
新タイプの室内灯(細いタイプ)が取り付けれるようになっています。
↑スロネフ25 502(1号車)
A寝台車、車端はスイート、続いてロイヤルが4室あります。スイートルームは憧れですね。大阪発ではこちらが最後尾になります。
模型的にも内装も再現されていますので、大きな窓から見える室内を装飾してあげると見栄えがします。
エヌ小屋のカーテンや室内装備でドレスアップしています。エンド側はダミーカプラーのままにしています。
台車は転がりのいいものに付け替えています。
カーテンや内装もしてみましたがあまり目立たないですね・・・
近年の製品は実車通りにガラスにスモークが入っていますのでさらに室内が見えにくくなっているかと思います。(この製品のガラスは透明です)
それにしてもこのスロネフ25ですが、正面窓上に雨樋が取り付けられたのですが、TOMIXは長い間ここを改良せずに再生産を行っていましたが近年になってようやく現在のスタイルになっています。
今見直せば色々と突っ込みどころのある製品ですが、徐々にですがアップデートされてきている歴史のあるロングセラーの製品です。自分のモデルも大きく手を加える箇所はありませんが、徐々に部品の取り換えやアップデートを行いながら今も現役です。
最後までご覧いただきありがとうございます。