みどり口駅【広島県】(スカイレールサービス。2008年訪問)   | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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今回の『駅【簡易版】』シリーズは、
広島県広島市安芸区北部、瀬野駅付近の山間部を切り開いて開発された住宅団地「スカイレールタウンみどり坂」へのアクセス手段として1998年に開業したスカイレールサービス広島短距離交通瀬野線の起点駅で、瀬野駅に隣接していて乗換が至便な駅、そして先日、スカイレールを2023年末に運行を終了するとの報道があり、このままいきますと廃駅まで1年少々の、
みどり口駅 (みどりぐちえき。MIDORIGUCHI Station) です。
 
尚、駅名標が撮影できていないため、簡易版でのUPといたします。
また、写真は2008年撮影と古く、現在は変化が生じていると思われます。ご了承下さい。
できるだけ多くの写真を掲載していきます。
 
 
駅名  
みどり口駅 (駅番号なし)        
 
所在地    
広島県広島市安芸区                
 
乗車可能路線  
スカイレールサービス:広島短距離交通瀬野線 【愛称・スカイレールみどり坂線】  
  
隣の駅  
みどり中央方……みどり中街駅  
  
乗換可能駅  
JR西日本:山陽本線……瀬野駅まで徒歩3分                 
  
訪問・撮影時  
2008年12月  
 
 

 

 

駅舎です。北~東を望む。
みどり口駅は高架駅で、見た目はモノレールの駅や新交通システムの駅と類似しています。
3階にホームにホームと車庫があり、2階に改札口があります。1階と2階の間は階段とエレベーターで結ばれており、バリアフリーに対応しています。
2階コンコースは南東に隣接するJR山陽本線・瀬野駅の橋上駅舎とつながっています。
東側地平部には駅前広場があります。
 
 

駅前です。南を望む。
みどり口駅のすぐ南東に瀬野駅があり、両駅は事実上一体化しています。
 
 

駅前です。西を望む。左後方にみどり口駅と瀬野駅があります。
瀬野駅北側は元々駅裏で民家が少なかったのですが、スカイレールの開業前に橋上駅舎になり、北口が開設されてそれなりに発展してきました。
但し、瀬野駅界隈は山間部にあるため、小規模な開発の余地は限られています。
 
 

駅前です。駅前広場より北西を望む。
前述の通り瀬野駅周辺には平地が少ないため、大規模な開発は駅北側にそびえる山林を切り開く形で開発されました。
山地を造成して住宅団地「スカイレールタウンみどり坂」が街開きしましたが、住宅地の北部は瀬野駅から見て160mほど標高が高いため、徒歩や自転車での移動が難しいです。その解決策の一つとしてスカイレールが導入されました。
 
 

 

2階にある改札口です。
みどり口駅は有人駅です。
2008年当時は簡易的な自動改札機が設置されていて、均一運賃だったため磁気券は入場時に回収されていて、出場時はそのまま出られましたが、後に磁気券がQRコード乗車券に置き換えられ、改札機が更新され、全て幅広通路化されました。ICカードは定期券と回数券でスカイレール専用のものが利用可能ですが、『ICOCA』などは利用できません。
右側には出札窓口と自動券売機がありますが、自動券売機は乗車券のQR化により埋込型から据置型へと更新されました。
3階にあるホームとは階段とエレベーターで結ばれていて、バリアフリーに対応しています。
 
 

みどり口駅は相対式ホーム2面2線で、フルスクリーン式のホームドアが設置されています。
右(西)が乗車ホーム、左(東)が降車ホームです。
写真は車内より終端方を望む。
 
 

乗車ホームにて。終端方を望む。
車両はゴンドラリフトに類似していますが、ドア周りは新交通システムに類似しています。
 
 

 

降車ホームにて。上写真はみどり中央方を、下写真は終端方を望む。
ホームは準密室構造です。
各ホームともみどり中央方に階段が、終端方にEVがあります。
 
 

 

上写真は発車前の車内より、下写真は降車ホームより、いずれもみどり中央方を望む。
この先、鉄道はもとよりモノレールや新交通システムでもあり得ない急坂を登り、ニュータウン「スカイレールタウンみどり坂」に入っても上り勾配が続きます。みどり中街駅を経て終点のみどり中央駅を目指します。
 
 

降車ホームより終端方を望む。
ゴンドラリフトに似た車両は電車とは違い車両の前後が決まっているため、降車ホームを発車した回送列車は終端部のループ線で方向転換して右側の乗車ホームへと転線します。この辺りのシステムはゴンドラリフトに類似しています。ループ線は新交通システムでも埼玉県の埼玉新都市交通ニューシャトル(大宮駅のみ)や廃止された桃花台新交通ピーチライナー(両端駅)での採用例があり、神戸新交通ポートライナーの北埠頭経由系統や山万ユーカリが丘線は路線そのものがループ線になっています。
また、ループ線の途中では側線が分岐しており、終端部の一角は車庫としても利用されています。
   
   
あとがき  
下車(乗車)時・・・2001年、2008年               
  
鉄路のみで  
東京から・・・当日中に到達可能、日帰り往復可能 
大阪から・・・当日中に到達可能、日帰り往復可能 
 
食料・飲料 (500m以内)  
コンビニ・・・・・・あり     
飲食チェーン店・・・なし   
 
東京からの到達難易度がやや高いですが、
スカイレールを乗り鉄の際は、ぜひ一度はみどり口駅も観察してみて下さい!
そして、スカイレールは報道通りですと残り1年少々で廃線になってしまいます。廃線間際になるとお名残乗車の人で混雑してしまいます。ご訪問はお早めに。
    
(参考:地理院地図、Google地図、Wikipedia)