みなさんこんにちは。今日の話題です。



断続的にシリーズでお送りしています「大阪モノレール 東大阪市方面南伸事業(2029年度開業予定)」。大阪モノレールホームページより。



延伸予定区間は「門真市〜仮称・瓜生堂(大阪府東大阪市)」間、8.9km。

そのうち、3分の2ほどは東大阪市の市域に路線が敷設されます。大阪府ホームページより。



事業認可後、昨年からおらが街の一部ではじまった建設工事現場()付近の定点観測をするということをしています。


前回は9月でしたので、2ヶ月以上経過しています。果たして、現地はどうなっているか。



さて、毎度の探索のスタートはこちら「仮称・鴻池新田駅(こうのいけしんでんえき、同東大阪市)」の建設予定場所。


画面左右(東西)に横切るのは「JR学研都市線(片町線)」。その交点付近にモノレール新駅が出来ることになっています。



JR高架から少し進んで北方向に、一級河川の「寝屋川(ねやがわ)」を渡ります。


門真市駅方面へ向いたところですが、地平には「府道大阪中央環状線(中環)」と高架の「近畿自動車道(近畿道)」にはさまれた細長い敷地に、モノレール高架が建設されています。


9月には、なかった大型のクレーンがそこに!



「寝屋川」を渡った直後の、先日の様子。


そして、同じ場所からの9月の様子。

モノレール本線が載る、高架橋の建設はこの時にようやくはじまったところでしたが、これがその時の基礎からさらに高く、そして、別のあたらしい支柱の建設がはじめられていました。



見た感じでは、先ほどの「寝屋川」を渡った先の縦支柱は、いずれも出来上がっている様子。
その上部、線路が載るT字型の部分をこれから形づくって行くようです。



この場所で回れ右しますと、ちょうど東大阪市域の北端部に到着したところ。

従って、これは南方向を向いています。
ここから北側は「大東市(だいとうし)」をかすめる区間にモノレールは入って行きます。




この先の高架柱は、夏頃にはすでに完成していました。全体を見回しますと現在のところ、この柱がモノレール南伸工事では最北にある構造物、ということになるようです。


ここで踵を返し、もと来た南方向へと戻るのですが、その方向へ向けて建設中の高架柱、少しずつその高さが増していることに気づきます。



写真ではわかりにくいのですが、囲いの最頂部、その中に視認出来る鉄骨が、隣の「近畿道」とほぼ同じレベルに達しています。

先ほども触れましたが、この状態からさらに横へ、T字型に高架柱は造成されるので、そうなると近畿道より高くなる、というもの。


それからさらに北側にある、市境界付近のそれと見比べると、わずかな違いではありますが。



高さレベルが少しずつ上げられているのは、探索のスタート地点にある「JR学研都市線」の高架線を乗り越えるためです。


スタート地点に戻って来ました。
モノレールは、奥の「近畿道」と同じ高さレベルに上がり、JRと直交してこれを越えます。

この場所は「寺島ポンプ場前」という交差点ですが、そちらでも、高架柱建設に向けた基礎工事がはじめられていました。


先月までは、工事関係者の方々が使用する架設の事務所が空き地にあるだけだったのですが、クレーンも据え付けられ、いよいよこの区画も高架柱の建造に向けた基礎工事が開始されることがわかります。




さまざまなものが置かれていますが…これ、おそらくは地中の埋蔵物でしょうか。いろんなものが埋まっていたんやなあ、などと別のことで感心します。


ところで、先ほど観察して来た区間とこの区間は「寝屋川」をはさんで、別の業者さんの受け持ちだと気づきます。ちょうど、境界に当たるところだったのですね。


そういったことで、川の対岸に迫って来た高架柱が、こちらにも延びて来るのも間もなく、のようです。これは、2ヶ月の間に大きな動きでした。



直交している「JR学研都市線」車内から、ここまで探索して来た建設現場を俯瞰。
こうして見ますとモノレールの高架柱が、少しずつ高くなりつつ、こちらに向かっているのがよくわかります。


着工してから1年弱ではありますが、想像以上に、着実に建設は進んでいるようです。

引き続き、その進捗状況の変化を楽しみながら観察してまいりたいと思います。


次回に続きます。

今日はこんなところです。