2021年7月3日(土)のダイヤ変更で近鉄の伊勢志摩ローカルは日中の鳥羽〜賢島間が毎時1本に減便され、船津カーブで撮影してから賢島へ行くのが不便になってしまいましたが利用状況を見ると今まで毎時2本を維持していたのが奇跡って思える程で、大阪線の青山越え区間共々太っ腹なサービスだと感じていました。ローカル列車のみ停車する駅は無人駅が多く、これ等の駅ではIC乗車券用の簡易改札機は設置されているものの自動券売機や精算機は無いため切符の購入やIC乗車券へのチャージは出来ず、特にIC乗車券を使って無人駅で下車する際は残額に注意しないといけません。

(2022.3.25 志摩神明〜賢島間にて撮影)

 賢島へ直通する伊勢志摩ローカルは全列車2両編成で運行され、界磁チョッパ制御の1201系が一番編成数が多い関係上見る機会も多いですが同系はB更新で内装を一新しているほか初期の施工車は前照灯もLEDライト化しており、真っ白なライトが美しさを感じさせます。団体貸切列車を除いてシリーズ21が来ることの無い賢島で真っ白なライトを点灯させた一般車が見られるのは嬉しいことですがB更新車は車内表示器やドアチャイムの設置は行っておらず、そこが旧態依然だと感じられます。

(2022.3.25 賢島〜志摩神明間にて撮影)

 1201系のトップナンバーであるRC01も初期にB更新を施工した編成であるため前照灯がLEDライト化されていますがワンマン表示器は設置されなかったため方向幕に「ワンマン」を表示し、更に幕自体が古いため行先表示も「中川」になっておりこれも旧態依然と言えます。方向幕に「ワンマン」を表示する編成でも行先が「伊勢中川」になっている場合がありますがこのタイプは「ワンマン」の表示が見にくく、VVVF車の1259系や1440系に見られるワンマン表示器を全てのワンマン対応車に設置してほしいです。