2022年10月31日にJR内房線五井駅で発行されました、(小湊鉄道)の「五井⇔上総村上」の普通回数券です。
JPR/てつどう青地紋となります。
区間と運賃が印刷された常備券で、JR内房線五井駅の窓口には小湊鉄道から発売を委託された普通回数券の設備があり、常備券の設備もありました。国鉄時代は発行箇所の「五井駅発行」の左側に「千葉鉄道管理局」を表わしていると推察される「○千」の記号を付して、国鉄窓口発行である事を表わしておりましたが、この券には「○千」の記号の印刷はありません。
小湊鉄道の普通回数券は有効期間が「1箇月間」と短く、注記事項に記載されているように「・入鋏前に切り離すと無効」で「・入鋏後切り離した券片は終券片を所持されないと無効」となり、昔の普通回数券の使用条件から変わっておらず、各券片には有効期限の記入欄も設けられておりませんが、それでも各券片には有効期限がゴム印で押印されますので、注記事項の記載と現場での取り扱いが一部異なっているのかも知れません。
この普通回数券が発売された2022年10月31日の営業を持って、JR内房線五井駅の窓口は営業終了となり、JR窓口には今回ご紹介いたしました「五井⇔上総村上」の他にも数区間の普通回数券の常備券の設備がありましたが、いずれも最終券片の日付記入欄に「平成」の元号が印刷された券で、日付記入欄から「平成」の印刷を削除した西暦対応日付券は出なかったものと思われます。
今後、五井駅での小湊鉄道の普通回数券の発売は小湊鉄道ホームの「五井車掌区」のみでの発売となりますが、以前から「五井車掌区」で発売する普通回数券は記入式の補充回数券での対応でしたので、JR窓口に設備されていた普通回数券の常備券の残券が「五井車掌区」に設備されて、五井駅発行の普通回数券の常備券の発売が継続されれば良いのですが・・・