みなさんこんにちは。前回からの続きです。


3年振りに、今年は現地開催となった鉄道イベント「きんてつ鉄道まつり」。

会場の「五位堂検修車庫(奈良県香芝市)」の訪問記をお送りしています。




さて、時間の経過を忘れるくらいの楽しい「五位堂検修車庫」見学を終えて、無事に「鶴橋駅(大阪市生野区)」へと戻って来ました。



それでは最後に、今回のイベントの戦利品?を取り上げることにいたします。多数のブースがあり、欲しいものばかりだったのですが。



まずは、近鉄系列の「伊賀鉄道(三重県伊賀市)」のそれで見つけたのが、この「車内番号レプリカプレート(800円)」。

よく見かける、文字の裏彫りはなされていないのですが、これはよく出来ています。



1986(昭和61)年まで活躍していた、伊賀線の主だったという、この旧型車両「5000形」で使用されていたものを復元したのだとのこと。

戦前製で「名古屋線」の特急として活躍していたそうですが、なかなか均整の取れた顔です。


まったく奇遇なのですが、手元の書籍に載っていたのが、プレートのモデルになった「5005号車」!出典①。


「伊賀鉄道」は、本題の「五位堂駅」からさらに「大阪線」を東方向へ、三重県に入った「伊賀神戸駅(いがかんべえき、同)」から北へ延びるローカル線です。

かつては「近鉄伊賀線」でしたが、2007(平成19)年に分社化されて、沿線の伊賀上野にちなんだ「忍者列車」などが運行されている鉄道として知られています。近鉄ホームページより。


こちらの、コレクションカードも頂きました。

近鉄時代には旧型車両が跋扈していた路線でしたが、東急電鉄からこの「1000系」という車両を譲り受けて、近代的に生まれ変わりました。


「伊賀鉄道」になってから乗っていないので、東急時代の面影を色濃く残す車両の興味深さともども、これは訪問してみたいところ。同社ホームページより。



続いては、この「しまかぜ」キーホルダー(600円)。ブースには、ひときわえらい行列が出来ていました。


観光特急として、2013(平成25)年3月のデビューから早や10年弱、いまなお絶大な人気を誇る列車です。鳥羽にて。


興味深いのがその裏面で、大阪発「しまかぜ」のスタフ(運転士用時刻表)が印刷されていることでした。

鉄道会社によって、スタフの表記内容というものは異なるので、その比較も楽しいのですが、近鉄の場合、待避線などがある通過駅名をカナの略号で表記していることが特徴でしょうか。


「フセ=布施、ミト=弥刀、ヤモ=河内山本、タヤ=高安、コク=河内国分、コイ=五位堂」…と続きます。マニア心には、たまらぬ品です😆


そして、これは「ひのとり」。一昨年の春にデビューした、名阪新型特急です。



こちらもやはり、大阪発・名古屋ゆきのスタフが再現。長年にわたり、名阪ノンストップだったものが、途中の「津駅(三重県津市)」に停車するようになり、列車の雰囲気や位置づけも変化したように感じます。時代の流れですね。


さらに次回に続きます。
今日はこんなところです。近鉄名古屋にて。

(出典①「ヤマケイ私鉄ハンドブック13 近鉄」廣田尚敬写真・吉川文夫解説・山と渓谷社発行 1984年7月)