今回は、2023年春の引退が発表されているJR北海道のリゾート列車最後の生き残り・ノースレインボーエクスプレス(NRE編成)のメモリアル運転(いまこそ輝け!北のキハ183系キャンペーン第3弾の一環)にあたって、11月3日の『はこだてエクスプレス』に続く第2弾として札幌~稚内で運転された『まんぷくサロベツ』の下り列車乗車記を紹介させて頂きます。
尚、イベント列車記事優先につき、休筆中の『特急にっぽん縦断2022』その他連載記事は極力年内には全編完成させたいと思いますので、気長にお待ち頂ければ幸いです。記事が滞ってしまい申し訳ありません。
 
『まんぷくサロベツ』は、かつてキハ183系で札幌~稚内を直通運転していた定期特急サロベツのダイヤはそのまま、NRE編成の観光列車に仕立て、沿線の『うまいモノ』を車内販売する期間限定の列車でした。
今回は引退を控えたNRE編成のメモリアル運転の臨時列車として復活し、11月12日(土)が下り、13日(日)が上りとして、2日間で1往復する運転形態でした。私は幸運にも往復の10時打ちに成功し、今回乗車する事に相成ったのです…🙇‍♂️
まず初日の12日、私は学園都市線2534M(8:22着)で早めに札幌駅に向かい、稚内行のまんぷくサロベツ号が発着する8番線ホームに赴きました。
 
 
 
札幌駅ホームに掲げられたNRE編成のメモリアル運転の乗車口案内はいずれも『臨時特急』の札で、固有の列車名は記載されておりません。
 
 
 
まんぷくサロベツのNRE編成は、8:43発の6D北斗6号の出発後に入線します。
 
 
 
8:47、乗客や撮影のファンに出迎えられながらNRE編成が入線。朝ラッシュから外れた時間帯のため、発車時刻まで余裕があるのは有難いです。
 
 
 
ホーム上のLED発車標。札幌駅においてはしっかりと愛称名が表示され、自動放送のアナウンスも「まんぷくサロベツ」 と案内しておりました。
 
 
 
発車時刻まで余裕があるのをいい事に、9番線ホーム側に廻って編成写真を撮影😁
 
 
 
まず、下り列車で乗車するのは北海道唯一、そして最後のダブルデッカー車である③号車キサハ182-5101
 
 
 
先頭①号車に運転士が乗り込み、前照灯とLED愛称名表示が点灯しますが、前回のはこだてエクスプレス(コチラのブログも書き掛け…😓)とは異なり、通常のノースレインボーEXPの表示でした。
 
 
 
それでは、乗り込む事にします。
③号車入口付近には、後に乗車証明書を配布する女性スタッフ(かつての客室乗務員の制服を着用)が乗客をお出迎えしてくださいました。③号車ドアに貼られたメモリアル運転向けのステッカーは、まさに今回のまんぷくサロベツに因んだ図柄! (トップ画像参照)
 
 
 
通常、NRE編成の臨時列車は②・③号車が自由席というパターンでしたが、メモリアル運転は全車指定席。特に『まんぷくサロベツ』と翌週の『流氷特急オホーツクの風』においては10時打ちも熾烈さを極め、いずれも何とか席を確保する事ができたものの、えきねっとの事前受付は全くカスリもしませんでした…😓
実は今回も(?)、NRE編成の大ファンである旭川在住のテツ友・らんちゃん女史との2人旅😅往路に関しては2人並び席で確保する事ができました(窓口の方には感謝🙇‍♂️)。
 
 
 
③号車のテーマカラーはライトグリーンなので、ロールカーテンも同系色。各車とも席によってはオリジナルの柄が残っている処と、無地に交換された処が点在しています。
 
 
 
まんぷくサロベツ号は札幌駅を9:07に発車。道内外(特に道外のほうが圧倒的多数?)から多数の乗客が乗り込んでいるのと、パッケージツアーで一部の席が抜かれていた事もあり、札幌~稚内通しでは満席でしたが、区間によっては空席もあったため部分乗車の客もそこそこいると思われ、全ての座席が埋まっているワケではありませんでした。
『アルプスの牧場』オルゴールが鳴り、車掌(旭川車掌所担当)による発車後の車内放送が流れます。結びとして「旭川までのノンストップ、往年の電車特急・ホワイトアロー号を彷彿させるノースレインボーの力走をお楽しみください…」 とありましたが、その通り札幌~旭川は途中無停車!しかし先行列車などの絡みもあってか、全般的に特別速いというワケではありません。ちなみに札幌~旭川をノンストップで結んだ781系ホワイトアローの所要時間は最速で1時間29分でした。
 
 
 
列車は石狩平野を進み、神居トンネルをはじめとする5本のトンネルを抜け、上川盆地及び旭川市街地に入り、石狩川を渡ります。
 
 
 
旭川駅4番線には10:47に到着。かつて711系で運転されていたノンストップ急行『さちかぜ』よりも所要時間が若干長いです(下りさちかぜ号は1時間38分)。まぁ『観光列車』につき、速さが至上命令ではありませんので…。
 
 
 
旭川駅では18分も停車時間があるため、これまた絶好の撮影タイム。1枚目の右側、6番線に停車中の789系は11:00発の2020Mカムイ20号。
 
 
 
旭川駅のLED発車標表示は臨時特急でしたが、下側の表示部には駅員からの心を込めたメッセージが…。写真はその一部のみ掲載させて頂きますが、メッセージの全文は下記の通り(LED表示をイメージして黒地で文字装飾しましたが、読みづらかったらゴメンナサイ)。

「まんぷくサロベツ」へのご乗車ありがとうございます。列車は、雄大なサロベツ原野を駆け抜け、日本最北のまち稚内を目指します。大きな窓から雄大な車窓をお楽しみください。ノースレインボーエクスプレス来春引退ですが、今後とも宗谷本線のご利用を駅社員一同お待ちしております。

 
 
 
ホームで構える撮り鉄らに見送られ、旭川駅を発車。
 
 
 
非っ常ょぉぉぅ~に、残念ながら😣この日の天気は下り坂で、札幌発車時点では薄曇りだった天気も、北上するにつれてどんどん雲が厚くなり…。これじゃあせっかく絶景が広がる進行左側の席を取ったメリットも半減😢どうも、宗谷本線でイベント列車が走る時は天気が崩れるというジンクスがあるようです😭
旭川市街地を抜けて、再び石狩川を渡ります。
 
 
 
上川盆地が果て、宗谷本線最大の難所塩狩峠越えにアタック。
 
 
 
峠のサミットである塩狩駅を通過。何人かの撮り鉄が自慢の機材を駆使してNRE編成を撮影。撮り鉄は当所のみならず、走行箇所のあちこちで見られました。
 
 
 
塩狩峠を下って11:40、和寒駅に到着。
当駅では7分停車し、H100単行の名寄発旭川行普通324Dと交換。
 
 
 
12:01到着の士別駅では、『花たび そうや』の時と同様にホーム上での『北の大地の入場券』販売がありました。そして、2021年3月ダイヤ改正で廃止された東六線、北剣淵、下士別の3駅の停車場標識が展示されていて、鉄道ファンには嬉しい計らいでした。
 
 
 
士別市は北海道にもう1つ、同音名の自治体標津町(1989年に廃線となった標津線の終着駅 ・根室標津駅があったマチ)があるため『サムライ士別』と呼ばれる事もあり、ソレに因んだ侍のコスプレ姿の男性がまんぷくサロベツ号歓迎の小旗を持って出迎えてくれました。
 
 
 
12:06に士別駅を発車後、この後車窓の友となる天塩川を渡ります。後程車窓解説でもこの川についての解説が流れますが、この辺りからとうとう雨が降り出してしまいました…😢
尚、札幌駅からは宗谷本線沿線地域のマチおこしのために設立された合同会社memo'tockのスタッフが同乗しており、今回は沿線ガイドの車内放送(内容の詳細は割愛)をはじめ、特産品やグッズの車内販売(③号車ラウンジカウンターでの販売)を行っておりました。
 
 
 
まんぷくサロベツとは無関係ですが…並行する国道40号線を走行する道北バス(名寄線)の車が日野+富士重工7Eボディ(この組み合わせは1998年まで)、そして元の事業者だった遠州鉄道(古くから遠鉄は日野だけ富士重ボディ指定というコダワリが…)そのままのカラーという事でつい撮ってしまいました。相当な古参車にも関わらずまだ生き残っていたとは…。同業の旭川電気軌道には自社発注の日野+富士重7Eという組み合わせも3台存在していましたが、既に引退しているようで。同社といえば、国内唯一の3軸(前2軸)路線バス三菱ふそうMR430(1963年式)を完全レストアした事でバスファンのみならずマスコミでも話題となっていますが、その技術力の高さにはただただ脱帽するばかりです。
 
 
 
話を元に戻して…風連駅を通過した後、道の駅『もち米の里なよろ』が見えてきます。この後名寄駅到着後の車販において、コチラで販売されている様々な大福餅の中から厳選した4種類を販売するとの事。
 
 
 
12:25、名寄駅に到着。10分停車します。
同行のらんちゃん女史は改札口を抜けてNRE車両のLEDアートが見事に表現された発車標を撮影(2枚目写真。提供に感謝します)。まさに駅社員の鉄道愛の賜物でしょう。
 
 
 
その間、私は2番線ホーム側に廻り、小雨降る中にも関わらず編成写真を撮影。
 
 
 
撮影後サッサと車内に戻り、名寄駅発車後に売り出される大福目当てに③号車ラウンジの車販カウンターに並ぶ事にしました。この車販カウンターも札幌駅発車前から大行列が続いていたとの事で、既に売り切れとなっている商品もそこそこに見受けられました。特に『まんぷくサロベツ』乗車記念品のサボ型グッズは人気が高かったようですが、NRE編成の姿をあしらったグッズがなかったのはちょっと残念。
 
 
 
名寄駅発車後、一時クローズしていた販売カウンターが再開し、積み込みの大福(黒豆、かぼちゃ、よもぎ、苺)、そして酒粕アイス(コチラは予め購入の引換券と交換※私は買わず)の販売が始まりました。早速私は黒豆とかぼちゃの大福を購入(但し車内では食さず)。好評につき飛ぶように売れて、早いウチに完売となったようです。
 
 
 
日進駅を通過後、いよいよ車窓の友となる天塩川沿いを走行します。初冬に入り、冬枯れの中だと川の見通しも良いですが、あいにくの天気なのはただただ残念…。
 
 
 
12:56の美深駅到着後、駅舎内に向かって物凄い行列が…。コレはNRE編成をあしらったクリアファイルや乗車記念券、到達証明書などの記念グッズと、特製弁当目当てでして(皆どこでそんな情報を?但しグッズ類の転売ヤーも相当いた模様😠)、私はそんな事も知らずに撮影のため2番線ホーム側に向かいます。
 
 
 
まんぷくサロベツの到着に合わせて、駅舎の塔に設置されている『美幸の鐘』が鳴動。
 
 
 
『美幸の鐘』の名前の由来である『日本一の赤字ローカル線』美幸線(1985年廃線)に使われていた3番線ホーム跡。ホームに直結する駅の東側を結ぶ道路から撮影。
 
 
 
名寄駅から派遣されたJR社員と、町の方々に見送られながら美深駅を発車。
 
 
 
美深駅発車後、客室乗務員姿の女性スタッフよりクリアファイル(コチラはNREメモリアル運転各列車共通)と下りまんぷくサロベツの乗車証明書が配布されました。今回も乗車券は指定券と同時購入のLOVEパス(※10月21日限りで発売終了)使用です。
 
 
 
豊清水信号場にて運転停車し、稚内発名寄行普通4326Dと交換した後、13:41音威子府駅に到着。
当駅は24分と最長の停車時間で、乗客は撮影や『北の大地の入場券』を買い求めるために一旦降車したため、車内はほとんどカラに…。
 
 
 
駅舎内は『北の大地の入場券』購入の列で大混雑!沿線解説のアナウンスにもありましたが、村の人口は600人台にまで落ちてしまったとかで…(但し全寮制である村立おといねっぷ美術工芸高校の生徒がいるため、10代の人口が約1/3を占めるとの事)。そんな村の駅がひときわ賑わうのが、イベント・観光列車が走る時です。
 
 
 
さて、音威子府駅を発車後、本格的に天塩川沿いの眺めを堪能できるのですが、相変わらずどんよりとした空模様…。
 
 
 
天気は残念ですが、まんぷくサロベツ号のお楽しみとして『宗谷本線沿線ご当地弁当』の積み込みが音威子府駅、天塩中川駅、幌延駅の3箇所であり、予めネット予約での販売で各駅到着 後に③号車ラウンジで受け取る事になっています。私はまず音威子府駅の『かに飯(音威子府ようかん付き)』(¥2000)を予約。ただ…受け取り時にフルネームを告げなければならないのが…(身バレしそう💦)。受付時に届くメールの予約画面を見せるシステムにして頂きたかったのが正直な処。
以前『花たび そうや』に乗車した時は『かに飯そば弁当』(¥1500)の販売でしたが、残念ながら音威子府そば自体が製麺所の廃業に伴い同じ内容での提供ができなくなり、苦肉の策(?)として村で製造されている羊羹を付ける事になったようです。羊羹はかぼちゃ・栗・黒餡・梅(写真)の各種ランダムでの組み合わせとなっており、何が付いてくるかはお楽しみ…でしたが、私が当たった梅羊羹は同行のらんちゃん女史に進呈しました。弁当については乗車中には手を付けなかったため、中身は翌11月13日乗車分のブログにて紹介。
 
 
 
佐久駅で一旦運転停車し、6064Dサロベツ4号(通常のキハ261系)と交換。
 
 
 
上川管内最北の天塩中川駅は14:47に到着。13分停車します。雨は少々弱まったものの、相変わらず降り続いておりました。
 
 
 
誉平(ぽんぴら)駅として開業してから今年で100周年を迎えた天塩中川駅。
今年はJR北海道各地の駅の『周年記念』が特に多いですね。
 
 
 
旧駅事務室跡を利用した交流プラザ内のカフェには、コーヒーなどを求める客の行列が…。
 
 
 
天塩中川駅発車後、2022年3月ダイヤ改正で廃止された旧歌内駅を経て宗谷管内に入り、ヨド物置の待合室で有名な秘境駅・糠南を通過。
 
 
 
糠南~雄信内は天塩川の特に絶景区間である問平陸橋を渡るのですが、写真を撮り損ねてしまったので陸橋通過後の天塩川下流の風景で勘弁してください…。
 
 
 

さて、天塩中川駅で積み込みのご当地弁当の受け取りが行われ、私は『スタミナステーキ丼』(¥1500)を注文。ようやく遅い昼食に在り付く事となりました。コチラは『花たび そうや』の時にも同様に販売されており、相変わらずのウマさでしたよ😋

 
 
 
15:38、幌延駅1番線に到着。わずか5分の停車時間でしたが、コチラでも撮影タイムを確保💦
 
 
 
実は幌延駅のご当地弁当をも予約していて、『秘境牛ハンバーグホットサンド&ビーフシチュー』(¥1100)を発車後に受け取り、先程スタミナステーキ丼を食べたばかりなのに、無芸大食の私はコチラも平らげました😅ビーフシチューは私の大好物で、「(ホットサンドは)ビーフシチューと一緒に食べるとまさに絶品です!」の商品説明通り、どちらも実に美味しかった!ここまで食べれば、まさに『まんぷく』です!😋
 
 
 
11月にもなると日没も早い…。停車時間のある駅としては最後となる豊富駅2番線に16:00到着、10分停車します。当駅で豊富温泉に向かうクラブツーリズムの団体ツアー客(年配客中心)がゾロゾロと下車。
到着時点では先程受け取ったホットサンド&ビーフシチューをまだ食べている最中でしたが、食べ終わりまだ時間があったため、1番線ホーム側と跨線橋から撮影。
 
 
 
豊富駅から先はすっかり闇の中で車窓はほとんど楽しめず。どっちみち悪天候だから利尻山も見えないし…。ようやく街の灯りが見えてきて最後の中間駅・南稚内に到着しますが、1分停車の後すぐ出発。
そして…17:00に終着・稚内駅に到着!札幌から約8時間の旅が終わりました。
尚、先頭①号車付近は撮影者らでゴッタ返していたため、お約束のショットは撮れず。
 
 
 
稚内に着く頃は雨が激しさを増していましたが、そんな事にもめげず(?)車庫のある南稚内駅へ向かう回送列車(17:13発)を見送りました。⑤号車付近のホームは屋根がないため、ズブ濡れになりながら…😓
 
 
 
回送列車出発後も、ホーム上には横断幕を持った駅長及び助役両氏(南稚内駅所属)、そしてご当地キャラ『出汁の介』『りんぞうくん』らのお出迎えが続いていました。皆様ありがとうございます🙇‍♂
 
 
 
改札口を抜けると、駅舎内は『北の大地の入場券』『いまこそ輝け!北のキハ183系』記念入場券(第2弾)を買い求める行列がズラリと…。さらに17:44発の52D上り宗谷号(17:23着のサロベツ1号の折り返し)への乗客もおり、なかなかカオス(とにかくワヤ😵)な状態でした…。
 
 
 
私はらんちゃん女史に『いまこそ輝け!北のキハ183系』記念入場券第2弾(発売期間2022年11月3日~2023年3月31日)の購入を依頼。私はその間荷物番。
稚内駅の図柄は、今はなきキハ183-6000のお座敷車が連結された夜行列車『はなたび利尻』(夏季のみの臨時列車)。道内夜行列車が続々消滅し、鉄道での移動選択肢が狭まってしまったのは残念です。
 
 
 
記念入場券購入後、同行のらんちゃん女史は宿の都合上で18:03発の名寄行普通4330Dに乗車、稚内駅を離れました。また明日~👋
 
 
 
相変わらず暴風雨吹き荒ぶ稚内駅。この時気温は6.8℃…。体感的にも非常にサブい😖
尚、記念入場券購入の列は18時を過ぎても続いておりました…(本来ならば窓口は上り宗谷出発後クローズ)。
 
 
 
この日の宿は、予め予約していた稚内駅近くのサフィールホテル稚内。市内随一の高級ホテルですが、全国旅行支援の『HOKKAIDO LOVE!割』(ほっかいどう応援クーポン¥1000付)とじゃらんポイントを併用したので、たったの¥60で泊まる事ができました😅
 
 
 
部屋の窓から見た夜景(西方を望む)。暴風雨は激しさを増しているようで、2日前の時点から既に荒れ模様の天気が予想されていたため嫌な予感はしていたのですが…。翌日のまんぷくサロベツ号が運休にならないかが気掛かりでありました。
 
翌日の上り『まんぷくサロベツ』乗車記事はまたの機会に紹介します。
つづく