名古屋線内では終日に渡って見ることが出来、当たり前の存在である松阪行き急行ですが一部松阪から回送で明星車庫へ向かう列車があり、車掌によっては松ヶ崎通過後直ぐに行先表示を変えるため住友理工の近くを通過する時点で既に表示が「回送」になっていることもあります。住友理工から松阪駅までは結構な距離があり、徒歩だと20分以上かかるためかなり早くから回送表示にしていることになりますが乗客がいる列車が「回送」を表示してそこそこの距離を走っているのを見ると「表示を変えるの早過ぎだな」って思うこともあり、住友理工の近くで表示を変えても松阪到着までには十分間に合うので早過ぎる表示変更は出来ればしないで頂きたいです。

(2022.6.4 松ヶ崎〜松阪間にて撮影)

 「回送」を表示して最後の一区間を走る2800系AX17ほか6両編成の松阪行き急行です。列車が見えた時には既に幕回しが終わっていたので松ヶ崎通過後直ぐに変えたことは間違いなく、そのおかげで種別灯は急行仕様(右側のみ点灯)で行先表示は回送という中途半端な状態で最後の一区間を走ることになってしまいました。

 

(2022.6.4 松ヶ崎〜松阪間にて撮影)

 「回送」表示で通過していった松阪行き急行は近鉄名古屋10:21発の1037レで、この日は名古屋方に1233系VC43を連結していましたが大阪・名古屋線系統における1233系は意外にも名古屋線所属車しか無く、大阪線では同系より古い1220系とより新しい1253系・1254系が活躍しています。2両固定車なので小回りが利き、名古屋線では急行の増結車のほか単独で普通や準急にも充当されますが都市部を2両のミニ編成で走る姿はいつ見ても違和感があり、特に準急は高速走行をするので尚更です。