今回は久しぶりに「鉄道について語る」シリーズをお送りいたします。
485系ジョイフルトレイン「華」が今年10月末に運転終了し、11月10日に自走で郡山車両センターへ廃車回送されたので、ジョイフルトレインや「華」について語りたいと思います。

と、その前に
11月12日に投稿した記事で、西武池袋線は妊婦などに優先席を譲らない最低な田舎猿ばかりだのスマホ依存症と2行ばかり書いただけなのに、運営に記事を消されました。読者の皆様に深くお詫び申し上げます。ただ良識のない西武池袋線民に対しては詫びる気全く無いし考えを改める気はございません。
では本題に入ります。
『心やわらぎ、楽しめる空間の提供』をコンセプトに製作された485系ジョイフルトレイン「華」は、カラオケ設備など備えた掘り炬燵式のお座敷列車として1997年4月26日に運転を開始しました。靴を脱いでくつろげる全車グリーン車のお座敷列車として、東北・関東甲信越・JR東海エリアと広範囲で活躍!
国鉄時代から活躍していた団体臨時列車向け客車を置き換えるため、余剰となった485系特急電車(一部189系 / 写真はイメージ)を改造したジョイフルトレインが1990年代に登場、「シルフィード」(後のNODOKA1990年~2017年)を皮切りに「リゾートエクスプレスゆう(1991年~2018年)、「彩(いろどり)」(2007年~2017年)、「宴(うたげ)」(1994年~2019年)」、「ニューなのはな」(1998年~2016年)、「きらきらうえつ」(2001年~2019年)、「やまなみ」「せせらぎ」(後のジパング・やまどり2001年~2010年)、「ジパング」(2012年~2021年)、「華」(1997年~2022年)、「リゾートやまどり」(2011年~2022年)が製作され、主にJR東日本管内で活躍しました。
和をテイストに設計された国鉄時代の客車ジョイフルトレインを置き換えることで、機関車の付け替えなどの手間が省略された。
国鉄民営化で発足したばかりのJR各社は、1980年代後半のバブル景気で団体旅行の需要が増えるなか看板列車としてジョイフルトレインを相次いで製作、JR東日本では列車内で宴会ができる畳敷きのお座敷車両からディスコスペースやサロン、展望席を設けた欧風車両など個性的な車両を続々とデビューさせました。(写真はNO・DO・KA)
国鉄時代から活躍しているJR西日本の「サロンカーなにわ」は来年で登場から40年を迎えるジョイフルトレイン
JR各社はキハ56・キハ58・キハ65気動車を改造した奇抜なデザインのジョイフルトレインを登場させた(写真はJR北海道のアルファ・コンチネンタル・エクスプレス)
JR九州で初めて水戸岡デザインを採用したジョイフルトレイン「アクアエクスプレス」
2005年にはJR東海が国鉄から継承したジョイフルトレイン「ユーロライナー」が団体客減少を理由に引退、JR九州でもコスト削減のため早々とジョイフルトレインを廃止に
バブル崩壊後は団体ツアーから少人数での旅行者が増えた事もあり、団体専用車両の需要が減少していきます。そして老朽化の波も・・・
バリエーション豊富だった485系ジョイフルトレインは、老朽化や部品入手が困難な事を理由に年々減少していましたが、来月11日に上尾駅~長野原草津口駅間で運転される「やまどり」ラストランでその歴史に幕を下ろす模様・・・(写真は「宴」)
時代の流れとはいえ、日本経済が潤っていた時代の象徴だった華やかな車両が消えていくのは悲しいですね。バブル世代ではありませんが。(写真はリゾートエクスプレスゆう)
JR東日本のジョイフルトレインと呼べそうな列車はキハ40・48「びゅうコースター風っこ」・「クルージングトレイン」、E655系「和(なごみ)」のみにぐすん
個人的には「なのはな」が一番好きでした
本題の「華」は今まで他の列車を撮影するついでに撮影する程度でしたが、今年に入ってから485系ジョイフルトレインの運転が増え、引退へのカウントダウンを察知した私は1月・5月・7月に撮っておきたかった場所で「華」を撮影しました。(写真は快速「お座敷青梅・奥多摩号」青梅線 二俣尾~軍畑)
青梅線内で撮影できたので悔いはありません
西武線とのコラボも撮れましたしねウインク
私が最後に485系ジョイフルトレイン「華」を見たのは今年7月23日のこと(総武本線 東船橋~船橋)千葉県内で撮影できて満足でしたが、神奈川県内や東海エリアで撮影できなかった事が唯一悔やまれるぐすん
果たして「華」は年内に解体されるのか?!
では過去に撮影した写真で振り返り「華」との別れを偲びたいと思います。
「華」を一番多く見かけたのは出勤途中の新宿駅でした(2014年~2016年)189系「ホリデー快速富士山」との並びも懐かしいキラキラ
189系を撮影するため初めて訪れた四方津の撮影ポイントで見た「華」は、快速「お座敷ぶどう狩り号」に充当されていました(2015年9月13日 / 中央本線 上野原~四方津)
E721系P4-15・16編成甲種輸送を撮影するため訪問した武蔵野線沿線で偶然遭遇、浜松~宇都宮で運転された団体臨時列車の送り込み回送だったみたい(2017年2月2日 / 東所沢~新秋津)
入庫する115系ラストラン列車を撮影するため訪れた新前橋駅から「華」を撮影、ホームグラウンドだった高崎車両センターへ戻ることはない
189系ラストラン撮影目的で来ていた四方津で「華」と遭遇、快速「お座敷桃源郷パノラマ号」の運用で千葉~小淵沢を往復(2018年4月22日 / 中央本線 上野原~四方津)
資格試験を受けるため田端に来ていた私は、気分転換を兼ねて尾久までお散歩、すると後方から「華」がやって来たので慌てて撮影アセアセ疎開していた185系と絡めて撮ることができましたカメラ(2021年6月6日 / 東北本線 赤羽~尾久)
不意打ち食らいましたねアセアセ
「華」を水戸線内で撮りたくてお気に入りポイントで撮影、こちらの列車はクラブツーリズム主催の「デッドセクションを2回通過 友部・下館・国定・高崎で扉開放 お座敷列車華で行く北関東メガループ日帰り旅」(2022年1月22日 / 水戸線 川島~東結城)
冒頭でお話しした青梅線内を走る「華」、拝島駅の中線で休む姿も撮影していました
最後の撮影となった快速「お座敷千葉・甲斐国号」(2022年7月23日 / 総武本線 東船橋~船橋)、葬式鉄や撮り鉄の暴走が酷いのでこれを期に「華」の廃車回送まで静かに見守ることにしましたぼけー
今までありがとう、さよなら485系ジョイフルトレイン「華」・・・一度ぐらい乗りたかったよ。
当たり前の様に見られた車両がまたひとつ消えてゆく
人気を集める観光列車が全国各地を駆けめぐる昨今、衰退する「ジョイフルトレイン」というカテゴリー自体も将来消えてしまうのだろうか・・・(余談ですが観光列車ランキング1位は「リゾートしらかみ」らしい)
ジョイフルトレインが築いた車両の個性や鉄道ならではのワクワク感が観光列車にも受け継がれていくのでしょう・・・
12月11日には485系ジョイフルトレイン最後の車両「やまどり」ラストランが行われますが、駅や沿線に関わらず安全な場所から静かに最期の姿をお見送りしていただきたいですね。
今月はキハ28ラストラン(定期運転終了)も行われます。鉄道会社や沿線住民の迷惑とならない様にご配慮を。
鉄道ファンなら列車を使えやイラッ車移動が楽なのは理解できますが・・・鉄道会社にお金落とさない連中が多すぎるムカムカ
色々ありますが、1ヶ月半で2022年も終わり・・・朝晩の冷え込み厳しくなりますので皆様も風邪などひかぬ様ご自愛下さいクローバー
今回も最後までご覧下さり、ありがとうございました。