番外 新設されたあと初乗車でした、長崎線特急「かささぎ」、885系運行による博多→佐賀間乗車記録 | コウさんのコウ通大百科 PART3

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(平成24年1月〜平成30年3月の記事はPART2の内容です)

 

 これまでもご紹介しておりますように、9月23日改正によりまして、上の画像にあります885系電車は新たに「リレーかもめ」・「みどり」、そして今回ご紹介します新たな列車にも運行されておりまして、これまでの日豊線特急「ソニック」とともに、西九州地区の路線でも引き続き活躍する姿が見られております。

 

 この885系電車と言いますと、これまでは長崎線特急であります博多~長崎間「かもめ」で活躍しておりましたが、9月23日の西九州新幹線開業に伴いまして、活躍の場を佐世保線にも移しておりまして、博多~武雄温泉間「リレーかもめ」、博多~佐世保間「みどり」にも運行されるようになりました。

 

 上の画像は、江北駅での「リレーかもめ」運行時、江北駅2番ホーム入線時の模様ですが、右側の佐世保線の線路から2番ホームへ入線しておりまして、この姿からも佐世保線へ入線していた事がお分かりいただけるのではないかと思います。それだけ「リレーかもめ」をはじめとした列車で佐世保線へ入線するようになった事がわかる姿ではないかとも思います。

 

 

 そして、この9月23日改正では、特急「かもめ」が運行されておりました長崎線江北駅以南にも特急電車が運行されておりますが、それが「かささぎ」であります。この「かささぎ」は、以下画像の787系電車をはじめ、「みどり」・「ハウステンボス」にも使用されます783系電車でも運行されておりますが、それとともに885系電車も乗り入れております。

 

 

 そして、私自身も博多→佐賀間ではありましたが、「かささぎ」を利用しておりました。今回はその模様を皆様にご紹介してまいります。

 

 

 「かささぎ」と言いますと、9月23日改正より運行を開始しておりますが、運行本数全17本(下り8本・上り9本)のうち、3本が佐賀駅発着、1本が門司港駅発、1本が小倉駅着、1本が吉塚駅着でも運行されておりまして、博多~佐賀系統は改正前の「かもめ10*号」の名残でもあります。

 

 したがって、博多~肥前鹿島間で運行されておりますのが7往復でありまして、改正前の「かもめ」時代が下り23本・上り24本(いずれも定期列車、臨時列車は除きます)でしたので、大きく特急列車の本数が減らされた事がわかります。この博多~肥前鹿島間の運行も住民の要望によるものでしたので、それが報いられた事がわかりますが、それでも大きく減らされている事は致し方ない部分でもありましょうか。

 

 元々は、肥前山口(→江北)駅以南を非電化とも計画されていまして、それに特急列車を走らせる事になっておりましたので、自動的にキハ185系気動車と言った列車が走る事になっていたでしょうから、それからしますと電車が乗り入れる分まだ良かったとは思う所ではありましょうか・・・。

 

 

 さて、ここからは利用記録をご紹介してまいります。今回利用しましたのが113号でありまして、肥前鹿島行きの最終列車でもあります。

 

 

 発車数分前、885系電車SM7編成が博多駅4番ホームに入線します。そんな885系電車の「かささぎ」の運用は2往復(104・105・110・113各号)存在しておりまして、うち1本104号が吉塚駅止まりでも運行されております。

 

 「かささぎ」の行先です。885系電車の場合は以下画像のような表示の仕方となっておりまして、上部の「KASASAGI LIMITED EXPRESS」が特に「かささぎ」として運行されている事を物語っているのではないかと思います。

 

 ちなみに、「かささぎ113号」の前の運用が「リレーかもめ48号」でありましたが、「リレーかもめ」の博多行きでしたらこのような表示を出しております。尚、長崎(武雄温泉)行きの場合でしたら新幹線「かもめ」に接続する事を記載するようになっておりますので、そう言った事から細かく表示されております(現時点収めておりませんので、収めましたらご紹介します)。

 

 

 さて、ここからは乗車の模様をご紹介してまいります。今回は1号車に乗車しまして、「かささぎ」としては初めて約40分の乗車を行う事ができておりました。

 

 1号車と言いますと、グリーン車がある号車ですが、もちろん私のマネーにこう言った所までは届く事ができず、その後ろの指定席に乗車しておりました。そんな博多~佐賀間には、「九州ネットきっぷ」を使いますと、片道1150円で指定席車に乗車する事もできておりますので、正直お得ではないかとは思います。

 

 

 この時、私の近くの席では、画像にはありませんがスーツケースを抱えた旅行者の姿が多く見られておりました。そう言った事もありまして、残念ながら今回は車内の姿は収めておりませんが、その代わりに1号車の最前部になりますグリーン車へ足を運んでおりました。

 

 私自身も、これまでも885系電車には何度も乗車歴はありますが、この1号車のグリーン席へは普段から行かない事もありましてあまり足を運んでおりませんでした。グリーン車へ進みますと、SM7編成である事から「かもめ」編成でもありますので、上の画像にあります「かもめ」のロゴ、そして木の扉となりますグリーン車へやってきました。

 

 ドアを開けますと、画像のように独立3列シートの座席の姿が見られます。正直こうした座席なんだなという事を今回実感する事ができておりましたが、たとえ近距離でもマネーがあればこうした席もいいもんだなと見ていて思うほどではありました。やはり、普段が指を加える所ではありますので・・・

 

 

 グリーン車を眺めまして、しばらくしまして私が座ります1号車の普通車指定席の座席に戻りました。尚、下車した際にわかりましたが、この日(乗車日・10月24日)グリーン車に乗車された方はいらっしゃらなかったようでありまして、いわゆる空気輸送であった事も伺わせておりました。

 

 

 こうして、博多駅から約40分、上の画像のように佐賀駅に39分で到着しまして、私を含めまして多くの方々が下車されておりました。したがって、以下画像・最後の画像の発車時に確認しました際には、次の江北駅、そして終点の肥前鹿島駅いずれかへ向けて乗車されていた方はわずか20名ほど、先述のように多くの方々が下車されていましたので、それだけ博多~佐賀間の需要も多い事が伺えるのではないでしょうか。

 

 

 今回は、「かささぎ」が誕生しまして初めて乗車しました模様をご紹介しましたが、博多~佐賀間に関しましてはこれまでも需要が多い分、多くの方々の利用姿が見られている事はわからなくはないでしょうか。ただ、それ以降となりますと利用者も少なくなりますので、これは致し方ない所ではありますが、それでも特急列車として残されている事は正直ありがたいのではないかとも言える所ではあります。現在は、885系電車以外にも783系電車が1本運行されますし、それ以外は787系電車も運行されますので、これからも特急列車としての存在を得るべく更なる利用を願いたい所ではあります。