久々鉄分補充旅 12 日高本線は短い本線 | 梅掛鉄男のブログ

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 苫小牧からのキハ40、むかわ竜ラッピング車両は鵡川に向けて発車します。



最初の停車駅は勇払です。苫小牧を出てからここまで長かった…。ほぼ沼ノ端まで延々と室蘭本線に寄り添い、途中貨物駅への出入りを過ぎてからやっと独自の路線になります。こんなに長く室蘭本線に寄り添うのは…ブラタモリでも苫小牧を先日特集してましたが、苫小牧港の奥行が関連してそうですね。地図で見ると室蘭本線沼ノ端近くまでずっと苫小牧港が人工的に掘られてます。良く掘ったよなあ…感心。この掘削、苫小牧港開港の影響で線路付け替えが起きているようですね。Wikipediaさんに教えていただきました。


 ところで線路をずっと見ていると、日高本線の線路は室蘭本線に比べて細く、踏面も半分くらいしか光ってません。ですが途中の貨物駅への出入り、及び室蘭本線との連絡路線部だけは線路も太く、踏面も光ってます。貨物駅への出入りが多いのでしょうね。苫小牧が貨物輸送の重要拠点だと言うことがよくわかります。


 寄り道長かったですが、勇払から先に進みましょう。







浜厚真、浜田浦、そして鵡川。日高本線の駅はこれで終わり。短い本線です。けれども駅間が長いので、そんなに短い本線だとばかりは思えないですね。それにしても、鵡川は降りてから撮影してので綺麗に撮れましたが途中駅は窓ガラス越しなのできったないです。ご容赦。


 鵡川での折り返し時間で駅を撮影します。





鵡川の駅舎。線路はまだ鵡川から南に伸びてますが、この先列車が走る事はもう無いのです。鵡川の駅も立派なのに。


 折り返し列車待ちは。



北方向です。昔はこの右手にも貨物設備とか有ったのかな?乗車待ちの人が多い。鵡川行きではボックスシートも空いてたのにね。



窓汚いよね。


 鵡川からは多くの人を乗せて折り返し発車します。





むかわ竜がひとを飲み込みます。来る途中、窓外の景色が良かったので帰りは少し撮れたら良いなと、窓際で頑張ります。









茫洋とした海辺の草原。そして川。前後で点在する小さな沼。勇払湿原と言う湿地帯なのですね。勇払駅近傍の山側とかには団地もあったりするのに海側は湿原なのですね。こちら側は無人地帯なのがよくわかります。


 30年以上経ってからの日高本線再訪。鵡川までの区間はまだニーズがありそうです。もう少し延命できるのかな。ただ、千歳線でさえ苫小牧口は普通列車の運転頻度がかなり落ちます。経営の難しさは深く理解するつもりですが、利便性の欠如はできる経営状況の改善も失うことになりそうです。JR北海道さん、もう少し公器としての意義を強調して政府や自治体へのアピールも必要ではない?と思うのですが、そうも言えなさそう。その理由は次回。