2020年3月14日のダイヤ変更以降近鉄~阪神間を直通する快速急行は土休日のみ8両編成が主体になり、駅の前後が踏切でホームの延長が困難な芦屋は通過になりましたが土休日だけとは言え西宮~神戸三宮間が魚崎1駅のみの停車になったことで直通特急や特急よりも少ない停車駅で走ることになり、「特急より停車駅が少ない快速急行」が実現してしまいました。これまで6両編成が最長だった区間を近鉄車の8両編成が走る姿を見ると「時代が変わった」って思え、改良工事を行った阪神電鉄は凄いって感じられました。

 

(2020.3.29 石切~額田間にて撮影)

 

 急勾配区間を走る1026系VH28ほか8両編成の神戸三宮行き快速急行です。生駒を発車すると瓢箪山まで連続急勾配が続き、抑速制動を使って下っていきますが6両編成ならともかく8または10両編成の列車が急勾配を下っていく姿は「通勤路線とは思えないな」って感じられ、日常と非日常を一度に感じられます。

 

(2020.3.29 石切~額田間にて撮影)

 

 近鉄車による8両編成の快速急行は奈良方に9020系または1252系を連結し、混色編成になることもよくありますが撮影した日はVH28と志摩スペイン村の部分ラッピングを施した9020系EE29の組み合わせだったので見事に異なるタイプ同士での組成になり、近鉄らしさを感じられました。ノーマル編成とラッピング車の連結は近鉄車だけでなく阪神車でも見られますが2両固定車にラッピング車があるのは近鉄車だけで、更にラッピング車同士の連結も有り得るので趣味的に面白いです。