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鉄道・10~中央西線D51

 昭和47年、高校2年生の夏休みに中央西線へ日帰り旅行した。友人と新宿から急行“アルプス”に乗り、塩尻駅で降りて中央西線に乗り換える。長野方面に向かう中央東線は既に電化されていたが、名古屋に向かう中央西線は電化前で貨物列車を引くD51形蒸気機関車が最後の活躍をしていた。私達は各駅停車のディーゼル列車に乗り込み洗馬駅を過ぎると両側から山が迫ってくる。島崎藤村の『夜明け前』の通り“木曽路は全て山の中である”の始まりになる。D51が引く貨物列車の時刻をダイヤグラムで確認してまずは贄川駅で降りて撮影地点を探す。一両撮ったら次は木曽福島駅、南木曽駅と撮影ポイントを探しながら南下していく。写真は木曽川に掛けられた鉄橋を渡るD51。1機だけだと思って待っていたら思い掛けず“重連”で大喜びした記憶がある。しかし50年後に改めて見てみると2機目は噴煙を上げていないのでおそらく回送で連結されていただけだろう。中央西線の蒸気機関車は山岳を走るため煙突に集煙装置が付けられ火が樹に燃え移らないようにしていた。写真で煙が出る部分に四角い装置が見える。
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コメント
 
 
 
木曽福島 (由木の住人)
2022-11-10 13:39:15
 デゴイチ、なかなか勇壮な姿ですね。興味のある方は被写体の姿も違いますね。
 私は汽車ではありませんでしたが、木曽路は行った事があります。木曽福島では義仲のお墓を見たいと言ったら同行者に顰蹙を買いました。暗いですか?関所は反対されませんでした。40年も前の事を思い出してしまいました。
 
 
 
由木の住人様 (多摩NTの住人)
2022-11-10 16:35:18
コメント有り難うございます。高校生の写真でただ撮っただけですね。私は歴史好きなので時間があれば木曽義仲の墓にも行きたいと思います。
 
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