NO.2762 唐津線・筑肥線を中心に運行、唐津車両C所属車による「ロマンシングサガ」ラッピング | コウさんのコウ通大百科 PART3

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(平成24年1月〜平成30年3月の記事はPART2の内容です)

 

 JR九州の長崎線内(主に佐賀県内)と言いますと、これまでも当ブログでご紹介しておりますように、9月23日改正より上の画像にあります列車が運行されておりまして、特に江北駅以南でこの姿を見る事ができております。

 

 長崎線は、9月23日改正で肥前浜駅以南が非電化された事に伴いまして、使用車両も同駅以南では上の画像2にもありますキハ47形気動車が、また、電化されております佐世保線、同じく非電化区間の大村線を回りまして運行されておりますキハ40系気動車(キハ47-4047・キハ147-4047・キシ140-4047)「ふたつ星4047」が運行されておりまして、これら区間ではこう言った製造から40年以上になります車が主役となりまして、長崎線内の運行形態も大きく変わったと言ってもいいかと思います。

 

 尚、こう言ったキハ40系気動車は、715系電車・713系電車が導入されました昭和59年改正までは特にその姿を見せておりまして、最終的には平成14年のキハ66・67系気動車転属に伴い長崎地区から一旦撤退するまで長崎線で活躍する姿が見られておりましたが、それから20年経ちまして再び長崎線(普通列車としての)定期列車でキハ40系気動車の活躍する姿が見られるに至っております(キハ40系気動車としては長崎地区は平成27年より「或る列車」が運行されています)。

 

 

 こう言った姿が長崎線で見られるようになりましたキハ40系気動車でありますが、久保田~佐賀間でも久保田~西唐津間の唐津線に乗り入れます車両におきましても10月よりある変化が見られておりまして、好評を得ております。今回は現在まで撮影しましたその姿を、同じく運行されておりますキハ125形気動車とともに、皆様にご紹介してまいります。

 

 

 それが「ロマンシングサガ」でありまして、シリーズ自体は今年で33年、「ロマンシングサガ」自体も30周年になります。これはスクウェア・エニックス(←スクウェア)がゲームソフトとして存在しているものでありますが、「サガ」と付けられている所から佐賀県とのコラボレーションも平成26年から始まっておりまして、今回のラッピング列車も平成27年以来7年ぶりにもなります。

 

 

 そのラッピング列車も、平成27年の頃はキハ125形気動車2両でありましたが、今回は佐賀県知事が唐津車両センターに所属しますキハ47形・キハ125形各気動車全17両後にキハ125-9が転属となった事で16両)で施す事を春に発表しておりまして、結果10月中に全車揃いまして、唐津線・長崎線(久保田~佐賀間)・筑肥線(山本~伊万里間)で運行されております。

 

 

 さて、ここからは運行シーンの際に収めましたものをご紹介してまいりますが、車両デザインには、「サガ」シリーズのイラストレーターでもあります小林智美氏や倉持諭氏らによるイラスト、200体を超えますシリーズのドットキャラクターが見られております。

 

 (ドットキャラクター部分)

 

 (イラストデザイン)

 

 また、今回のために描き下ろしました、佐賀出身の書道家でもあります江島史織氏の題字、佐賀県内名所のイラスト、佐賀県の名産物のドット画像などが使用されておりまして、「佐賀」と「サガ」が融合したデザインになっております。

 

 

 ここからは、同じく運行シーンにおきまして収めておりました、1両単位での姿であります。上の画像・以下画像はキハ125-2でありますが、愛称は「唐津城号(2号車)とも称されております。

 

 

 場所は変わりまして、こちらは西唐津駅に隣接します唐津車両センターでの画像であります。以下画像が唐津線最長編成4両編成で運行されております5827Dの西唐津駅到着→唐津車両センター入線時の姿でありますが、ここで一気に4両を収めます・・・。

 

 この日の先頭は、キハ47 8121でありまして、愛称は「吉野ケ里歴史公園号(8号車)でありました。よく見ましても、車体いっぱいに描かれている事がお分かりいただけます。

 

 2両目は、キハ47 8157でありまして、愛称は「大川内山号(11号車)であります。この姿を見ましても、キャラクターが実際にこの伊万里市大川内山に足を運んでいるかのような印象さえも感じさせられます。

 

 3両目は、唐津車両センターらしくキハ47形気動車ばかりの中にキハ125形気動車も連結されている姿が見られておりましたが、この車はキハ125-5という事で、「多久聖廟号(5号車)の名が付けられております。キハ125形気動車に関しましては、トイレ部分の窓が行先表示の部分しかありませんので、多久市の「多久聖廟」も広く描かれるのがいいのではないかと思います。

 

 そして、4両目がキハ47 8134「ドンバイ塀号(10号車)であります。この場合も、トイレ部分の窓が塞がっておりますので、ここに有田町の「ドンバイ塀」が描かれている事が伺えるのではないかと思います。

 

 こうして、この編成は車庫に入りまして、しばしの休みを取る事になります。その際にはその下の画像のようにキハ47形気動車ばかりの姿が見られておりましたが、唐津所属車は行先表示をするようになっておりますので、この時は全て「佐賀」の行先が見られておりました。

 

 (全て「佐賀」です)

 

 

 この後、5830Dとして佐賀駅へ向かうキハ47形気動車の編成が車庫から出てまいりました。ここでも1両別にご紹介してまいります。

 

 この日この列車の先頭を務めておりましたのが、キハ47 8062でありまして、この車の愛称は「ロマサガマンホール号(12号車)であります。佐賀県内には、「ロマンシングサガ」のマンホールのふたが各地に存在しておりまして、スタンプラリーみたいにマンホールのふたを撮影されながら回られる方もいらっしゃるそうでありまして、既にコンプリートされている方もいらっしゃるそうでもあります。本当に、まさに「恐るべし」と言う所でもありましょうか・・・。

 

 2両目は、キハ47 8132でありまして、愛称は「清水の滝号(9号車)であります。この場合は、乗務員室の扉と窓の間に、小城市にあります「清水の滝」を描かれているのがわかりますが、こう言った枠を使って滝を描いているのがわかるのではないでしょうか。

 

 このあと、この編成は西唐津駅ホームへ向かいまして、5830Dとして佐賀駅へ向けて発って行きました。本当に、唐津車両センター内はゆっくり進みますので、こう言った撮影に適していると言えましょうか。

 

 

 その後やってまいりましたのが、5829Dとして運行されていた列車でありまして、西唐津駅から唐津車両センター構内へと入ってまいりますが、こちらもキハ47形気動車2両で運行されておりました。

 

 この編成は、先頭がキハ47 9097でありまして、愛称は複数の名所がラッピングされました「ロマサガオールスター2号(14号車)でありまして、実際に複数の絵の姿が見られておりますが、中には2024年の初開催となります「国民スポーツ大会(国スポ)」のメイン会場でもあります「SAGAサンライズパーク」の姿も見られるのがわかります。

 

 一方、2両目にはキハ47 8051が連結しておりまして、愛称は「SaGa風呂号(16号車)であります。ここでは、武雄温泉を中心に、古湯温泉・嬉野温泉が見られておりまして、佐賀県3大温泉の姿が見られております。

 

 このキハ47 9097+キハ47 8051の8051の2両は、この後留置線へと入る事になりまして、折り返し次の列車の運行を待つ事にもなります。

 

 

 これで、キハ47形気動車に関しましては7両を収める事ができておりましたが、留置線中央にはキハ47 8126+キハ47 9126の2両の姿が見られておりまして、詳しく収める事ができていればキハ47形気動車は全てを収めるに至っておりましたが、そうできなかった事もありまして、今後その2両の姿を収める事ができましたら改めてご紹介したいと思います。

 

 

 場所は変わりまして、画像は山本駅で収めたものであります。ここからはキハ125形気動車を収める事ができておりまして、先述の-5にもありましたように、トイレ部分は広々としたラッピング姿も見られるのもわかります。

 

 

 まずは、佐賀駅からの5831Dであります。先頭はキハ125-3でありまして、「SAGAサンライズパーク号(3号車)でありますが、先述のように2024年に初開催となります「国民スポーツ大会(国スポ)」のメイン会場でもあります「SAGAサンライズパーク」のメイン会場であります「SAGAスタジアム」をはじめ、「SAGAアリーナ」などの姿も見られるのもお分かりいただけます。

 

 一方、2両目にはキハ125-7によります「古湯温泉号(7号車)であります。この古湯温泉は、佐賀市の北側にあります温泉で、先述の「SaGa風呂号(16号車)」にありますように県内3大温泉でもありますが、トイレの部分からドアの所にもかけまして絵が見られているのがわかるのではないかと思います。

 

 

 一方、向かいの2番ホームには佐賀行き5822Dとして1両編成の姿が見られておりましたが、この車はキハ125-4という事で、「海中鳥居号(4号車)の名が付けられております。この海中鳥居は太良町にありますが、先述のように長崎線が非電化区間となった事で、この車を乗り入れてもと言う印象さえありますが、運用の都合上見られないのは残念でしょうか・・・。

 

 

 また、こちらは別の日に西唐津駅構内で収めましたキハ125-6によります「武雄温泉号(6号車)であります。画像からは見えにくいと思いますが、トイレ部分には武雄温泉のシンボル「楼門」の姿が見られておりまして、佐賀県3大温泉の1つをよくアピールしている事もわかるのではないでしょうか。

 

 

 そして、こちらは佐賀駅で収めておりました、キハ125-8「唐津くんち号(1号車)であります。「唐津くんち」と言いますと、11月2日~4日まで唐津市で開催されておりまして、3年ぶりに3日開催を行う事ができておりましたが、この車に関しましても側面の「赤獅子」・「青獅子」の姿が見ていて印象的でもありましょうか。

 

 ちなみに、このキハ125-8が1号車となっておりますが、現在キハ125-1が大分車両センター所属となっておりますので、そう言った事からこの車が1号車となっている事がわかります。やはり-2が1号車となりましたらずれて行きますので、そうならないためにも-8が1号車となっているのもわからなくないでしょうか。尚、この車でキハ125形気動車は全7両撮影が成功、あとは現時点キハ47形気動車2両のみとなります。

 

 

 今回は、唐津車両センター所属のキハ47形気動車・キハ125形気動車によります「ロマンシングサガ」ラッピングの姿をご紹介しましたが、佐賀県側の計らいもありまして、ラッピング車両を全16両で施されているというだけでもこのラッピング列車に関しましては気合が入っているのではないかと思っております。私自身も、ご紹介しましたように今回までの間に全車は収める事はできておりませんが、キハ125形気動車は全車コンプリートしただけに、キハ47形気動車も全車コンプリートしたい所ではあります。ご覧の皆様も、収める機会・乗車する機会それぞれありましたら、ぜひともそうしていただければと思っております。

 

 参考】

 ロマンシング佐賀 2022|SQUARE ENIX (romasaga.jp)