KSWeb

鉄道やバスなど、公共交通に関するディープな話題をお届けしています。

Article

記事

2022.11.08

京成3600形に新たな動き。

D40564.jpg

京成3600形 3668編成
2022.11.5/**

▲デジタルSR無線とワンマン運転への対応が行われた3600形3668編成。来年度以降もその活躍が見られそう
X84968.jpg

京成3600形 SRアンテナ
2022.11.5/**

▲もはやお馴染みとなったデジタルSR無線用のアンテナが3600形の屋根上にも出現。取り付け位置は車体の中央付近
X84962.jpg

京成3600形 運転台
2022.11.5/**

▲乗務員室内の様子。運転台の右上に簡易モニター、左上にSR操作器が見える。貫通扉には簡易アンテナも。さらに、ワンマン運転関連機器も取り付け

2017年度より列車無線の更新が絶賛進行中の京成電鉄。2021年4月には新しい無線となるデジタルSR無線の運用が始まったところである。今年度末までの新無線への完全移行が予定されている中、車両に対する改造工事も大詰めを迎えようとしているが、ここにきて新たな動きが生じている。これまで改造が一切行われていなかった3600形のうち、3668編成がデジタルSR無線に対応した。

3668編成の工事は9月下旬から10月下旬まで約1ヶ月間をかけて実施。3500形と同様に、準備工事の段階を経ずに本設まで一気に行われている。京成の車両についてはデジタルSR無線への対応が2023年度以降も走ることへの必要条件となっていると思われるので、2編成が残る3600形のうち少なくとも3668編成は来年度以降も走ることが確定的となった。

デジタルSR無線への対応と合わせて11月ダイヤ改正より実施される予定のワンマン運転に対応した改造も実施されており、3668編成もめでたくワンマン運転を行う4両編成軍団の戦列に加わることになった。改造内容は先にワンマン運転対応が行われている3500形に準じているものとみられ、戸閉制御装置や間接制御式の車掌スイッチなどワンマン運転を実施するために必要な機器類が乗務員室内に出現しているのが確認できる。

スポンサーリンク

関連記事

京成線・芝山鉄道線 ワンマン運転始まる

京成線と芝山鉄道線でワンマン運転が始まる。京成電鉄と芝山鉄道では、11月26日ダイヤ改正より両社で初となるワンマン運転を開始した。ワンマン運転を行うのは金町線と千原線、東成田線、芝山鉄道線で...

京成線・芝山鉄道線 ワンマン運転始まる
京成3500形のワンマン運転対応改造

京成線、ワンマン運転を実施へ。京成電鉄で最古参となっている3500形。まもなく車齢が50年になる車両が出てこようとする中で昨年10月からデジタルSR無線への対応が進められているところだが、ここに...

京成3500形のワンマン運転対応改造
京成3600形3668編成 「京成パンダ号」ヘッドマーク

京成3600形3668編成、ヘッドマークを掲出して金町線を走る。5月23日から26日の4日間、3600形3668編成が「京成パンダ号」のヘッドマークを掲出して金町線の運用に入った。このヘッド...

京成3600形3668編成 「京成パンダ号」ヘッドマーク
京成3500形 デジタルSR無線対応工事始まる

列車無線のデジタル化に新しい動き。2017年度より列車無線の更新を実施している京成電鉄。4月には新しい無線となるデジタルSR無線の運用が始まったところである。車両に対する改造工事は3000形や...

京成3500形 デジタルSR無線対応工事始まる
京成線・北総線 デジタルSR無線を使用開始

半世紀ぶりの大変革。4月17日、京成線と北総線において始発列車よりデジタルSR列車無線(SR無線)の使用が開始された。SR無線を使用する区間は、京成線全線(北総線と重複する区間を除く)と北総線...

京成線・北総線 デジタルSR無線を使用開始

最新記事

2025.04.26

京成電鉄バスグループ バス事業の大再編を実施

表現するならば、「激震」。4月1日、京成グループでは傘下のバス事業会社の再編を実施した。京成電鉄の完全子会社となる京成電鉄バスホールディングスを持株会社として新たに設立。その上でグループ15社...

京成電鉄バスグループ バス事業の大再編を実施

2025.04.20

北総9800形 臨時特急「ほくそう春まつり号」運転(2025年)

今年も春がやってきた4月20日、臨時特急「ほくそう春まつり号」が運転された。同日に北総鉄道がイオンモール千葉ニュータウン提携駐車場で開催するイベント「ほくそう春まつり」に合わせて運転される恒例の...

北総9800形 臨時特急「ほくそう春まつり号」運転(2025年)

2025.04.15

京成グループ 車両の動き(2024年度)

京成グループにおける2024年度の車両の動きをまとめてみよう。2024年度の車両の動きの目玉は、やはり3100形以来6年ぶりの新型車両となる3200形が登場したことであろう。今年度は日本車両製の...

  • 京成
  • タグはありません
京成グループ 車両の動き(2024年度)

2025.04.10

京成電鉄 松戸線が開業

Hello! Matsudo Line 4月1日、京成電鉄は新京成電鉄の吸収合併を実施した。これに伴い、新京成線は同日より京成松戸線として運行を開始。1947年12月に新津田沼〜薬園台で産声を...

京成電鉄 松戸線が開業

2025.04.06

京成3000形 「桜に染まるまち、佐倉」ヘッドマーク(2025年)

今年も桜に染まるまち、佐倉。京成電鉄では、3月中旬より3000形において「桜に染まるまち、佐倉」ヘッドマークの掲出を行った。同社と佐倉市が毎年この時期に実施している観光キャンペーン「桜に染まる...

京成3000形 「桜に染まるまち、佐倉」ヘッドマーク(2025年)

スポンサーリンク