大阪上本町と伊勢エリアを結ぶ阪伊間急行は2021年7月3日のダイヤ変更で一部が伊勢中川までに短縮されて山田・鳥羽線に直通しなくなり、その関係で松阪や伊勢市・宇治山田へ行くのに伊勢中川での乗り継ぎが必要なことがありますが1度の乗り継ぎで伊勢方面に行けるのなら許容範囲であり、トイレ付き車両での運行も維持しているので今までと同じ感覚で利用出来ます。この時のダイヤ変更では阪伊間急行の短縮だけでなく阪伊乙特急の減便も行われており、大阪上本町の地上のりばに発着する列車が主な対象になっているため「特急ホームの9番のりばも寂しくなったな」って思ってしまい、ベンチに座ってビスタカーをのんびり眺める機会が殆ど無くなってしまいました。

(2021.10.13 長瀬〜弥刀間にて撮影)

 伊勢中川行き急行に充当される2610系X16ほか6両編成です。この行先の急行は名古屋線ではよく見掛けましたが大阪線では阪伊間急行の短縮まではダイヤ乱れ時等特殊な場合を除いて見ることが出来ず、当時は珍しさを感じました。ただ定期運行が無かった頃でも駅構内の自動放送は対応していましたが・・・

(2021.10.13 長瀬〜弥刀間にて撮影)

 撮影した伊勢中川行き急行は大阪上本町10:28発の1025レで、この日は大阪方から1437系VW43+2610系X16が充当されましたが宇治山田行きや五十鈴川行きで見慣れた組み合わせも伊勢中川行きだとイレギュラーに感じてしまい、私の中ではまだまだ日常の姿になっていないようです。中川急行は片道100km以上走る長距離列車の座は維持しているものの大阪線内完結列車であり、伊勢エリアまで行かないため山田・鳥羽線内では阪伊間急行が数時間に渡って運行されない事態が生じており、「終わりの始まりにならなければいいけど・・・」って心配になっています。