番外 かつて平成21年までは掲示されていた、103系1500番台電車、「唐津くんち」ヘッドマーク | コウさんのコウ通大百科 PART3

コウさんのコウ通大百科 PART3

在住する九州を中心に、鉄道・バスを中心としました記事を毎日更新しております。
(平成24年1月〜平成30年3月の記事はPART2の内容です)


 

 去る11月2日~4日まで行われました、佐賀県唐津市の代表的なお祭りであります、「唐津くんち」は、3年ぶりに全3日間通常開催されまして、多くの方々が訪れておりました。

 

 「唐津くんち」は、「新型コロナウイルス」の影響で令和2年は神事のみ、令和3年は11月3日のみの開催でありましたが、今年令和4年は通常通り開催されておりまして、沿道ではマスク姿の老若男女の姿が見られてはいましたが、それでも11月3日・4日の天候が非常によく、多くの来場者が「唐津くんち」の見物に来られている姿を見る事ができておりまして、それほど関心が高かった事も伺っておりました。

 

 そう言った事もありまして、筑肥線では本来103系1500番台電車3両編成で運行される列車が305系電車6両編成で運行されていた列車もありましたし、唐津線も佐賀市内で「佐賀インターナショナルバルーンフェスタ」が開催されていた事もありまして、本来は2両で運行される列車を3~4両に増結した列車もありまして、しかも後日ご紹介しますが「ロマンシングサガ」のラッピングを施している事もありまして、特に注目を集めておりました。

 

 

 さて、今回ご紹介しますのは、かつて103系1500番台電車に置きまして、この「唐津くんち」時にヘッドマークを掲示する姿が見られておりました。今回は、掲示最後の年となりました平成21年画像を中心に、皆様にご紹介してまいります。
イメージ 3

 

 

 103系1500番台電車と言いますと、現在は3両固定編成しか見られませんが、平成27年までは6両固定編成車も見られておりまして、全9編成中5編成で6両固定編成の車両が存在しておりました。

 

 そして、その5編成+3両固定編成4編成のクハ103形の車両におきましてヘッドマークが掲示されておりまして、筑肥線・福岡市交通局(福岡市営地下鉄)空港線まで乗り入れまして、西唐津・唐津~筑前前原~福岡空港間でその姿が見られておりました。

 

 

 そんなこの103系1500番台電車と「唐津くんち」との関係は非常に深く、国鉄時代でもあります運行開始の昭和58年より後述の画像にありますヘッドマークが曳山(やま)14台分用意されておりまして、そのヘッドマーク自体が開催数週間前より見られておりましたので、この姿を見まして「唐津くんち」が近い事を伺っていたほどでもありました。

 

 

 では、実際にそのヘッドマークの姿であります。ヘッドマークを強調しておりましたので編成全体の姿が見られない事に関しましてはご容赦いただきたいと思いますが、このように曳山の絵が描かれました姿が画像のように見られておりまして、筑肥線沿線の方などにとりましてはこのヘッドマークの姿で「唐津くんち」が近い事を知られた方もいらっしゃったのではないかとも思います。

 

 【画像はいずれも平成21年撮影】
 (1番曳山・赤獅子、E05編成)
イメージ 4

 

 (2番曳山・青獅子、E11編成)
イメージ 5

 

 (4番曳山・源義経の兜、E01編成)

 

 (6番曳山・鳳凰丸、E02編成)
イメージ 6

 

 (10番曳山・上杉謙信の兜、E10編成)

 

 (12番曳山・珠取獅子、E08編成)

 

 (14番曳山・七宝丸、E04編成)
イメージ 7

 

 

 ちなみに、この時の唐津運輸センター(当時)内の画像でありますが、画像からもわかりますように、ヘッドマークが掲出されている姿も見る事ができていたのも印象的でもありました。
イメージ 8

 

 

 しかし、翌平成22年の開催時よりヘッドマークは見られなくなりまして、画像のように普段の姿が見られるようになってしまっておりました。やはり、考えてみましても昭和58年から27年間にわたりまして取り付けられていた訳ですので、老朽化も見られていたのではなかったのでしょうか。

 

 (平成22年開催時、E03+E04編成)
イメージ 9

 

 

 その後は、唐津駅などで展示される程度でありまして、今年令和4年では「唐津車両センターまつり」で展示が行われていたそうです。現在の303系電車・305系電車でも掲示されれはどんな姿になるのかなとさえも思う所ではありますが、それが実現できないのも残念な所ではありましょうか。

 

 

 今回は、平成21年まで見られておりました、103系1500番台電車で見られておりました「唐津くんち」ヘッドマークの姿をご紹介しましたが、見られなくなりまして13年、その間には103系1500番台電車6両固定編成自体が姿を消してしまうと言った事さえもありましたが、それまでは実際に「唐津くんち」をアピールして来ていた訳でもありましたので、その存在も大きかったと思っております。本当に、昭和58年から27年間は掲示されていた訳ではありましたのでそれを思いますと老朽化等は否めない所ではありますが、かつてそう言った姿があった事を存じたい方は存じていただければと思います。
イメージ 13

#鉄道・列車