八方のバスターミナルまで戻ってきた。バスは白馬の駅へと走り去る。

 三日ぶりに帰ってきた。

 2階がモンベルになってる。

インフォメーションで日帰り温泉を聞いたらすぐ近くにあった。 八方温泉八方の湯。

きれいなお風呂でスッキリさっぱりした。

 その後すぐとなりの八方美人さんというラーメン屋さんで昼食。 

 からの食後の一杯。なんか色に誘われて買ってしまった。旨し。 

 帰りは大阪までバス。時間があるので白馬駅まで歩いてみる。

 多分あれ、オリンピックで使ったやつだな。

 僕もね、長野オリンピック見に行ったんですよ。大学生の頃。ノルディック複合とボブスレーを見た。中高の友人M牧がチケットを持ってましてね。一緒に行ったんだがあれはどこだったんだろう?調べればわかるんだろうが覚えていない。つーか長野ってオリンピックの痕跡が色々あるよね。五竜岳に登った時もオリンピックの色々がそこかしこに残ってた。

スノーピーク。

豊中の姉さんが言ってたな。スノーピークがあってそこに行くって。ここのことだわ。

ここでしか売っていない何かがあるとか言ってたな。

 

ここでタイムアップ。ここらで戻らないとバスに乗れなくなってしまう。というわけでバスターミナルへと引き返す。

で、とうちゃこ。大阪からここまで直通便があるというのはありがたいことよ。昔はね、現在の特急ひだと同様に1日1本、大阪行きの特急しなのが設定されていた。僕は1回も乗ることなく廃止されてしまった。もしその列車が残っていたら、単身赴任中に大阪ー松本間をしなの、松本ー新宿間をあずさと、特急2本を乗り継いで東京まで戻るのも面白かっただろうなと妄想する。

さぁ来ました。

大阪行きのさわやか信州号。

アルプスに行くにも東京よりはだいぶ不便だがかろうじて直通便は存在する。

さぁ帰りますか。

大阪まで8時間のロングランである。こうやって長時間一つの乗り物に乗り続けるのはワクワクする。昔は何の苦もなかった各駅停車乗り継ぎの旅も東海道線や山陽線なんかには何の面白みも感じられなくなってしまいただただ細かい乗り継ぎがおっくうに感じるようになってしまった。

 

バスはひとまず白馬の駅に向かって走る。途中で歩いて行ったスノーピークなんかにも停まった。これならスノーピークから乗ればよかったとも思ったが、あの子泣きじじいを背負ってスノーピークまで歩くことを考えたら、やっぱ八方まで戻って正解だった。

で、豊中の姉さんは白馬町から乗って来た。なんかいろいろ買い込んでた。

しかし白馬村の中に白馬町があるのね。なんか変な感じ。

で、バスは

信濃大町の駅にとうちゃこ。

この駅も何度か使ったなぁ。裏銀座を歩く時もここからだったし鹿島槍に登った時もK籐とここで合流した。

ばいばい信濃大町駅。また来るよ。

 

バスは大阪に向けひた走る。

おぉ!みんなのテンホウだ。いつも読ませていただいている山梨のブロガーの記事に時々出てくる。おぉ~これか~。ちょっと感動した。

外はいい天気なんだが

どこなんだろうね、あの特徴的な山容のお山は。

山頂には怒り狂ったような雲に覆われている。

しかし存在感あるなぁ。

実は自分でも登ったこともある有名な山だったらめっちゃアホだな、おれ。それが百名山だったら非常にお恥ずかしい・・・。

バスは穂高神社の横を通過。

裏銀座を歩く前にここでお参りしたなぁ。

 

車窓を眺めながらradikoで本日開幕の高校野球を聞く。いや~便利な世の中ですな。ラジオがなくてもラジオが聞ける。ほんとスマホ一つで何でもできる。電車にも乗れるし、買い物もできるし、電車やバスも予約できる。逆にこれを落としたりなくしたりすると完全に路頭に迷ってしまう。それはそれで恐ろしい。

本日は8月6日。広島の人間的には特別な日。原爆の日である。今を手放しで平和な時代とはいえないが、それでも普通に高校野球をやれてる日常は戦争中ではありえない。戦争はいかん。そして平和というものはありがたいものである。

車内はこんな感じ。ガラガラなのでリクライニングをマックに倒し大阪までの8時間を存分に楽しむ。

そして京都駅まで帰ってきた。ここまで来ると残りは完全に消化試合と言った趣。そろそろ降りなきゃなと気が急ってくる。

そしてバスは終点、大阪梅田の阪急三番街にと~ちゃこ。僕はJR、豊中の姉さんは阪急なのでここでお別れ。豊中の姉さんは箕面の勝尾寺や妙見山あたりもうろうろしているようなので、またどこかで会うかもしれん。

子泣きじじいを背負って大阪駅に向かう。

今回も充実した山行だった。予備日が2日もあったから悪天候でも予定通りのルートを歩けた。あれがきつきつのスケジュールだったら頂上宿舎からピストンで猿倉に戻っていたかもしれん。あるいはそれでも強行で鑓温泉まで行ってたかな。でも1日停滞してよかった。きれいな景色の中を歩けたから。

そして川西池田に到着すると2連のDD51がやってきた。

で、2か月前に書いた「真夏の夜の夢」に続くのである。

 

というわけで長々引っ張ってきた夏山山行の日記も本日で終了。

ちなみに帰宅後、子泣きじじいの重量を量ってみると・・・なんと24kg!!!

いや~笑った笑った。こりゃまともに歩けるわけねーわ。いらんもん持っていきすぎ。大事なもん忘れるくせに。

テン泊装備でフィールドスコープなんかを担ぎ上げたいつぞやの5月の涸沢山行でも23kg。山の上だと高いからと下界から瓶ごと酒を担ぎ上げた(氷も)いつぞやの北岳は25kgいったけどそれも30代前半の話。今とは体重も体力も全然違う。

全くコースタイム通りに歩けず「あ~おれもう駄目だ。終わってるわ。」と大きく肩を落としていたが、背中の重量がわかってからは「いやいやこんなもん担いでよく歩けたことよ。」と逆に自信になった。

それからの山行はほぼ空身だったから足がすいすい出て「おっ!なんか調子がいい!!!」とノリノリで歩いてた。

下りや平たんでは走ったりなんかしてね。東六甲の悪夢までは・・・。

 

六甲全縦まであと10日。今のところ出場の予定だけど、五体満足でもボロボロになるあの大会。まともなトレーニングもできていない中で不安は募る・・・。

 

どうなるとしぷー?10日後の結末を乞うご期待。

 

というわけで「2022 夏山山行 いざゆけ白馬三山!!!」、ここに幕を閉じる!

ありがとうございました。