柏崎駅から特急しらゆき6号に乗り、直江津駅にやってきたのが14時50分。次に乗る列車までは30分ほど余裕があります。ここ直江津駅は、これまでに何度か通過こそしたことがあるものの未訪問のままとなっており、この時間を利用して改札の外へ出てみます。

 

まずは駅舎から。

 

 

続いて駅前風景を撮影します。

 

 

駅の知名度の割に、なんとも寂しい感じですね。直江津駅のある上越市は人口約20万と、県内第3位を誇っています。クルマで来た際、国道沿いにロードサイド店舗が立ち並ぶ盛況ぶりを見たことのある私としては、この光景はかなり意外でした。旧直江津市旧高田市の2市の合併により誕生したという市の性格上、市街地の分散はある意味仕方ないこととはいえ、正直鉄道の将来に不安を感じずにはいられません。

 

なんともいえない気分のまま構内へ戻り、しばらくホームで佇んでいると、糸魚川行きの列車が入線してきました。

 

 

この列車、見ての通り単行です。悲しいですが、これで間に合ってしまうほどの需要しかないのでしょう。

 

それでも発車時刻の15時25分が近付くにつれ乗客は増えていき、ほぼ満席の状態で直江津駅を発車。路線名の『日本海ひすいライン』の名の通り、日本海沿いを西へ西へと進んでいきます。

 

すると途中で車掌さんのアナウンスが入り、車内改札を行うとのこと。車内改札なんていつ以来だろう? 都市部を中心にIC化が進んだ現在となっては、特急ですら省略することがありますが、不正防止の観点からも、他の会社や路線でも抜き打ちでやった方が個人的にはいいのではと思っています。堂々ときっぷを見せ、あっという間に検札は終了。見た限りでは、みんなしっかりときっぷを持っているようでした。

 

そうそう、今回このえちごトキめき鉄道日本海ひすいラインに乗るにあたり利用したのは『トキてつ18きっぷ』。当日有効の青春18きっぷを持つ利用者限定で販売され、価格は\1,000也。これで全線が乗り放題となるオトクなきっぷです。糸魚川到着後は少し足を延ばして親不知駅まで往復しようとしているだけの私では、正直ほとんど元は取れないですが、乗車記念にということもあり、直江津駅で購入しておきました。新幹線開業により第三セクターとなった鉄道会社でも、少しの出費でこうした救済措置があるのは、本当にありがたいことだと思います。

 

直江津駅を発車しておよそ45分、終点の糸魚川駅には16時10分の到着です。

 

 

 

昨日に続き、今日も日のあるうちに目的地にやってきました。

 

そして今夜の宿は、駅から道路を挟んでスグに位置するこちら。

 

 

1泊\7,500はちょっと高いですが、利便性を優先させました。明日も早朝の出発を予定しており、こればかりは仕方ありません。

 

チェックインのみを済ませ再び駅へ戻り、前述の通り16時57分発の行き普通列車に乗り、親不知駅まで往復します。

 

その親不知駅到着は17時08分。

 

 

ホームからは海上を走る北陸自動車道の高架橋が間近に見えます。

 

 

大自然の中に巨大な無機物といった、ある種異様な光景が広がっていました。写真では、イマイチその異様さが伝わらないのが残念です・・・

 

こちらは親不知駅駅舎。

 

 

 

海岸近くにひっそりと佇み秘境感は抜群。付近に集落こそあるものの利用者は少なく、私が訪れた際も人の気配は皆無でした。

 

1時間ほどのんびり過ごし、糸魚川駅へ戻ります。

 

 

さすがにだいぶ暗くなってきましたね。

 

その後駅近くの中華料理屋で食事をとり、しばし部屋でくつろぎます。今日は朝からまともなものを食べてなかったこともあり、とても満足することができました。

 

最終日の明日は、6時ちょうど発の始発に乗り大糸線を制覇予定。残り1日も、しっかり満喫しようと思います。