久々鉄分補充旅 ⑤代行バスに | 梅掛鉄男のブログ

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 富良野を1648発。キハ40単行の東鹿越行き。紅葉の時期になると日の落ちるのも早くなります。この先陽光は期待できません。当初予定を立てた時、旭川宿泊で昼間の代行バスを考えたのですが…。旭川発5時台に乗って釧路まで各駅停車で進む!と考えました。でも、最近一人旅すると結構キツイのですよ。よる年並みと言うやつですかね。なので今夜は無理しても朝は7時台にしようと。結果、やむなく狩勝の景色は犠牲にしても元気のある内に代行バスに乗ることにしました。旅で疲れると言うと宮脇俊三先生の最後に「疲れた」と書いていらっしゃったのを思い出します。歳を重ねるとはこう言うことなのか。思わず暗くなりますが、秋の日の落ちる様に少し感傷的になりました。柄にもなく(笑)。


 富良野を改めて出発しました。





布部、山部の両駅。富良野に近いせいなのか可愛く作られてます。この先はもう暗くなりました。金山湖とか少し見えるかと思いましたが無理でした。少なくとも画像に残すことは無理ですね。


 やがて到着したのは。



根室本線滝川口暫定の軌道終点、東鹿越。この先は鉄路は繋がっても列車は走らない。そして恐らく遠くない将来完全に廃止される。あれ?何か全部感傷的な今日。人生にも黄昏て来た?まあそんな日もありますよね。


 この先新得までの休止区間を繋いでくれるのはこちらの代行バス。



車内。



乗客少ないですね。


 鉄道休止中のこの区間の代行バスにこだわった理由は、日高本線の代行バスも乗りたくてたまらなかったのですが、計画してる間にコロナ禍になってしまい、指を咥えて廃止になるのをニュースで見るしかなかった…その悔いからせめて根室本線のこの区間だけは乗りたいと思ったのです。あれ、全ての感傷のもとはここにあるのか…。


 代行バス区間にある駅は幾寅と落合。



幾寅駅は映画のロケ地として幌舞駅も作られてます。幾寅の駅名板は分からなかったのですが、幌舞だけ辛うじて。


 幾寅で驚いたのは、意外と駅前市街地がしっかりとある事。そしてその市街地に入りはじめに歩行者を見かけた事!こんな、と言っては失礼だけど山中の小駅近くで、いくら町があってもなかなか歩行者を見かけることは稀です。駅近くのコンビニにも車で来てる方がいらっしゃる。幾寅って結構良い町のようです。被災して鉄道が休止してもこれだけ人の動きがあるなら、まだまだ幾寅は鉄道廃止でもおそらくそれほど影響無いのかもしれませんね。鉄道頼りの東京暮らしからは想像できないのですが。


 もう一つの停車駅、落合。



こちらは幾寅と違って静かな暗い駅前でした。これから狩勝峠越えなのですが、真っ暗で何も見えません(笑)。まあ覚悟していた範囲内です。が、想定範囲外の事が起きました。



サホロリゾートに止まったのです!代行バスだよね、これ。新得に着いてから改めてバスを眺めました。



あらー!代行バス表示の隣にサホロリゾートの送迎バス表示!なるほどねー。代行バスとサホロ送迎を兼ねる事で効率化しているのですね。恐らくこれでJR北海道とサホロと2つのスポンサーを得ることで収益も上がるでしょうから。窮すれば通ず、で色々な作戦を思いつくものですね。


 感傷的になってしまう行程はこれで終わりました。この後のことはまた後日に。